『Nintendo Switch Sports』企業対抗戦 札幌大会詳細レポ。教育庁とエンタメ関連企業が決勝戦で激突する胸アツ展開!

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 『Nintendo Switch Sports』を用いた“企業対抗ゲーム運動会 in 札幌”が2023年1月29日にSTVホール(札幌テレビ放送)で開催されました。その模様をリポートします。

『Nintendo Switch Sports』企業対抗ゲーム運動会 in 広島 リポート

 KADOKAWA Game Linkageが主催する『Nintendo Switch Sports』“企業対抗ゲーム運動会 in 札幌”が、2023年1月29日(日)にSTVホール(札幌テレビ放送)で開催された。このイベントは1月21日に広島で行われた大会の札幌版。広島大会と同様に、札幌の地元企業や団体が8チーム出場し、バレーボール、バドミントン、ゴルフの3種目で競い合った。

 当日の様子はファミ通TUBE(YoTube)で生配信され、見事優勝を飾ったのはEGSTOCKチームだった。本稿では、働く大人のためのゲーム大会“企業対抗ゲーム運動会 in 札幌”の様子をリポートする。

『Nintendo Switch Sports』企業対抗ゲーム運動会 in札幌大会

札幌大会の出場選手は前のめり。絶対勝利宣言で優勝を目指す!

 イベントの内容は、広島大会とほぼ同じ。異なっていたのは、競技する種目の順番だけだ。札幌大会ではバレーボール、ゴルフ、バドミントンの順に競技が行われた。

 取材中に気になったのは会場の雰囲気が大きく変わっていた点。広島はエンジョイ勢が多い印象だったが、札幌大会は全出場選手が前のめり。

 試合前に全選手にインタビューを行ったところ、個性的な選手がつぎからつぎに現れる。「いちばん強いのは我々に違いない」、「優勝してファミ通に載るために来ました」と、和やかながらに闘志を燃やす選手が多く見受けられた。同じ大会なのに、会場が異なると雰囲気がガラリと変わるのが、企業対抗ゲーム運動会がおもしろいところだと感じた。

大規模組織チーム同士の白熱した試合【北海道教育庁石狩教育局 対 北海道電力 総合研究所】

 ゲーム運動会は定刻通りに始まった。実況・MCは札幌テレビ放送の藤井孝太郎アナウンサーと岡田和樹アナウンサー。そして解説はKADOKAWA Game Linkageの西岡美道(電撃ゲームメディア総編集長)だ。

 藤井アナによるオープニングトークの後、各チームの代表がステージに呼び込まれ、参加チームの紹介と選手宣誓が行われた。

 大会の進行は広島大会と同じで、試合前に両チームの企業紹介から始まる。選手たちは自分たちの業務や企業の特徴をアピール。

 そして、本イベントの特徴のひとつである“名刺交換”を行った後に、競技がスタートする。

 第1試合に登場したのは、北海道教育庁石狩教育局と北海道電力 総合研究所。教育 VS 電力。ある意味でゲームにとってもっとも重要な組織がぶつかった。

 北海道教育庁石狩教育局は、爽やかな4人の好青年で結成された20代のチーム。ふだんは北海道の小中学生のために、学校や北海道庁などで働いているそうだ。メンバーは全員ゲームが大好きで、たまに4人でレンタルスペースに集まり、夜な夜なゲームを遊ぶほど。

 なお、もともと4人は石狩教育局の同僚だったが、ひとりは稚内に転勤。そのため、今回はわざわざ稚内から札幌まで遠征してきた。大人になったいまでも、全力で青春を楽しむ4人組ユニットだ。

 対戦チームの北海道電力 総合研究所は、説明するまでもない北海道の電力会社。北海道電力はただ電気を作るだけでなく、電気以外にも地域に役立つ研究を行っている。その機関が、チーム名の“総合研究所”である。

 冒頭の挨拶では同社が開発した“ポテライト”の実機を紹介。一見、ふつうのライトだが、これはジャガイモの倉庫用の特別な照明だ。

 ジャガイモは光を浴びると発芽が進み緑化してしまうが、このライトはそれを防止できる。いままでジャガイモの倉庫内は暗くて危険だったが、このライトを発明したおかげで安全に作業ができるようになったそうだ。すごい!

