櫻井翔主演『大病院占拠』4話感想。2人の鬼の正体判明! そして武蔵の娘えみりは“鬼”たちの手に!【ネタばれ注意】
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日本テレビにて、毎週土曜日よる10時より放送中のドラマ『大病院占拠』のレビューを掲載します。
『大病院占拠』は、鬼の姿をした謎の武装集団によって占拠され大病院で、休職中の刑事(櫻井翔)が、人質を救うため犯人に立ち向かうサスペンスドラマです。
武装集団と、捜査官・武蔵三郎の緊張感あふれる頭脳戦、そして色の違う鬼の面を被ったそれぞれの正体にも注目です。
2023年1月ドラマの注目作である本作を、ドラマ大好きなライターがレビューしていおきます。
本作は原作のないオリジナル。先がどうなるかまったく分からないので、あれこれ考察するのも面白そう。
犯人となる10人の鬼の配役がキャスト欄でモザイクになっており、彼らを誰が演じているのか、という考察も楽しみの1つです。
※この記事には、ドラマのネタばれが含まれています。
第4話 大突入
至近距離の爆発をしぶとく生き残る武蔵!
前回、敵アジトで爆弾の爆発に巻き込まれた武蔵ですが、もちろんピンピンしており、次の交渉に挑みます。しかし、本部への到着が遅れ、妻の裕子がピンチに!!
ここで青鬼は武蔵に「妻を愛しているか?」と質問するのですが、武蔵は答えに詰まってしまいます。夫婦仲はあまりうまくいってないようですが、青鬼の目的に何か関係があるのでしょうか。
そして、青鬼は、次の指令を出します。今回の人質は、知事。彼女の命を盾に、ある人物の死の真相を突き止めるよう要求します。
そのある人物とは、4カ月前に死亡した界星堂病院の医師、甲斐正美。死因は急性心筋梗塞とされていましたが、何か裏があるようです。
武蔵が調べ始めると、やがて院長である播磨(津田寛治)の名前が挙がりますが、彼にはアリバイがありました。秘書の石川が、犯行時間に会食していた写真をアップしていたのです。
しかし武蔵は、写真に写った建物の状態から、トリックを見抜きます。前回と同様、このあたりの捜査で真相を突き止める流れは、とてもスムーズで、テンポよく、気持ちよく見ていられますね。トリックが今時なかなかないシンプルさで驚きましたが、そこはまぁ、素人の犯行ということで納得しましょう。捜査自体はドラマの主体ではないですし。
播磨の計画が動き出す! しかし
病院内では、自分だけ脱出しようと目論む播磨が動き出します。安芸しおりの症状が悪化しますが、薬は播磨によって廃棄されています。この薬を取りに行き、逃げ出すつもりだったのですが、播磨の行動を怪しんだ裕子がついていくことになります。
播磨は果敢に逃げ出そうとしますが、結局捕まってしまうのでした。それを裕子のせいにするあたり、自己中心的な性格は相当なもの。ただ、どうにも小物っぽさが滲み出ていて、何か重大な秘密を隠してる感じはあまりしないですね。
また、播磨の脱出計画に巻き込まれ、拘束された裕子は、隠れていた配信者、因幡と出会います。
因幡はここで裕子から情報を聞き、再び隠密行動へ! のちに桃鬼と黒鬼の正体も看破しますし、今のところ、一番情報を持っているのは彼女のようです。やはり実はすごく優秀なのかも……。
武蔵と4人の人質交換が実現するも……
交渉の方では、武蔵が播磨のアリバイを崩して、犯行を証明。しかし、犯人は院長の播磨ではなく……。
また、このときの様子から、桃鬼が甲斐正美の関係者で、犯人に恨みがあることがわかりますね。
