『魔王学院の不適合者 Ⅱ』2~4話の感想。4話の名言にシビれた…!! けど、こんな急展開なのにまだ折り返し前って本当ですか?

セスタス原川
公開日時

 現在放送中のアニメ『魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~』の第2期。電撃オンラインでは、その感想記事をお届けしておりますが、この記事では第2~4話の感想をお届けしたいと思います。

 最新話である4話では、ついに本章最大の敵の正体が明らかになり、物語は衝撃の展開を迎えましたね。筆者はアニメから入ったファンなので、どんな手物語になっていくのか目が離せません! ここから先は第2~4話のネタバレもありますので、ご注意くださいね!

アノスに勝負を挑んだ時点で……ねえ?

 2話の見どころは、アノスと熾死王軍参謀、ジーク・オズマと知恵比べ対決です。このシーン以外にも、アニメ第2期の敵はあの手この手でアノスと対等な戦いをしようとしてきます。「あの手この手を使わないとマシな勝負ができない」という時点でアノスの強さがうかがい知れますが、それはそれで「今度はどういった手段で来るんだろう?」という見方で楽しんでいる自分もいるんですよね~。もちろん「アノスはどうひっくり返すんだろう?」までセットで。今回は頭脳を競う謎解き勝負が繰り広げられました。

 視聴している筆者も、ジーク・オズマの提示するヒントを元に謎解きを考えてみましたが、そのシーン中の短い時間ではまったくわからず……。つか、アノスの推理に聞き入ってしまうというか……。推理しているアノスもまたかっこいい。

 それはさておき、わからないのも当然でした。ジーク・オズマは偽りの記憶を自分に与えて正解の無い謎解きを出していたのでした。アノスはとんでもない頭の回転の速さで、この知恵比べ自体が罠であることに気が付きます。正々堂々の勝負と思いきや、汚い! こいつぁ汚い!!

 勝負を破棄した結果、アノスは5秒間魔力を封じられることに。しかし、殺されたメルヘイスを疑似根源で生き残らせ、ジーク・オズマの“アノスの周辺の戦力を削ぐ”という計画を根本から破綻させるのでした。そのことに驚きおののくジークに説明するアノスですが……やっぱりこの瞬間が『魔王学院の不適合者』でもっとも楽しみな瞬間のひとつですよね!

 一方、同じく四邪王族の手下と戦っていたアノスの仲間たちも、それぞれが力を発揮して追っ手を撃退。どのマッチアップも劣勢からの逆転劇で、それぞれの戦い1つで1話分の物語になってもおかしくないくらいのボリュームでした。

 アノスが強いのは当たり前として、仲間たちも彼に頼ることなく自分たち自身で戦う心構えがすごく良いですよね。アノスが仲間を信頼する理由がわかります。


 その後、アノスたちは統一派のトップであり、過去にアノスの右腕として仕えていたシンからの連絡を受け、大精霊の森・アハルトへルンに向かうことになりました。

魔王の前では不正解も正解に変わる!

 アハルトへルンに向かう道中の街中で、顔にもやの掛かった記憶喪失の少女と出会ったアノス。1話から見ている視聴者からすると「どう見てもレノじゃん!」となりますが、面識のあるアノスでもその正体はわからない様子。さすがのアノスですら、こんな場所にレノがいるとも思わなかったのでしょうね。

 アハルトへルンへの道を知っている彼女いわく、日食の時に妖精を笑わせることができれば道が開けるとのこと。

 日食なんて滅多に来ないうえ、時間にしても数分ですが、アノスは魔力で無理やり日食を起こします。そりゃアノスにとっては惑星ひとつ動かすなんて造作もないことですよね。サーシャたちもアノスの“当たり前”にはもうツッコむ気力も無いようです。視聴者としても、流石にそろそろ普通の感覚が麻痺してきます。

 妖精を笑わせるために奮闘する面々の姿は、貴重なシュールギャグシーンでした(笑)。こういうシーンでやはり存在感がある……と言うと怒られるかもしれませんが、ある意味ミーシャの“らしさ”が存分に出ていたなと思います。今回も一芸を披露して笑いを取ると宣言していましたが、視聴者を含めて誰もそれに期待している人はいなかったでしょう……。そういうところが彼女の可愛いところでもあるんですけどね!

 その後、アハルトヘルンに移動し、四邪王族との対面から、精霊の学び舎に閉じ込められるシーンへと移ります。今回行う四邪王族との勝負も単純な戦いではなく、精霊に関するテストで競うことになりました。

 テスト中には、問題文が緋碑王ギリシリス・デッロによって書き換えられており、アノス以外の仲間たちは回答に苦戦。しかし、アノスは理滅剣の力で不正解の回答を正解にするとんでもないちゃぶ台返しを披露し、全員を合格へと導くのでした。

 姑息な策略でアノスを狙ったギリシリスは自業自得ですが、ここまで強引な突破法をされると少し可哀想な気もしますね……。“理滅剣”の文字通り、理不尽な結果となりました。

4話はアノス好き必聴の名言あり!

