『電脳冒険記ウェブダイバー』が期間限定参戦! グラディオンとアンギルオンに奇妙な絆が…【スパロボDDコラム#82】

電撃オンライン
公開日時

 バンダイナムコエンターテインメントより配信中のiOS/Android用アプリ『スーパーロボット大戦DD』の第82回コラムをお届けします。

『電脳冒険記ウェブダイバー』が期間限定参戦! 声優・杉田智和シナリオプロデュースによる“静かなる刻を共に感じて”まもなく開催終了!!

 『電脳冒険記ウェブダイバー』が期間限定参戦! 11月に『ブレイクブレイド』が期間限定参戦してからまもなくのことだったので、驚いた方も多いのではないでしょうか。

 2001~02年に放送されたテレビアニメ『電脳冒険記ウェブダイバー』は、正義感あふれる少年・結城ケントが、電脳世界“マジカルゲート”を守るプログラム“ウェブナイト”のひとりグラディオンと同化する“ウェブダイバー”となり、突如として襲来した悪のプログラム・デリトロスの野望に立ち向かっていく姿を描く物語。

 インターネットが普及しはじめて間もない2000年代初頭に、世界観やストーリーにコンピュータネットワークをとり入れ、当時はまだ手描きが主流だったロボットによるバトルシーンを、3DCGで表現した意欲作です。

 『スパロボDD』の期間限定参戦イベント“静かなる刻を共に感じて”では、なんとグラディオン役を務めた声優の杉田智和さんが、シナリオプロデュースを担当! 杉田さんによる原案、監修のもとに、グラディオンの新たな物語が紡がれます。個人的に、役と一心同体になって演じきった声優さんは、担当キャラクターに対する理解度がとても深くなっているんだろうなと考えているので、今回の抜てきは大英断だと思います!!

 イベント“静かなる刻を共に感じて”では、原作最終話まで残すところ1話となったDIVE51(第51話)“悪魔の進化! ダークグラディオン”で起きた出来事のミッシングリンクとなるエピソードが展開。同話の後半では、グラディオンが激化するデリトロスとの戦いからケントを守るべく、彼を置いて単身デリトロスとの最終決戦に挑もうとします。

 原作では、ほとんど直後にグラディオンが単身デリトロスと対峙しているのですが、この単独行動の間にグラディオンがダークグラディオンと遭遇し、『スパロボDD』の世界へと飛ばされてしまうという筋立てになっています。

 グラディオンが飛ばされた先では、ネピリアンのひとり・アンギルオンとの邂逅が。どちらも杉田さんがキャラクターボイスを担当しているキャラクターですが、人間の子どもたちを守護するグラディオンと、人類に憎しみを募らせるアンギルオン、その信条は正反対。

 しかし、グラディオンは2人の根底に共通するなにかがあることを見抜き、アンギルオンとともに、フル・フロンタルのネオ・ジオング、そしてダークグラディオンに立ち向かっていくこととなります。



 これまでの期間限定参戦イベントは『スパロボDD』のメインシナリオにはつながらない独自のストーリーでしたが、今回はメインシナリオ“2章Part14”の舞台裏で起きた出来事となっているのも特徴です。

 ケントとともに、厳しい戦いをくぐり抜けてきたグラディオンだからこそわかる“力”の意味。その言葉は、アンギルオンの心に届くのか。ストーリーの結末は、ぜひご自身の目で確かめていただきたいと思います。「生スパロボチャンネル」では、寺田貴信スーパーバイザーが「好評だったら続きも……」と言っていたので、第2弾イベントの開催にも期待したいところですね!

ウェブナイトを救う正義の剣“ブレイク・ザーン”が唸りを上げる!!