 こんなにすばらしい研究を行っている方々は、とても気さくにインタビューに応えてくれた。しかも、大のゲーム好き。ファミコン世代のおひと方は「『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』で鍛えてきた人間なので、若者には負けない!」などと冗談を言えるほど余裕を見せた。

 ほかのふたりもFPSを嗜んでいたり、スマホゲームや『遊戯王』を遊んでいるなど、強者揃い。意気込みを伺うと、「いつもタイガー桜井さんの動画配信を楽しませてもらっています。優勝したら『モンスト』でフレンド登録してほしいです」と語った。

 そんな個性的な両チームの戦いが始まると、第1試合とは思えないほどハイレベル。第1種目のバレーボールは、いきなりスパイクサーブから始まり、両チームともクイックを多用してブロックを警戒するテクニックを見せる。激しい戦いを制したのは、北海道教育庁石狩教育局だった。

 続いてゴルフは北海道電力がパーラウンドを終え、スコアーを1勝1敗に。最終決戦はバドミントンに持ち越された。

 準決勝進出をかけたプレッシャーのかかる試合は、ラリーが長く続く試合展開。両選手とも高い技術を見せたが、結果は北海道教育庁石狩教育局が5対0のストレート勝ち。特訓の成果を出して準決勝に駒を進めた。

ゲーマー対ゲーマーのプライドをかけた戦い【日本ドアコーポレーション 対 札幌市社会福祉協議会】

 2試合目に出場した日本ドアコーポレーション(略称:ニドコ)は、男性ふたり、女性ふたりのチームで参戦。この企業が製造・販売しているのは戸建住宅のガレージに使うような電動シャッター。木製や金属製のオーダーメイドが多く、製造したら車に積んで、現地まで施工に出かけるそうだ。選手のひとりは、2日前に淡路島から帰ってきたばかりとのこと。おつかれさまです。

 全国を忙しく飛び回る仕事だが、「最近のゲームは持ち運べるので、長時間の移動はぜんぜん苦ではなく、むしろ好きです」と語る。Nintendo Switchは長時間のフェリーの旅に最適なのかもしれない。

 このチームの特徴は、全員ゲームは好きだが女性陣のほうがゲームがうまいところ。ひとりは『ファイナルファンタジーXIV』プレイヤーで、もうひとりは『スプラトゥーン』を初代から遊んでいる。

 そして、会場には“にどこ”の文字が書かれた応援グッズを手にした応援団の姿があった。イベントを楽しんでいる雰囲気があって、見ていて気持ちいい。

 対するチームは札幌市社会福祉協議会。札幌市内の地域福祉を推進しており、訪問介護の事務所やデイサービス施設、見守り活動など、業務の幅は広い。

 そんな団体から、本部の事務職員と広報担当が大会に参戦した。団体のイメージキャラクター“まもりん”のLINEスタンプを紹介するパネルと横断幕を用意し、気合たっぷりに優勝を狙う。

 大会出場のきっかけを問うと、「社会福祉協議会が何をしている団体なのか、知らない人がたくさんいます。活動内容を知ってもらえる機会だと思い、参加させてもらいました」(広報担当)、「eスポーツは高齢者でも楽しめる娯楽。まずは私たち職員がやってみて、それを福祉の仕事にフィードバックさせたい」(事務職員)と、100点満点のコメント。『Nintendo Switch Sports』のゴルフは高齢者の方にもおすすめですよ!

 広報活動が目的なので、ゲームの腕前はそこそこなのかなと思ったら、じつはかなりの熟練者。いまは立派な社会人だが、少年時代からずっとゲーム好きなのだそうだ。「いまでもFPSやレースゲーム、スポーツゲームをメインに遊んでいます。でも、私よりも子どものほうがうまくなっちゃいましたけどね」と笑っていた。

 名刺交換を経て競技が始まった。赤いワークシャツの日本ドアコーポレーションと、緑のウインドブレーカーの札幌市社会福祉協議会。両チームともユニフォームが決まっていてかっこいい。

 バレーボールの試合はシーソーゲーム。終盤までどちらが勝つかわからない展開だったが、3対5の接戦をものにしたのは札幌市社会福祉協議会だった。

 続くゴルフはパー3のショートホール。ワンオンこそ逃したが、見事パーで終えた日本ドアコーポレーションが勝利。第1試合と同じく、この試合もバドミントンまで勝敗はわからない。

 バドミントンは目を疑うような展開だった。日本ドアコーポレーションは3ポイントを先取し、このまま準決勝に進むと思われたが、そこからなんと札幌市社会福祉協議会が5ポイント連取。怒涛の逆転劇で勝利すると、場内から大きな拍手が起こった。

