私、南極にいるんだっけ? これまでのイメージを覆す“VIVE XR Elite”先行体験記

電撃オンライン
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 HTC NIPPONより、「VIVE XR Elite」が事前予約受付中です。「VIVE XR Elite」はVR(バーチャルリアリティ)と MR(ミックスドリアリティ)両方の機能を搭載する、超軽量でコンパクトでありながら高性能なXR(クロスリアリティ:VR、ARなどの総称)デバイスです。

 ここでは、ゲームやフィットネスだけでなく、仕事などでの利用にもぴったりな「VIVE XR Elite」をご紹介! さらに実際に本機を利用してみた先行体験レポートをお届けします。

 “VIVE”とは日常の現実世界から抜け出し、想像力を解き放つためのVRブランド。その最新モデルとなる「VIVE XR Elite」は、広がるメタバース・本格ゲーミング・新時代の生産性を備えた超軽量で⾼性能なXRデバイスとなっています。






長時間利用でも疲れ知らずの快適さ

 ⼈間⼯学に配慮したコンパクトなデザインと重量バランスに加え、無段階のIPD(瞳孔間距離)調整や焦点距離ダイヤル機能を採⽤しています。細かな調整が可能なため画面がキレイに見えるのはもちろん、酔いも軽減されるので、VRやMRは酔ってしまうという方も安心して使用することができますよ。

 疲労と負担を最大限に軽減したガスケットデザインを採用し、着け心地は抜群。110°の広視野⾓、4Kの解像度、90Hzのリフレッシュレートによる、滑らかで鮮明な映像を楽しむことができます。ちなみに目当ての部分はマグネットで着脱が簡単。

  • ▲無段階のIPD(瞳孔間距離)調整。下部のボタンを左右に移動させることで、54~73mmの幅広い設定ができます。
  • ▲焦点距離ダイヤル機能。それぞれのレンズを0~6のダイヤルで調整可能! メガネも不要となっています。
  • ▲以前発売されたVRデバイス「VIVE Focus3」と比べるとこんなに小型に!

VRもMRも仕事も「VIVE XR Elite」におまかせ!

 VRとMR両⽅の機能を搭載しフルカラーRGBカメラによるパススルーにも対応。リアルとバーチャルをよりリアルに融合し、これまでにない没入体験を実現します。

 4つの広⾓トラッキングカメラを搭載しているので、トラッキング(身体の動きを感知し追尾すること)もバッチリ! リアルタイムオーバーレイを取り⼊れたゲームやトレーニングが可能になり、普段使⽤しているキーボードやマウスとバーチャルスクリーンを組み合わせて、究極のワークステーションを構築することもできます。

  • ▲デバイスごしなのにも関わらず、距離などの違和感なくキーボードやマウスに触ることができます。そのため、MRで画面を大きく表示し仕事をすることも可能! まさに持ち運べるワークスペースといったところ。

Wi-Fi 6EでリッチなPC VRゲーム体験をワイヤレスで!

 無料の「VIVEストリーミング」ソフトウェアを組み合わせて使えば、Wi-Fi 6E による低遅延ワイヤレスPCストリーミングも可能。また、対応Androidスマートフォンと連携させて、動画やゲームなどのスマートフォン向けコンテンツをVIVE XR Eliteにワイヤレスでストリーミングすれば実質300インチのパーソナルシアターで鑑賞することもできます。

リラックスしたいときにピッタリなグラス型と交換可能なバッテリーが便利!

 バッテリーは常時出力最大2時間。ホットスワップ対応で取り外しができるため、体験を中断することなく別の電源やバッテリーに付け替えられます。さらに、ハンドトラッキングにも対応。今後はフェイストラッカーおよびアイトラッカーパーツも発売する予定とのこと。

 バッテリーを外してグラス型にすることもできるので、映画鑑賞や最近話題のVR睡眠(VR空間で眠ること)などリラックスしたいときに嬉しいですよね。グラス型ではメガネのように柄を折りたたむことができ、付属の袋に入れれば持ち運ぶことも可能。



  • ▲こんなにコンパクトに! カバンにスッといれられるサイズなので、持ち運ぶのも簡単です。

「VIVE XR Elite」体験レポート! こんなに付けていることが気にならないデバイスは初めて!