 さて、そんな“静かなる刻を共に感じて”で獲得できるユニットは、もちろんグラディオン!! 今回はケントが登場していないので、パイロットがグラディオン自身となっています。ミッション達成により、R必殺技“グランブレード”とSR必殺技“グランマグナム”のパーツも入手できますが、SSR必殺技パーツ“ブレイク・ザーン”は期間限定4ステップアップガシャからのみ排出されます。

グラディオン&SSR ブレイク・ザーン


【ユニットデータ】グラディオン

【ユニットパーツデータ】ブレイク・ザーン



グラディオン&ブレイク・ザーンの評価(S)

 グラディオンは攻撃特化、通常攻撃が射程2の斬撃で登場。ブレイク・ザーンの性能は、移動力と気力上限が上がり、気力10上昇に応じて攻撃力・防御力・照準値とブレイク・ザーンの必殺技威力が強化されます。

 加えて命中時に「根性」、攻撃命中時と被ダメージ時の気力上昇量の増加の効果があります。非常に攻守にバランスよく、穴がない性能になっています。期間限定参戦ということで、上積みを得るには時間がかかるかもしれませんが、2つ目のパーツ次第では一気に一線級も狙える性能かなと思います。

 原作での“ブレイク・ザーン”は、グラディオンの代名詞とでも言うべき必殺技。グランブレードにより敵を斬り裂き、デリトロスによって悪のデータを植え付けられてしまった、グラディオンのかつての仲間であるウェブナイトたちのオリジナルデータを一切傷つけることなく、悪のデータのみを消去することが可能です。“ブレイク・ザーン”によって撃破されたウェブナイトはデータ状態となり、回収し、修復を施すことで正義の戦士へと戻ります。

 “ブレイク・ザーン”は、DIVE3で現れたウェブナイト・ジャガオンに対して初めて用いられました。デリトロスが繰り出したウェブモンスターと戦ったDIVE1、DIVE2では使用されていません。このときは“ブレイク・ザーン”と似た演出の縦一文字斬りが用いられていますが、近年のスタッフインタビューにより、ウェブナイトほどの力を持たないウェブモンスターに対しては、“ブレイク・ザーン”ほどの大技を使う必要がなかったのだということが明らかになっています。

 以降も洗脳されたウェブナイトを救い出すため、決めの一撃として頻繁に使われた“ブレイク・ザーン”ですが、万能の必殺技とまでは行かず、DIVE10では合体ウェブナイト・ゴレムオンの分離によって回避されています。また“ブレイク・ザーン”を直撃させたにも関わらず、悪のデータを消去しきれなかったのか、ウェブナイトを回収できずに取り逃すこともありました。グランブレードが変形した銃・グランマグナムによる必殺技“ブレイク・シュート”や他のウェブナイトとの合体技が、決めの一撃として使われたこともしばしばです。

 DIVE26で、グラディオンがウェブナイト・ワイバリオンと合体し、ビクトリー・グラディオンにパワーアップすると、“ブレイク・ザーン”も敵をVの字に斬り裂く“ビクトリー・ザーン”へと進化。さらにDIVE37で、ケントの弟・カイトがワイバリオンのウェブダイバーになると、“ビクトリー・ザーン”が敵を∞の字に斬り裂く“ビクトリー・ザーン・マキシマ”へと強化されました。

 なお、ビクトリー・グラディオンに合体できるようになった後も、合体せずにグラディオン単体で戦うケースがあり、その際には“ブレイク・ザーン”が使用されました。最終話であるDIVE52で、巨悪デリトロスに見事トドメを刺したのも“ブレイク・ザーン”でした。DIVE48では、100万年前の惑星クーリアに住む人間だった頃のグラディオンが、生身で“ブレイク・ザーン”を繰り出しています。

 また、DIVE47では“ブレイク・ザーン”と、ダークグラディオンの“ダークネス・ザーン”が激突した余波により、仲間のウェブナイト・ダイタリオンたちが異空間へと飛ばされ、閉じ込められてしまうという現象も発生しました。このことは“静かなる刻を共に感じて”の中でも言及されていますね。

 『スパロボDD』での戦闘デモは、原作をそのまま再現したというわけではなく、原作本編での演出に加え、オープニングアニメをモチーフにしたものとなっています。ただ、ひとつだけ気になる点が……。原作での“ブレイク・ザーン”使用時には、いつもグラディオンのパワーモニターに“MAXIMUM POWER”の表示が現れていたのですが、『スパロボDD』の戦闘デモではそれがない! 印象的な演出なので、これまでも元ネタにこだわりまくってきた『スパロボDD』の開発スタッフが、これを取りこぼすとは思えないのです。

 そういえば原作では、グラディオンとケントの心がひとつになったとき、グランブレードが無限の力を発揮して放たれるグラディオンの切り札が“ブレイク・ザーン”であると言及されており、DIVE28では、ケントがダイブアウト(離脱)した状態のグラディオンはパワーが著しく低下したとも言われています。もしかして、ケントがいない『スパロボDD』での“ブレイク・ザーン”は“MAXIMUM POWER”を発揮できていない……?

