4K解像度ゲームも余裕の快適さ! RTX4090搭載、最先端ゲーミングPC『G-Tune XP-Z』の実力は?【電撃ベストバイ2022】

びえ
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 2023年に入り、今年もさまざまな新作ゲームの発売が予定されています。せっかく最新のゲームを遊ぶなら、パソコンの性能にもこだわりたいところですよね。

 この記事では、昨年末にマウスコンピューターから発売された、ゲーミングパソコン『G-Tune』シリーズの最上位モデル『G-Tune XP-Z』のレビューをお届けします。

ゲーマーの理想ともいうべき、最新型ゲーミングPC!

 まずは『G-Tune XP-Z』の基本性能を確認。『G-Tune』シリーズの最上位モデルというだけあって、最新鋭のパーツが使われています。

 CPUはCore i7-13700KF プロセッサー、グラフィックカードはGeForce RTX 4090、メモリは64GBと最上位の名にふさわしい構成。インテル Z790 チップセットを採用しており、新しい高速メモリ規格のDDR 5にも対応しています。

 なかでもGeForce RTX 4090は、現状では最高クラスの性能を誇る最新のグラフィックカード。最新のゲームを4K解像度などの高グラフィックで、しかも快適にプレイすることが可能になります。

 また、CPUクーラーは水冷クーラーを採用しており、パーツの熱を効率よく冷やしてくれます。ケースの構造自体も、エアフローを考えた作りになっており、ケース内部の冷却を後押し。長時間のゲームプレイでも、温度が上がるのを抑えてくれます。

  • ※写真の構成はイメージです。搭載パーツや仕様は実際の製品と異なる場合があります。

 さらに、ストレージは2TBのM.2 SSDと、4TBのHDDを搭載。たっぷりのストレージ容量で、遊びたいゲームがたくさんある時でも、容量を気にしていちいち消したり、入れ替えたりといった手間がかかりません。

 注文時のカスタマイズ内容により多少の変動はありますが、拡張スロットや拡張ストレージベイも用意されているので、後々必要になった時に自分でカスタマイズすることも可能です。

活躍の場はゲームだけにあらず! 動画編集はもちろん、流行りのAIによる画像生成にも!

 性能が高いことは分かったけど、具体的にどんなことが出来るの? と疑問に思った方もいるかもしれません。せっかくゲーミングPCを買うんだから、ゲーム以外にも活用していきたいですよね。

 『G-Tune XP-Z』のような高性能のパソコンであれば、高解像度でゲームをプレイするのはもちろんのこと、さらにレイトレーシングやDLSSといったグラフィックに関する機能も使うことができます。

  • ▲『サイバーパンク2077』ベンチマークテスト画面

 レイトレーシングとは、簡単に言えば光の屈折や反射などの表現をよりリアルにする技術のこと。たとえば、水たまりに映り込む景色の表現などが強化されます。

  • ▲『サイバーパンク2077』ベンチマークテスト画面

 さらにDLSSを使えば、高い画質とフレームレートを両立させることが可能。高解像度でもカクつくことなく、スムーズにゲームをプレイできます。

 画像や動画編集のようなクリエイティブな用途でも、この性能を活かすことが可能です。例えば動画編集をする際には、“エンコード”という手順が必要になるときがあります。

 これは動画や音声のファイル形式を、別の形式へ変換する作業のことですが、場合によっては処理に長い時間がかかることも。GeForce RTX 4090の性能はここでも発揮することができ、より早くエンコード処理を行うことが可能です。

 さらに、ここ最近で急速に普及しはじめた、AIを使った創作活動にも向いています。

 少し前に、AIに絵を描かせるソフトが話題となったことがありましたが、効率よくAIによる学習や画像生成を行おうとした場合、それなりのPC性能が必要となります。AIを用いて、短時間で多くの絵を生成しようと考えるなら、まさに本製品はうってつけと言えるでしょう。

