櫻井翔主演『大病院占拠』2話感想。“鬼”たちの要求が判明する!? 【ネタばれ注意】

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 日本テレビにて、毎週土曜日よる10時より放送中のドラマ『大病院占拠』のレビューを掲載します。

 『大病院占拠』は、鬼の姿をした謎の武装集団によって占拠され大病院で、休職中の刑事(櫻井翔)が、人質を救うため犯人に立ち向かうサスペンスドラマです。

 武装集団と、捜査官・武蔵三郎の緊張感あふれる頭脳戦、そして色の違う鬼の面を被ったそれぞれの正体にも注目です。

 2023年1月ドラマの注目作である本作を、ドラマ大好きなライターがレビューしていおきます。

 本作は原作のないオリジナル。先がどうなるかまったく分からないので、あれこれ考察するのも面白そう。

 犯人となる10人の鬼の配役がキャスト欄でモザイクになっており、彼らを誰が演じているのか、という考察も楽しみの1つです。

※この記事には、ドラマのネタばれが含まれています。

第2話 大配信

主人公が犯人の1人と接触するも……!?

 主人公の武蔵が“鬼”たちのドローンに見つかったところで終わった前回に引き続き、ドローンから逃げる主人公の姿から第2話は始まります。武蔵はなんとかエアダクトに逃げ込み、手術室とICUを回って人質を発見、妻の無事も確認します。

 しかしそこへドローンが追撃。その爆発に巻き込まれ、部屋に落ちたところを白鬼に捕まってしまいます。スキを見て反撃を試みるも、正体を明かそうとしたところで“鬼”からの緊急放送!! 妻を人質に取られ、呼び出されてしまいます。

 “鬼”たちは、没収した妻の裕子のスマホから、武蔵と裕子が夫婦であることを見抜いていたのでした。関係をすぐに見抜いた“鬼”たちのファインプレイですが、そもそも武蔵がエアダクトに入ったとき、柵を閉めていなかったのは、なかなか痛恨のミスだったかも。

 また、その一方で、病院の外では、内部を偵察しようとする機動隊の近くで、救急車のセキュリティアラームが鳴り響きます。機動隊が様子を見ようとすると、いきなり爆発!! 警察関係者にも負傷者を出してしまうのでした。

 アラームは、病院内を偵察しようとする部隊を退けるための罠だったのです。犯人たちが用意周到にこの事件を計画していたということがわかりますね。

 警察の対応も後手後手に回っていて、今のところ“鬼”たちの方に分があるようです。

主人公の脱出で物語は動く!

 確保した白鬼と一緒に、“鬼”たちと対峙することになった武蔵。そこには捉えられた妻の裕子の姿も。互いの人質を交換する交渉の果て、妻の裕子が窓から落下しそうになります。

 その妻を助けようとする武蔵は、黄鬼との格闘へ。ここで注目は、白鬼の発した「あなた、どいて」の言葉。

 銃撃の邪魔で撃てないということなのでしょうが、その言葉から、2人は夫婦ではないかと推測できます。

 そして、なんとか妻を助けたものの、自分が窓から落下してしまった武蔵。ここでいきなり落下とは、さすがにちょっと予想できませんでした(笑)。主人公が一回離脱するのは1つのセオリーではありますが、まさかこんなに早いとは! とにかく展開が速くて気持ちいいです。

色々な状況が動き始める!

 CMまたぎで安否は分からない感じでしたが、さすがに死んだとは誰も思ってないだろうという状況で、そのほかの現状があれこれ語られます。

 まずは人質たち。自暴自棄になる医師もいて、どうやら不協和音が発生。人質同士の連携も取れておらず、かなり悪い雰囲気です。

 駐車場に残された配信者は、なんとか病院内に進入。そしてそこで、“鬼”たちの話を盗み聞き。どうやら、彼らは“例の場所”と呼ばれるものを探している模様。これが本当の狙いなのでしょうか。

 さらに、捜査本部では手術室の放送機材のハッキングに成功するも、これも“鬼”側の仕掛けた罠で、相手に動きを読まれていることを知ります。

 そして最後に、あの高さから落下して助かった主人公武蔵が捜査本部に合流。情報の共有を果たすことに成功します。このとき、娘とも再会。この娘の存在も、今後何か関わってきそうな予感がしますね。

 それにしても、助かるどころかピンピンしている武蔵の姿には、少し笑ってしまいました。また、テーブルで見ているだけのお偉いさんたちは完全に現場に丸投げで、まったく役に立ってないことも分かりますね。それはそうと、渡部篤郎さんは、こういう無能か有能か分からないお偉いさんの役をやらせたら天下一品だと思います。

配信が始まる!

 武蔵が合流したところで、“鬼”たちのライブ配信番組、“百鬼夜行チャンネル”が始まります。世界中の人に、県警との交渉の過程をすべてリアルタイムで配信するというのです。

 かくて交渉が始まるのですが、“鬼”は、人質の1人を引っ張り出し、自分たちの望みを答えるよう要求。

 そして武蔵がその交渉に介入し、配信に写っている獄卒のイラストをヒントに、要求を言い当てます。その要求は、人質の犯した罪の告白。彼らは、人質が犯した罪を、全世界に発信しようとしているのでした……。

今後の見どころは?

 犯人の要求がハッキリしたところで、第2話は幕を閉じます。そこから分かることは、人質全員の罪を告白させるなら、たまたま人質になったのではなく、理由があって集められたこと。それなら、今の人質以外をあっさり解放した理由も分かります。

 そうなると、やはり妻の裕子も、何かの罪を背負っているのでしょうか。また、彼らが探している“例の場所”も気になるところです!

これまでに判明した“鬼”たち

青鬼:????(????)リーダー?
緑鬼:????(????)
赤鬼:????(????)サブリーダー?(常に青鬼と行動)
黑鬼:????(????)女性
黄鬼:????(????)軍事経験者?、白鬼と夫婦?
白鬼:????(????)女性、黄鬼と夫婦?
桃鬼:????(????)女性
灰鬼:????(????)
茶鬼:????(????)
橙鬼:????(????)

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