 “ブレイク・シュート”や“ビクトリー・ザーン”、さらには最終決戦で登場した“聖剣グランスレイヤー”による攻撃など、まだまだ必殺技候補はたくさんあるので、第2弾イベントが開催され、グラディオンがさらなる力を見せてくれる日を待っています!!

 イベント“静かなる刻を共に感じて”と、“ブレイク・ザーン”が排出される4ステップアップガシャは、1月31日(13:59)までの開催と残りわずか! イベントシナリオは全3話と手軽にプレイできるボリュームなので、未プレイの方もぜひチャレンジしてみてくださいね!!

FAユニコーンとビルトファルケンに新SSR必殺技パーツが追加!!

 イベント“想いは翼を輝かせて”の開催に伴い、フルアーマー・ユニコーンガンダム用の“NT-D連続攻撃(FAユニコーン)”と、ビルトファルケン用の“オクスタン・ライフルW”、2つのSSR必殺技パーツが実装されました!

SSR NT-D連続攻撃(FAユニコーン)

【ユニットパーツデータ】NT-D連続攻撃(FAユニコーン)



NT-D連続攻撃(FAユニコーン)の評価(SS)

 気力10上昇ごとに攻撃力・照準値・運動性が強化され、最大射程、ブレイクゲージ減少量の増加効果のほか、戦闘時のみ敵ユニットの照準値を減少させるデバフ効果もあります。

 さらに宇宙適応アップの効果に、ブレイク復帰延長の効果もついています。これでバナージの特殊オーブは8個めとなり、宇宙ではもちろん他の地形でもトップクラスの性能を発揮できるようになりました。ブレイクさせなくともダメージは十分にでるので、回避が通用する相手なら弱点を無視して編成するのもアリですね。

 2章Part14で参戦したフルアーマー・ユニコーンガンダムに、早くも2つ目のSSR必殺技パーツが追加!!

 “NT-D連続攻撃(FAユニコーン)”は、シールドファンネルとユニコーンガンダムの素手による格闘のコンビネーション技。ノーマルのユニコーンガンダムにも“NT-D連続攻撃”がありますが、そちらとはまったく別物の戦闘デモ演出になっています。

 シールドファンネルは、原作『機動戦士ガンダムUC』でインダストリアル7周辺で繰り広げられた最終決戦において、マリーダの死を目の当たりにしたバナージのユニコーンガンダムが使用し、ローゼン・ズールに乗るアンジェロを戦慄させた武装です。

 また、フル・フロンタルが駆るネオ・ジオングとの最終決戦において、バナージの父・カーディアスの側近だったガエルの死に際しても使用。3枚のシールドが回転しながら連携して敵機からの攻撃を防ぎつつ、各2挺マウントされたビーム・ガトリングガンによって攻撃を仕掛けています。

 しかし、アンジェロが「ただのシールドが!」と吐き捨てたように、そもそも本来ユニコーンガンダムのシールドに、ファンネルとしての機能はありません。どうやら、かつてのνガンダムと同じように緑色に輝いたユニコーンガンダム(に搭載されたサイコフレーム)が、強力なサイコ・フィールドを発生させた結果起こった一種の奇跡であり、作中世界においてもスッキリ説明がつく現象ではないようです。

 しかし、シールドに搭載されたIフィールド発生装置がミノフスキークラフト(推進機)の役割を果たす可能性について言及する文献も存在します。ただし、その場合でもエネルギー消費が大きいため、運用時間は極めて短いものとなるそうです。

 素手による格闘は、同じく最終決戦でネオ・ジオングに引導を渡した攻撃。ユニコーンガンダムは何倍もの巨躯を誇るネオ・ジオングに捕らえられながらも、その装甲を易々と引き裂き、コアユニットであるシナンジュの拳を砕きました。これもまた、サイコフレームが起こした奇跡だったと言えるでしょう。