眩しいほど目をキラキラ輝かせる選手たちが熱戦【飛鳥未来高等学校 札幌キャンパス 対 データスペース】

 飛鳥未来高等学校 札幌キャンパスは全国11都市に展開する通信制の高等学校。学校法人三幸学園に属しており、系列校に大学や専門学校も存在する大きな団体だ。

 参戦したフレッシュで元気いっぱいの4人は、高校の先生(公民、美術、保健体育)と、学校事務員で構成。会場にはうちわなどの応援グッズを持参した声援団の姿があり、何とも仲がよさそうだ。

 出場理由については、「保健体育の先生が3月に転勤してしまうから、想い出を作るために出場した」と語る。ドラマだったら「このまま優勝するんだろうな……」と思える心温まるエピソードだ。

 しかし試合前に意気込みを聞くと「いま学生たちは試験勉強の真っ最中。生徒たちにはナイショで出場しています」とのことで、場内を爆笑させた。泣けるエピソードが台なしだよ!

 対するデータスペースは札幌市内にドコモショップを2店舗経営する企業。男女2名ずつで構成されており、全員『Nintendo Switch』のゲームが大好き。しかもふだんから集まってゲームや卓球などで遊んでいる仲よしグループで、インタビュー中も和気あいあいとしていた。こちらからも仲のよさがバリバリ伝わってくる。

 意気込みを聞くと「自分たちがズバ抜けているんじゃないかな? というのは冗談で、それくらいの覚悟で来ています! 会社の名前を傷つけないようにがんばります」とコメント。

 彼らが優勝したい理由は名誉だけではない。優勝したら上司に好きなものを買ってもらえる約束を取り付けてきたそうだ。ちなみに、希望商品は“サッカーシューズ”、“プレイステーション5”、“猫”、“アマゾンギフト券(5万円)”だそうだ。会社の名誉と私欲のために優勝を目指す。総額は30万円を超えそうなので、上司のお財布が心配である。

 第1種目のバレーボールは、全員女性選手の女子バレーボール。両チームともよく拾う好試合だったが、データスペースが2対5で勝利。

 続くゴルフはパー3のショートコース。会場を沸かせたのは飛鳥未来高等学校のほけん選手だった。残り22ヤードの2打目でチップインバーディで決めたのである。場内から割れんばかりの拍手が起こった。データスペースはパーだったので、勝利したのは飛鳥未来高等学校。

 ちなみに、ほけん選手は保健体育の先生。期待され過ぎてしまうので保険をかけて登録名を“ほけん”にしたとのこと。そんなエピソードが吹き飛ぶくらいの大活躍である。

  • ▲躍動感オブザイヤー。

 最終種目のバドミントンは、先にポイントを取ったのは飛鳥未来高等学校。ゴルフの勢いのまま準決勝進出を決めるかと思われたが、試合の結果は2対5でデータスペースが逆転勝利。大きなプレッシャーがかかる試合をものにした。

静かな闘志を燃やす2チームが激戦【EGSTOCK 対 岩見沢ベース】

 EGSTOCKはシステムエンジニア4人組。ゲームの開発やサーバー構築を行っている本大会唯一のゲーム関連企業だ。

 出場したきっかけは、任天堂が大好きな知り合いから大会の情報を聞き、自分たちも出てみようと思ったから。設立4年目の新しい企業で、参加選手は全員物静か。ゲーム開発者としての意地を見せるか、要注目のチームだ。

 岩見沢ベースは、自動車の整備・販売、カスタムまで、車のことならなんでも行う企業。最近のサービスで好評なのは、燃費改善の出張施工。昨今の燃費高騰で困っている方々に試してほしいそうだ。

 岩見沢ベースが一般的な自動車販売会社と異なるのは、顧客の好みに合わせて自動車をカスタマイズし、希望する形にして販売するところ。「オーダーメイドのような感覚です。新旧の車種に対応できますので、自動車のことで困ったら問い合わせてほしい」と語る。

 バレーボールの試合展開は拮抗した。このような試合で勝敗を分けるのは、やはりブロックや連携だ。EGSTOCKは中盤からクイック攻撃で相手チームのバランスを崩し、5対3で勝利。

 つぎの種目ゴルフは、EGSTOCKのサブ選手のテクニックが光った。まるで機械のように精密なスイングを連発して勝利。結果、2種目を連取したEGSTOCKが準決勝進出を決めた。なお、続いて行われたバドミントンもまた、5対0のストレート勝ちでEGSTOCKが勝利した。このチーム強すぎる!