4K解像度でもなめらかなゲームプレイを実現! 処理の重いゲームもおまかせ

 ここからは、ベンチマークテストや実際にゲームをプレイして、本製品の性能を確かめてみます。高い性能を活かすため、ここからの検証はすべて4K解像度(3840×2160)で行っています。

 ただベンチマークテストの結果を見るだけでは、なかなかピンとこないこともあるかと思われますので、筆者の自前のPCとの比較も行います。筆者のPCはCPUがAMD Ryzen 7 5700X、グラフィックカードはGeForce RTX 3070、メモリは16GBです。

 さすがに最新型のPCと比べるとかなり見劣りしますが、それでも決して性能は低くありません。RTX 3070や3060は、現在でも市販のゲーミングパソコンによく採用されており、それだけ使用者も多いと思われるため、比較対象としては適任かと考えました。

 まずは、ベンチマークテストとしては定番の3DMARK『Time Spy』から始めてみます。

●RTX 4090の結果(『G-Tune XP-Z』)

●RTX 3070の結果(筆者の自前のPC)

 比べてみると差は歴然ですね。グラフィックスコアでは、RTX 4090が36399、RTX 3070が13417と、2倍以上の差が出ています。

 フレームレートに関して言えば、テスト1ではRTX 4090が240FPS、RTX 3070が89FPSと、ほぼ3倍に近い差です。処理の軽いゲームなら、非常になめらかな映像を楽しむことができそうです。

 次に、『サイバーパンク2077』にアップデートで追加されたベンチマークテストも試してみました。処理の重いゲームタイトルのため、4K解像度で動作させるにはそれなりのPC性能が必要です。

 まずは、テストに初めから入っている設定、プリセット名“レイトレーシング:ウルトラ”で比較してみます。

●RTX 4090の結果(『G-Tune XP-Z』)

●RTX 3070の結果(筆者の自前のPC)

 こちらも、大きな差が出ています。RTX 4090では平均108FPS、RTX 3070では平均38FPSです。DLSSが自動になっているとは言え、処理の重いゲームを4K解像度で、さらにレイトレーシングも高設定の状態で平均100FPS以上が出るというのは、驚異的です。

 まだまだ余裕があるように見えたので、テクスチャの質を高、レイトレースライティングを最高設定のサイコ、DLSS品質をウルトラパフォーマンスという、非常に負荷の大きなカスタム設定で試してみました。

●RTX 4090の結果(『G-Tune XP-Z』)

 この設定でも、平均FPSは117という快適な動作を見せてくれました。まだ余力を残している印象さえあります。4K解像度の高グラフィックでゲームを遊ぶには、申し分のない性能であることが分かりました。

 最後に、『Portal with RTX』を実際にプレイしてみました。こちらも『サイバーパンク2077』同様、かなり処理の重いゲームタイトルです。

  • ▲窓の部分に照明が映り込む様子なども、美しく表現されています。

 レイトレーシングをオンにした状態でも、カクつきなどを感じることなく、非常に快適にプレイすることができました。

まだまだ余裕が見える結果に! これから発売されるゲームでも本領発揮に期待!

 意図的に処理の重いタイトルを選んでプレイしてみたのですが、無理をしている様子はまったくなく、余裕さえ感じられる動作を見せてくれたマウスコンピューターの『G-Tune XP-Z』。

 これから発売されるゲーム作品では、今よりもさらに高グラフィックな、より高いPC性能を要求するタイトルも出てくるかと思いますが、それらにも余裕をもって対応してくれそうです。

 日々進化していくゲームグラフィックを、理想の状態で楽しみたい! というゲーマーには、間違いなくオススメのPCです。

 最新のパーツを採用しているため、それ相応に高価なものではありますが、一度この快適さを実感してしまったらもう元には戻れない、そんな風に感じさせる製品です。技術革新が進むゲーミングPC市場ですが、この実力ならしばらくはスペック不足に悩まなくて済むのも、嬉しいところですね。

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