日々人を乗せたロケットの打ち上げを眺めながら、六太は子供の頃を思い返す…31話“ロケットロード”【宇宙兄弟再放送】

電撃オンライン
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 1月26日(木)18:15よりテレビ埼玉で再放送されるアニメ『宇宙兄弟』31話“ロケットロード”のあらすじを紹介します。

31話“ロケットロード”あらすじ(アニメ公式サイトより)

 大勢の観客が見守る中、日々人たちが乗ったマルスワンは、噴射炎と白煙をあげながら一気に発射された。

 「あいつ……本当に宇宙に行きやがったな」

 打ち上げ場所から遠く離れた旧管制塔で見ていた六太は、子どもの頃日々人と一緒に、ISS(国際宇宙ステーション)に滞在中の星出飛行士と通信したことを思い出していた。

 六太たちが子どもの頃、JAXAでは『ISSと通信しよう』というイベントが開催された。

 集まった子どもたちは、ISSにいる星出宇宙飛行士とモニターごしに質問することができ、そのとき日々人が「自分は絶対宇宙へ行く!」と宣言したのである。

 しかしこの頃から六太は、『世の中には絶対なんてない』と考えていた。

 そのため、いつも軽く『絶対、絶対』と口にする日々人を、よく思ってはいなかった。

 だが日々人は、『大丈夫、俺の中に絶対はあるから』と努力し続け、本当に宇宙へ行ってしまったのである。

 空に残ったロケットの軌跡に、六太は日々人を重ねていた。

 『――ロケットロードは寄り道をしない。後戻りもしない。ただ一直線に宇宙へ伸びる道。まんまお前みたいだな――』

 打ち上げ後、ホットドックを食べながら、六太はデニールに質問されていた。

 「自分の弟が宇宙へ行くってのはどんな気分だ、お?」

 『ほとんど今日の空のようだった』と六太が答えると、デニールは笑いながら空と人生との違いを語りはじめた。

 「空は誰の物でもない。人生は自分のもんだ。人生はコントロールがきく」

 言い終えた後、デニールは自分の名刺をよく見るよう六太に促した。そこにはなんと、『NASA主任教官パイロット』と書かれていた。

 「……パイロット!?」

 日々人にジェット機の操縦を叩きこんだのは、実は目の前にいるデニールだったのだ。

 「ムッタ、もし宇宙飛行士に選ばれたら、次に会うのは飛行場だ! イエ~イ!」

 デニールのことを『運転が荒い変なじいさん』だと思っていただけに、唖然とする六太だった。

©小山宙哉・講談社/読売テレビ・A-1 Pictures

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