決勝戦に駒を進めるのはどのチーム!? 熟練者揃いの準決勝は予測不能

 休憩を挟み、準決勝戦が始まった。準決勝1試合目は、北海道教育庁石狩教育局と札幌市社会福祉協議会の戦いだ。

 試合前にコメントを求められると、北海道教育庁石狩教育局は「イメージトレーニングはばっちり。バレーボールはブロック戦法。チームワークと連携で圧倒したい」、札幌市社会福祉協議会は「1試合が終わってリラックスできた。相手は強いチームだと思うが、胸を借りるつもりで戦う」と語る。

 試合は序盤から北海道教育庁チームのペース。スパイクとクイックを混ぜた変幻自在な攻撃で相手を圧倒し、5対0のストレートで勝利した。

 つぎのゴルフは両選手とも2打でグリーンに乗せたが、勝利したのは札幌市社会福祉協議会。難しいコースをパーで終え、1勝1敗で最終種目にもつれ込む。

 勝敗が決まるバドミントンに出場した北海道教育庁のおおつか選手は、リアルのバドミントン経験者だ。序盤から超攻撃的な戦略で相手に襲いかかり、5対1で勝利。北海道教育庁石狩教育局の決勝進出が決まった。

 そして準決勝2試合目は、データスペース対EGSTOCK。データスペースのシマちゃん選手は「勝敗の鍵はバドミントンだと思う」と試合展開を予想。

 対するEGSTOCKのたまさん選手は、「相手チームにたまちゃん選手がいます。どちらが“真のたま”か、ここではっきりさせたい」。勝手な物語が生まれている。

 バレーボールの試合は、どの選手も高い技術を見せた。強烈なスパイクもブロックもなかなか決まらず、一向に得点が入らない。試合中盤までどちらが勝ってもおかしくない試合だったが、EGSTOCKが3対5で辛勝した。

 つぎのゴルフは、データスペースにとって残念な結果になってしまった。なんと2打目が木に当たってしまい、ボールは池のなかへ。運に見放されてしまった。対するEGSTOCKはしっかりパーで終え、決勝進出を決めた。

 決着後に実施された第3種目のバドミントンでは、たまさん選手が精密機械のような動きでEGSTOCKが勝利。もはやラスボスの風格である。

試合会場で親友にバッタリ! そんな奇跡が起こった決勝戦は第4種目までもつれ込む【北海道教育庁石狩教育局 対 EGSTOCK】

 いよいよ最後の決勝戦。北海道教育庁石狩教育局とEGSTOCKの戦いだ。両チームとも応援団が駆けつけており、試合前にインタビューが行われた。

 北海道教育庁石狩教育局のおおつか選手は奥様とお子さんが応援に駆けつけていた。奥様は「いままでの練習の成果が出ている。稚内からはるばる来たので、優勝を持ち帰りたい」とエール。

 そしてEGSTOCKもまた、たまさん選手の奥様とお父様が応援席で見守っていた。奥様は「勝利すると思っています。がんばってください」と静かに声援を送る。

 司会が試合前の選手たちにコメントを求めると、ここで驚きの情報が飛び出した。なんと、おおつか選手の奥様は、先ほど破れたデータスペースのたまちゃん選手の親友だった。会場で偶然会って驚いたそうだ。こんな奇跡が起こるのもオフラインイベントならでは。

 「たまちゃんの名を取り返すためにがんばります」と、おおつか選手。物語が勝手に転がり、おおつか選手に妙な責任感が芽生えてしまった。どういうことだ。

 試合前のトークで温まった後、決勝戦のバレーボールがスタート。お互いに譲らない、決勝戦にふさわしいハイレベルな戦いだ。結果は3対5で、EGSTOCKが勝利した。

 2種目めのゴルフはパー4のコース。両選手ともティーショットの飛距離はほぼ同じで、まったくわからない展開に。EGSTOCKのサブ選手は第2打でバンカーに入れてしまうが、すばらしいアプローチでパー。北海道教育庁石狩教育局もパーで終えて引き分けに。

 バドミントンでは奥様の声援をその身に受けるおおつか選手とたまさん選手が激突。ふたりとも、いままでの予選と準決勝でスーパープレイを見せてきた選手だ。

 たまさん選手は100時間以上も『Nintendo Switch Sports』をプレイしているそうで、ラスボス感が尋常じゃなかった。だが、試合の結果は、5対3で北海道教育庁石狩教育局が勝利。教育の力がラスボスを見事に打ち破った瞬間である。

  • ▲勝った瞬間の応援団の様子。すばらしいガッツポーズ。

 1勝1敗1引き分けということで、最後はチャンバラで決着をつけることになった。いままで広島大会を含めた全試合で、ここまで来る展開はなかった。最終決戦にふさわしい熱い戦いだ。