 ここからはXR初心者による「VIVE XR Elite」体験レポートをお届けします。私のXRデバイスのイメージは大きくて重く動きづらい、女性にはサイズが合わず視点がうまく合わない……さらに酔いやすいというもの。そのためVRやMRに興味はあるものの自分でデバイスを買うことはあまり考えていませんでした

 しかし「VIVE XR Elite」を装着した瞬間、そんなイメージが激変! 本当に軽く&頭や目などに全く負担がなく、視点の調節も細かくできるので視界もハッキリ。普段メガネを使用していることもあり、とくにグラス型は付けていることを忘れるほどに違和感がありませんでした。以前の思い込みとは……と反省させられるほど技術の進化はすごいですね。一気に「VIVE XR Elite」の魅力に引き込まれました。
 
 まずはXRのクリエイティブプラットフォーム『STYLY』で自分の部屋でアーティストが歌ってくれているような体験ができる作品をプレイ。部屋はそのままアーティストが登場し、自分だけのライブを開催してくれました。これまでのMRのイメージを覆すほど鮮明なグラフィックにびっくり! 指向性オーディオによるサウンドも非常にクリアで没入感&臨場感も最高潮のライブ体験でした。




  • ▲まわりをぐるっと回れるので、まるでその場にいるかのよう!

 次に『YUKI』というシューティングゲームをプレイ。もともとシューティングが大好きなのでよく遊ぶのですが、手だけでなく身体を使ってゲームするのはまるでゲームセンターにいるような気分を楽しめます。さらに、360°敵がどこからくるかわからないドキドキ感! これはMRでなければできない体験ですよね。たくさんの攻撃を右手にいるYUKIに当たらないよう避けつつ敵を撃破していくのですが、思った以上に攻撃がくるのでやりごたえ抜群でした(笑)。

 最後はPCにつないでのVR体験へ。南極をカヌーで進んでいく、部屋にいながら旅行気分を味わえるというものだったのですが、これが本当にすごい! いままでのVR体験はなんだったのかと思うほどに美しいグラフィックとサウンドに感動。「私いま、南極にいるんだっけ?」と錯覚するレベルの没入感を楽しむことができました。

 実際にカヌーを漕ぐように棒にセンサーを取り付けたものを動かし進んでいくので、操作も楽しい! 氷が浮いているのですがオールで押したり乗り上げたりすると、時間差などの違和感もなくリアクションがあるのは高性能な「VIVE XR Elite」だからこそですね。波の音や鳥の声を聴きながら、美しい南極の海をゆったりと進んでいくのは、すごくリラックスできましたし至高の体験となりました。


  • ▲氷のトンネルを抜けると、シャチがジャンプ! 南極以外にもさまざまなステージが用意されているようですよ。

 約45分の体験でしたが頭や首、目などに疲労感もなく、あっという間に感じました。普段VRやMRで酔いやすく楽しむよりも前に体調が悪くなっていた私ですが、軽さと幅広い調整が可能なおかげで、まったく酔いもありませんでした! この体験でVRやMRへの苦手意識(?)がウソだったかのように、もっと遊びたいと思えるほど「VIVE XR Elite」への興味が爆上がりしてしまいました(笑)。

 「VIVE XR Elite」は高性能なXRデバイスを探していた方にはもちろん、私のように酔いやすい方やデバイスのサイズが合わないと感じていた女性の方にもオススメできるデバイスとなっています。また、操作も簡単でサポートもしっかりしているので興味がある方はぜひ手に取っていただきたい!

 2月15日(水)までに事前予約をすると5つのコンテンツをゲットできるので、気になる方はいまずぐ要チェックです。

製品名:VIVE XR Elite
メーカー希望⼩売価格:179,000円(税込)
型番:99HATS004-00
※予約購⼊ページはこちら

※事前予約で5つの素敵なコンテンツ($100以上相当)がついてきます。
※事前予約特典を受け取るには、2023年2⽉15⽇までに事前予約を完了し、2023年3⽉31⽇より前にVIVE XR Eliteのセットアップを完了してください。
※HTCアカウントおよびWi-Fi接続環境が必要となります。
※その他の詳細については、 こちらでご確認ください。

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