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俺が語ってやんよ! 『ヘブンバーンズレッド』でコラボ中のアニメ『Angel Beats!』の思い出を!!

カワチ
公開日時

 1周年を迎えたドラマチックRPG『ヘブンバーンズレッド』で、アニメ『Angel Beats!』コラボが開催中。ここではそのコラボを記念し、『Angel Beats!』の思い出コラムをお届けします。

2月10日からコラボイベント中!

 『ヘブバン』と『Angel Beats!』のコラボストーリーイベント“コスモスが咲き続けた場所”が2月10日に開始されました。

 ガチャからはSS[Rain Fire]仲村ゆりとSS[Earth Angel]立華かなでが登場。さらに、コラボストーリーイベントおよび同期間開催中の“スコアアタック”で獲得することができる“交換所メダル”を集めると、交換所でSスタイルのS[Pure Cosmos]入江みゆきを手に入れることが可能です。

 ゆーげんさん(@Yuugen_99)の描く『Angel Beats!』のキャラクターたちは新鮮で、どれも可愛いですね!

 なお、ログインボーナスも開催されており、10日間ログインで[Rain Fire]仲村ゆりが1体確定の10連ガチャを引くことができます。ぜひ忘れないようにログインしましょう!

 ゆりは破壊率大の10連撃“カタストロフィー”、かなでは自身の光属性スキル攻撃力を上げて斬りつける“エンジェルズ・レイ”という専用スキルを持っています。

 コラボストーリーは目を覚ました31Aの面々が仲村ゆり・立華かなで・入江みゆきと出会うというもの。

 一行はギルド地下からの脱出を目指して行動しますが、奇妙な扉や謎の広い空間が存在する地下空間は一筋縄ではいかず……という、麻枝さん完全書き下ろしの新たな物語が展開されていきます。

 ゆりとかなでは『Angel Beats!』の2大ヒロインとも言えるキャラクターですが、劇中バンド“ガルデモ”のドラム担当であるみゆきはアニメではあまり出番が無かったので、どのような活躍をするのかが楽しみなポイントですね。

 さて、以下では今回『ヘブバン』とコラボ中の『Angel Beats!』がどんな作品だったのか、麻枝作品ファンのライターがその魅力をお届けしていきます!

『Angel Beats!』とは?

 『Angel Beats!』はTVアニメとしてスタートした作品。Key・アニプレックス・電撃G's magazine、そして『花咲くいろは』や『SHIROBAKO』などの多彩なヒット作を手掛けている制作会社P.A.WORKSの共同プロジェクトです。

 P.A.WORKSとしては『true tears』と『CANAAN』に続く3作目となったのが、この『Angel Beats!』になります。

 筆者は素晴らしい青春モノだった『true tears』も、安藤真裕監督による派手なアクションが見どころの『CANAAN』も好きだったので、P.A.WORKSというだけで期待していましたが、とくに注目していたのは監督の岸誠二さんでした。

 今でこそ『月がきれい』などの繊細な作品の評価も高い岸監督ですが、このときは『瀬戸の花嫁』や『天体戦士サンレッド』などのギャグに定評のある監督でしたので、麻枝さんと組むことでどうなるのかワクワクした覚えがあります。

 結果としては大正解で、麻枝さんの良さと岸監督の良さが見事に組み合わさった作品に。

 岸監督のインタビューを収録した本『世界を変えるアニメの作り方』で語られていますが、もともと第1話は校長室だけでストーリーが進む設定だったものを、途中で屋上に場面を移すなど、画面を代わり映えさせてアニメとして見やすくしたそうです。ビジュアルノベルとアニメの表現の違いがよく分かるエピソードですね。

 『ヘブバン』をプレイしている人なら分かってもらえると思うのですが、麻枝さんの素晴らしさは“泣けるシナリオ”と同じぐらい日常シーンの“軽快な会話劇”にあると思っています。『Angel Beats!』は驚くぐらいキャラクターが動き回るので麻枝さんのギャグとすごく相性が良かったんですよ。

 岸監督がアニメに合うように演出を作っていくなか、麻枝さんも“水路で溺れるギャグシーンは入れて欲しい”(※第2話)とこだわりを提案したりと、お互いに切磋琢磨していたことが分かります。

 アニメで描くと悲痛になり、作画のカロリーも高いシーンですが、“本筋と関係ないところがおもしろさ”ということから実現できる方法を探り、“CMが開けると、すでに手遅れだった展開になっている”という演出で表現したそうです。

 ここは麻枝さんとアニメスタッフのこだわりが組み合わさってできたシーンと言えますね。

 今でこそ『ヘブバン』で動く麻枝作品を当たり前のように楽しめていますが、『Angel Beats!』は毎週が新鮮でした。

『Angel Beats!』の面白さは群像劇にアリ!

 ここからは具体的に『Angel Beats!』を語っていきます。本作のストーリーの導入は、記憶を失った少年・音無結弦が真夜中の学園で目覚め、銃を構える少女・仲村ゆりからここが死後の世界と教えてもらうというもの。

 転生することを拒む“死んだ世界戦線”のメンバーに加わった音無は、天使と呼ばれる生徒会長・立華かなでと戦うなかで、この世界の真実と自分の失われた記憶にたどり着くことになります。

 平和な学園生活や、天使および謎の怪物である“影”との激しいバトルなど多彩な魅力を持っている作品ですが、その魅力を支えているのが個性的な“死んだ世界戦線”のメンバーです!