 チャンバラに登場したのは、りょう選手とたまさん選手。1ラウンド目は北海道教育庁石狩教育局のりょう選手が獲得。「これが教育の力だ!」と言わんばかりの展開に、会場は最高潮にヒートアップする。

 しかし、エンタメを手掛けるEGSTOCKも負けてはいない。2ラウンド、3ラウンドはEGSTOCKのたまさん選手がゲット。企業対抗ゲーム運動会 in 札幌の優勝は、EGSTOCKに決まった。

札幌大会優勝チームEGSTOCKのメンバーにインタビュー

 表彰状と優勝トロフィーが授与され、ゲーム運動会 in 札幌の熱い戦いは閉幕した。本大会の出場選手はeスポーツ選手ではなく、当たり前だが全員が一般人。しかし彼らが真剣に競い合う『Nintendo Switch Sports』の試合は、見どころたっぷりだった。

 また、本大会にはめったに見られないスーパープレイや奇跡の出会いなど、意図的には演出できないな感動もあった。広島と札幌で行われた企業対抗ゲーム運動会は今回で一区切りになるが、会場のあちこちから、「いつかまた実施されることを願う」という声が聞こえた。その気持ちはわかる。

 最後に優勝したEGSTOCKのメンバーにインタビューを行った。全力で戦った選手たちの勝利者インタビューをどうぞ!(文中は敬称略)

――優勝おめでとうございます。勝ちましたね!

EGSTOCKくん:ありがとうございます! まさか優勝できるとは思ってませんでした。「1回戦くらいは勝ちたいな」くらいの気持ちだったんですけど。

――とくにゴルフのプレイは圧巻でした。コツをお聞かせください。

サブ:やり込んできました! ゴルフは力じゃなくて、振り幅でスイングが決まるので、その感覚をつかめたら飛ばせるようになります。

――司会者から“EGSTOCKの最終兵器”と度々突っ込まれていたたまさん選手、いいキャラクターですね。

たまさん:「バドミントン競技のナンバーワンだ!」みたいな雰囲気が出ちゃったので、準決勝、決勝とプレッシャーがかかってきて……。言葉数が少なかった理由は、じつは緊張していたからです。

ガリレオふう:横で見ていたら手が震えてました(笑)。

たまさん:そうなんです。名刺交換もままならないくらい緊張で手が震えていました。

――バドミントンを100時間練習したのは事実?

たまさん:Nintendo Switchの電源をつけていたのは100時間くらいですが、(気軽に遊ぶときもあったので)しっかり練習したのは20時間くらいかもしれません。会社の仲間や友だちに協力してもらって練習しました。

――個性的なチームをまとめたリーダー、いいチームでしたね。

EGSTOCKくん:本当にありがたいです。この大会のためにパーカーを作ってきたので、優勝できてよかった。パーカーの後ろに描かれているキャラクターはイメージキャラクターです。昔、僕が作っていたゲームのために作ったのですが、未使用だったので使いました。

――せっかく優勝したので、何かアピールすることはありますか?

EGSTOCKくん:せっかくなので、求人募集をさせてください。弊社は札幌の企業ですが、完全リモートワークです。ゲームが好きな方、システム構築が得意な方、一緒に働いてくださる方を全国から募集しています。まだ4年目の新しい会社です。これからいろいろ業務を拡大していきます。

――全国どこからでも募集しているのがいいですね。

EGSTOCKくん:詳しくはTwitter(@egstock_inc)や求人情報サイト“Wantedly”を見ていただきたいです。技術的なブログや業務紹介記事を掲載しているので、社風がわかると思います。

たまさん:関係ない記事も載っていますけどね。僕、年間にラーメンを200杯を食べてるんです。そんなこともブログにちょろっと書いてます。業務じゃなくて完全に趣味です。

――札幌はラーメンが有名ですが、みなさんそんなに食べますか?

EGSTOCKくん:いえ、そんなに多くは食べられません。たまさんが異常なんです(笑)。しかも、あんなに食べて、自分でもラーメンを作ってるんですよ!

――え? ご自身でラーメンを作っている?

たまさん:スープから作っています。休日の時間があるときは、12時間くらい煮込んでいます。

――個性的なチームだとは思っていましたが、ここまでとは(笑)。優勝おめでとうございました!

EGSTOCKくん:ありがとうございました! 今日は寒いので、これからしゃぶしゃぶを食べながらお祝いをしたいと思います。


■Nintendo Switch『Nintendo Switch Sports』

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