 その後も試練は続き、アノスは一歩ずつ精霊王の元へと近づいて行きます。道中の正解の道を当てる試練は、全員がアノスの姿になり、あとでアノスと入れ替わる荒業で突破。大量のアノスがいるこの絵面は姿だけとは言え、敵からしたら恐ろしいことこの上ないでしょうね……。

 ギリシリスとは、再び第4話で直接対決を行うことに。しかし、ギリシリスはまたしても特殊条件を用意しており、お互いに同量の魔力のみで行う技量対決に持ち込みます。

 ここまでの流れから察してもらえる通り、もちろんそんな条件を用意してもアノスに敵うはずもなく。ギリシリスが1000年かけて習得した古代魔法は、アノスも2000年前に習得しており、その欠点も知っていたのでした。

 最後にアノスが口にした「お前が目指した深淵の底は、2000年前、俺がとっくに通り過ぎた浅瀬にすぎぬ」というセリフ。この一言に、アノスとギリシリスの格の違いが表れています。「2000年前」だけでも十分なのに、あまつさえ「浅瀬」とは……。この一言は、梅原裕一郎さんの演技も相まってなんだかとっても“キた”セリフでしたね。この一言のおかげで、4話は個人的にたまらないエピソードとなりました。

ミサの正体がついに……!

 4話のCパートでは、精霊王がシンであることが発覚。同時に、魔法放送でアヴォス・ディルヘヴィアからアノスの対しての宣戦布告が放送されていました。

 本来は偽りの王として作り上げられたアヴォス・ディルヘヴィアは、精霊王として現世に顕現。その正体はミサだったのです。

 キービジュアルの時点で雰囲気の違うミサが描かれていたので、ミサ絡みで何かあると思っていた方は多いと思いますが、こうもはっきりと敵として登場するとは……。

 そして、普段は温厚な雰囲気なミサだからこそ、この黒く染まったアヴォス・ディルヘヴィアとしての姿の迫力が増しますよね。

 4話の段階では、はっきりと姿を変えたミサがしゃべるシーンはなかったので、声色を含めてどんな雰囲気になっているのか楽しみです。もちろん、アノスとどのような戦いをするのか……というよりも、アヴォス・ディルヘヴィアに対して、アノスがどんなどんでん返しを決めてくれるのかワクワクします!

 あとは、ミサが真の姿を見せたことで、ミサを愛するレイ、父親であるシンはどう動くのかも気になるところ。今回もミサとレイの愛を感じるシーンがありましたし、困難を乗り越えて2人が幸せになって欲しい気持ちが毎週高まってしまいます……。

 まるでクライマックスのような雰囲気で進んでおり、皆さん忘れているかもしれませんが、現時点ではまだ4話という衝撃の事実。すでに1クール分くらいの濃い物語を楽しませてもらっていますが、まだ折り返しにすら立っていません。『魔王学院の不適合者 Ⅱ』が始まってから濃厚な週末を味わえていますが、その楽しみは今後も続きそうで嬉しい限りです。

放送・配信情報

【放送】
2023年1月7日より各局にて放送開始!

TOKYO MX 1月7日(土)より 毎週土曜24:30~
とちぎテレビ 1月7日(土)より 毎週土曜24:30~
群馬テレビ 1月7日(土)より 毎週土曜24:30~
BS11 1月7日(土)より 毎週土曜24:30~
読売テレビ 1月10日(火)より 毎週火曜27:41~
テレビ愛知 1月10日(火)より 毎週火曜26:05~
AT-X 1月7日(土)より 毎週土曜24:30~
【リピート放送】毎週(水)20:00~/毎週(金)8:00~
※放送日時は編成の都合等により変更となる場合もございます。予めご了承下さい。

【配信】
dアニメストアにて地上波同時・単独最速配信決定!

dアニメストア……1月7日(土)より 毎週土曜24:30~
ABEMA……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~
niconico(ニコニコ生放送/ニコニコチャンネル)……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~
ひかりTV……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~
GYAO!……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~
FOD……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~
バンダイチャンネル……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~
Hulu……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~
TELASA(見放題プラン)……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~
J:COMオンデマンド メガパック……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~
milplus 見放題パックプライム……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~
U-NEXT……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~
アニメ放題……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~
Amazon……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~
DMM TV……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~
ytv MyDo!……1月15日(日)より 毎週日曜10:00~
TVer……1月15日(日)より 毎週日曜10:00~
NETFLIX……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~

都度課金サイト

Rakuten TV……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~
music.jp……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~
ビデオマーケット……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~
HAPPY!動画……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~
クランクイン!ビデオ……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~
ムービーフルplus……1月14日(土)より 毎週土曜24:30~


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