 メインとなるのは音無、ゆり、かなでの3人ですが、本作にはムードメーカーの日向秀樹をはじめとした多彩な仲間たちが登場。一癖も二癖もあるメンバーが揃っており、物語を盛り上げてくれます。

 ストリートダンスが得意なTK(ティーケー)は、TM NETWORKの曲名や歌詞ばかりをしゃべるキャラクターですが、声をハーフのMichael Rivasさんが演じているのでめちゃくちゃ格好いいです。戦いのシーンなども映画のような派手な動きをしており、印象に残ります。

 ほかにも知的なメガネキャラクターに見せかけて筋肉ムキムキだった高松や、柔道五段で松下五段と呼ばれているにも関わらず銃を使って戦う松下護騨など、いい味を出しているキャラクターが多いですが、個人的にいちばん好きだったのは椎名というキャラクター。

 「浅はかなり」が口癖の忍者みたいなクールな女の子なのですが、かわいいものが好きというギャップにドキッとします。

 そして『Angel Beats!』を語るうえで欠かせないのが沢城みゆきさんの演じる岩沢雅美です。彼女は天才肌のミュージシャンで“ガルデモ”のバンドリーダー。歌唱パートはシンガーソングライターのmarinaさんが担当しており、ライブシーンがとても印象的なキャラクターでした。

 そんな彼女ですが、この世界で生前の夢を叶えてしまったことで消滅。エンディングのムービーからも消えてしまったことに驚きました。

 仲良く過ごしている“死んだ世界戦線”のメンバーたちの様子を楽しく観ていた自分たち視聴者ですが、この世界が仮りそめであることを彼女の消滅によって知らされることになったんです。

 岩沢の代わりにガルデモのボーカル&ギターになるのがユイ。岩沢と違って気性の激しいトラブルメーカーですが、彼女の行動はアクロバティックで面白かったですね。ジャーマンスープレックスホールドを決めるなど動きもあり、アニメ映えするキャラクターでした。

 ユイの声は喜多村英梨さんで歌を担当するのはLiSAさん。今では『鬼滅の刃』の主題歌“紅蓮華”などで知られるLiSAさんですが、本作がメジャーデビュー作品でした。

 『ヘブバン』もライブシーンが印象に残りますが、その原点は『Angel Beats!』にあるとも言えるかもしれません。

 こまかいストーリーに関しては、コラボをきっかけにアニメを観て欲しいので語りませんが、ストーリーの中盤ではかなでも“死んだ世界戦線”の仲間に。

 じつは激辛の料理が好きなどギャップ萌えなところなども描かれるようになり、視聴者からの人気もどんどん上昇。インターネットでは“天使ちゃんマジ天使”といった言葉も生まれて盛り上がりました。

 ……まぁ、筆者はどちらかというと、ゆり派ですが(笑)。ゆりは最初こそワガママですが、ストーリーが進むごとに大らかになって優しくなっていくところが好き。

 個人的には2話で落とし穴のトラップに引っかかったとき、しがみついた音無と目が合っちゃうところが最高に可愛いんですよ。めちゃくちゃこまかいシーンで分かりづらくてごめんなさい。ぜひアニメをチェックしてみてください(笑)。

 最初は敵として登場する生徒会副会長の直井文人も重要なキャラクター。かなでが“死んだ世界戦線”のメンバーになったあとに立ちふさがるキャラクターで迫力ある人物でしたが、仲間になったあとのギャグキャラ化も良かったです。緒方恵美さんの芝居が光るキャラクターでしたね。

 『Angel Beats!』全体のストーリーで好きな話数は10話の“Goodbye Days”。麻枝さんが野球好きなこともあるらしく、Key作品は野球のシーンが多いのですが、『Angel Beats!』の10話も野球回でした。

 感動シーンと見せかけて急にギャグに振ったりと、麻枝さんの魅力がぎっしり。もちろん、ギャグだけでなく、あるキャラクターが結婚を誓うシーンも泣ける!

 インターネットで「俺が結婚してやんよ」というセリフだけを知っているという人も多いかもしれませんが、このシーンはそれまでに明かされるキャラクターの過去と、描かれる未来の姿を含めての感動シーンなので、ぜひアニメで一連の流れを通しで見ていただきたいところ。

 膨大なテキスト量を誇るノベルゲーム作品に比べると1クールで駆け足で終わる部分もある作品ですが、逆に言えば全12話のストーリーは気軽に振り返りやすいです。ぜひコラボをきっかけにオリジナルのアニメも楽しんでみてほしいです。

 自分も記事を書くためにアニメを観直しましたが、10年前の作品なんて言うことは気になりませんでした。やはり名作は色褪せませんね!

『ヘブバン』1周年キャンペーンも開催中。“1st Anniversaryガチャ”にはスーツ姿の茅森月歌と和泉ユキが!

 1月26日スタートの“1st Anniversary ヘブバン人気投票”をはじめ、2月5日からの“1st Anniversaryガチャ”や、前述の“1st Anniversary記念 ログインボーナス”ではゆり確定10連ガチャ後さらに10日間ログインでSS1体確定10連ガチャも引けるなど、1周年記念の多彩なキャンペーンも開催されています。

 “1st Anniversaryガチャ”では月歌とユキがSSスタイルで登場しているのですが、今回の衣装はなんとスーツ姿! イラストもしびれるほどかっこいいいんだ、これが。スキルが2人としては初の雷属性になっているのも納得! ……特に関係ないですね、はい。

 また、2月17日からは過去のピックアップスタイルが再登場する“復刻ガチャ祭り”、2月24日からは毎日1回無料、最大30回無料でガチャを引ける“1st Anniversary記念ログインガチャ”、さらにShe is Legendの楽曲が楽しめる新機能“ライブモード”なども登場します。

 『Angel Beats!』コラボと合わせて、『ヘブバン』の1周年を思いっきり楽しみましょう!


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