SSR オクスタン・ライフルW

【ユニットパーツデータ】オクスタン・ライフルW



オクスタン・ライフルWの評価(S)

 無条件で攻撃力・照準値が上がり、気力上昇に応じて攻撃力・照準値がさらに上がり、必殺技威力も強化されます。その他、フィールド上に味方のアラドがいるときにも攻撃力・照準値が増加。

 他の効果はなく、攻撃と照準があがることに特化した性能ですね。これだけではあまり強いものではないですが、必殺スロットでも攻撃と照準がかなりあがるので、2つ目のパーツ次第で一気に化ける可能性がありますね。

 ビルトファルケン2つ目のSSR必殺技“オクスタン・ライフルW”は、オクスタン・ライフルを駆使した連続攻撃。

 オクスタン・ライフルは実体弾とエネルギー弾を撃ち分けることが可能な携行武装で、ヴァイスリッターのオクスタン・ランチャー、ラピエサージュのO.O.(オーバー・オクスタン)ランチャー、ヴァイスセイヴァーのO.O.ライフルと同系統の装備です。

 “オクスタン・ライフルW”は、エネルギー弾を射出するSR必殺技“オクスタン・ライフルE”と、実体弾を発射するSSR必殺技“オクスタン・ライフルB”の双方を織り交ぜた高機動戦法で、使用時にはビルトファルケンの背部に備えられたテスラ・ドライブが展開します。

 『スパロボDD』での戦闘デモは、『スーパーロボット大戦OGs』~『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』までをベースに、アレンジが加えられた演出となっています。蒼い隼が翼を広げて、輝きを放ちながら天高く飛翔していく様子は、歴代作品でも屈指の華麗さを誇ると言えるでしょう。

 “NT-D連続攻撃(FAユニコーン)”と“オクスタン・ライフルW”は、どちらも恒常のレアガシャに追加されていますが、ピックアップ排出される4ステップアップガシャは、“ブレイク・ザーン”と同じく1月31日(13:59)までの開催となっています。

 ……といったところで、今回の『スパロボDD』コラムはここまで! 次回はついにスタートしたメインシナリオ“3章”の幕開けを飾る“3章Part1”と、ゼロ(ルルーシュ)の新たな愛機・蜃気楼を紹介する予定です。お楽しみに!!





©Olympus Knights / Aniplex, Project AZ
©賀東招二・四季童子/ミスリル
©賀東招二・四季童子/Full Metal Panic! Film Partners
©カラー
©サンライズ
©サンライズ・R
© SUNRISE/VVV Committee
©SUNRISE/PROJECT GEASS Character Design ©2006 CLAMP・ST
©SUNRISE/PROJECT GEASS Character Design ©2006-2008 CLAMP・ST
©SUNRISE/PROJECT G-AKITO Character Design ©2006-2011 CLAMP・ST
© サンライズ・プロジェクトゼーガ
©サンライズ・プロジェクトゼーガADP
©創通・サンライズ
©ダイナミック企画・東映アニメーション
©東映
©永井豪/ダイナミック企画
©Production I.G/1998 NADESICO製作委員会
©1989 永井豪/ダイナミック企画・サンライズ
©1998 永井豪・石川賢/ダイナミック企画・「真ゲッターロボ」製作委員会
©2001永井豪/ダイナミック企画・光子力研究所
©2006 永井豪/ダイナミック企画・ビルドベース
©永井豪・石川賢/ダイナミック企画
©2021 テレビ朝日・東映AG・東映
©PAC-MAN™& ©Bandai Namco Entertainment Inc.
©永井豪・石川賢/ダイナミック企画・真早乙女研究所
©吉永裕ノ介・フレックスコミックス/「ブレイクブレイド」製作委員会
©2001ウェブダイバー製作委員会・テレビ東京・NAS

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

スーパーロボット大戦DD

  • メーカー: バンダイナムコエンターテインメント
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: SRPG
  • 配信日: 2019年8月21日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

スーパーロボット大戦DD

  • メーカー: バンダイナムコエンターテインメント
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: SRPG
  • 配信日: 2019年8月21日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

関連する記事一覧はこちら