そして交渉の結果、犯人は罪を認め、解放されることになります。ここで武蔵は、自分が人質になるので、そのほかの人を解放するよう要求。これに対し青鬼は、解放は4人ということで、交渉は成立します。
神奈川県警本部長も怪しい動き
ここで、見ているだけで現場丸投げだった神奈川県警本部長、備前武(渡部篤郎)に動き。どうも犯人たちの正体に気づいた感じで、狙撃と突入という、かなり無茶な命令を出します。
常識的に考えて、この命令はあり得ないです。どうにも、警察側に無茶をしてでも隠したいことがあるようですね。置物かと思っていた神奈川県警本部長、急にきな臭くなってきました。
人質交換で青鬼を狙撃!今週の「嘘だろっ!」
やがて、人質交換が始まります。解放される人質は、4人+さきほど罪を認めた犯人。このときの会話で、青鬼が武蔵と何か関係があることが確実になります。
交換が成立しようとしたそのとき! いきなり青鬼が狙撃されます。武蔵の「嘘だろっ!」が出たところで、“鬼”たちの反撃(機銃掃射)で現場は大混乱。人質は無事だったものの、突入は失敗、武蔵が人質として病院に入り込むことも失敗します。
機銃掃射って、日本では刑事ドラマでもなかなか観ることのない、貴重なシーンです。どこで手に入れたのか気になりますが、それ以前に警察の作戦の杜撰さがあまりにひどい! そりゃ武蔵もブチ切れますわ。
ドラマでは警察がことさら無能に描かれることは多いですが、本物の警察はもうちょっと有能であることを祈りたいです。
夜の町を彷徨う娘、案の定……
病院入り口で機銃掃射が起きている合間に、武蔵の娘であるえみりの動向も描かれます。彼女は本部を抜け出して町を彷徨っていたのですが、そこへ彼女に接触する者が……。
それは、えみりを探していた警察関係者。無事保護され、捜査員が迎えにいくことになるのですが、そこに現れたのが新たな鬼!
一回助かったというフェイクを入れてからの拘束は、もう最初からフラグビンビンで、大方の予想通りでしたね。鬼側の手に落ちた彼女の存在が、今後の捜査の足かせになってきそうです。
2つの衝撃的事実が判明!
そして、捜査本部に戻った武蔵に青鬼からの連絡。撃たれたはずの青鬼ですが、実は……。警察側の失態もありますが、やはり、まだまだ“鬼”たちの方が一枚上手の様子です。
そして、トイレに隠れた因幡が、桃鬼と灰鬼の素顔を目撃。灰鬼の正体は、なんと最初に撃たれた心療内科医、常陸潔(水橋研二)。
やはり最初の人質殺害はフェイクでした。これも多くの人が予想していましたが、どうやらこの2人、親子のようです。2人と甲斐正美の関係も気になりますね。
次回の見どころは?
最初に死んだと思われた常陸潔が“鬼”側の人間とわかり、“鬼”たちは誰も殺してないことが判明。さらに彼らによって暴かれる犯罪がどれも胸糞悪いものばかりなので、鬼たちへの感情移入が高まってきました。狙い通りなのでしょうが。
しかし次回予告では、“鬼”たちが揉める姿も! どうも彼らも、一枚岩ではないようですね。
これまでに判明した“鬼”たち
青鬼:???? (????)リーダー?
緑鬼:周防誠 (村上淳 )医師の土佐に恨みを持つ
赤鬼:???? (????)サブリーダー?(常に青鬼と行動)
黑鬼:???? (????)女性
黄鬼:???? (????)軍事経験者?、白鬼と夫婦?
白鬼:???? (????)女性、黄鬼と夫婦?
桃鬼:常陸亜理紗(浅川梨奈)女性、灰鬼と親子
灰鬼:常陸潔 (水橋研二)武蔵の担当医、桃鬼と親子
茶鬼:???? (大水洋介)橙鬼と兄弟
橙鬼:???? (森田甘路)茶鬼と兄弟
紫鬼:???? (????)病院外でえみりを確保
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