悪魔と戦う美少女にまともなやつはいねえ(ほめ言葉)。スクエニ新作『エンゲージ・キル(Engage Kill)』はアニメ好きにおすすめの良作!

カワチ
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 スクウェア・エニックスの新作アプリ『エンゲージ・キル(Engage Kill)』のレビューをお届けします。

社員を導くのが社長の務め。けど、この面子、個性強すぎ……!?

 スクウェア・エニックスの新作アプリ『Engage Kill』は“Project Engage”というメディアミックスのひとつで、2022年7月より放送されていたアニメ『エンゲージ・キス(Engage Kiss)』とも関わりが深い作品です。

 実際にプレイして驚いたのは『Engage Kiss』から3カ月後のストーリーを描いているため、アニメの続きをそのまま楽しんでいるような気持ちになれたところでしょうか。アニメが終わってロスになっていましたが、好きだった世界観にまた浸れるのは嬉しかったですね。

 ですが、中には本作から入ってくる方もいらっしゃると思います。ということで改めて、この世界がどういったところなのかを見ていきましょう!


 舞台となるのは、悪魔の引き起こす特殊な事件“D災害”が発生する“ベイロンシティ”です。太平洋にぽっかりと浮かぶ島で、新たなエネルギー資源である“オルゴニウム”が採掘できることから、世界中の注目を集めています。

 ここでは数ヵ月前、世界を賭けたとんでもなく大きな兄妹ゲンカが行われたのですが、なんとかその一連の事件は解決。その後、新興PMC(民間軍事会社)が続々と参入している……という背景になっています。


 プレイヤーの分身である主人公は、ある目的を果たすべく“ライジングサン・ミリタリーカンパニー”を新たに設立した身となります。

 そこへ、個々の目標は持ちつつも主人公に共感した仲間が集い、力を合わせて“D災害”へ立ち向かうことに……良いですよね、こういうの。目指す場所が違っても同じ方向へ一緒に歩いて行く仲間、というのは、何度浴びてもアツく感じられる要素です。

 演出も相まってコミックやアニメのようなノリで楽しめる、王道感にあふれる導入、という印象ですが、本作から入る方でもすんなりと物語に入っていけるのではないでしょうか。

 シュウやキサラ、アヤノといった、アニメ『Engage Kiss』のキャラクターも引き続き登場。キャラクターエピソードなどでは、アニメ最終話のあとに彼女たちがどのような日々を送っていたのか分かるようになっていますよ。

 むしろ、これを見たらアニメが気になるはず。本作でシュウたちと出会ったあと、そちらへ遡ってみるのも楽しそうですね。その経験もしてみたかった……しかし人間は不可逆の生き物! ということで、その流れで辿る方がいらっしゃったらぜひ感想を。

 アニメファン的には、アニメに登場していたメンバーの動向も気になるところです……が、本作のオリジナルキャラクターたちも個性豊かで負けていません! 電撃オンラインでは今後、1人1人にクローズアップ予定ですが、せっかくの機会なので少し紹介しますね。

 まず主人公。自身が患った悪魔の呪いを解決することを目的にしていますが、その一方で、多くの人を救いたいという気持ちを持っています。それは“ライジングサン・ミリタリーカンパニー”の設立にも関わっているものでした。

 「え、プレイヤーの分身にそんな重い設定が……どうなっちゃうんだ?」という独り言をどうにか内心に留め、現在進行形でここに出力しましたが、自分のことですら大変なのに他人を気にかけてしまう一面がある……感情移入しやすいキャラクターだと感じました。呪いというのが不穏で、先のことを思うと進めるたびにヒヤヒヤしますが、いつか解けると信じています。


 登場する仲間たちも、人間離れした筋力を持つものの燃費が悪くすぐにお腹が鳴ってしまうクロエや、ブラック企業に務めていたため、万能ながら自己評価が低い志保(台詞を見ていると守ってあげたくなる)、戦闘のスペシャリストであるものの脳筋っぽい葵など、魅力的な人物ばかり。一見常識人に見えても、蓋を開けると良い意味で「あれ?」となること間違いナシ。それに気づいた瞬間に“良さ”を感じますね。

 “ライジングサン・ミリタリーカンパニー”のメンバーは仲がいいので、彼らのやり取りを見ているとほっこりします。前述したように、主人公は重いものを背負ってはいますが、彼女たちがいてくれるならなんとかできるかもしれない……そんな気持ちにさせられます。




 そんな仲間たちの1人、クロエはメインビジュアルで手前に描かれていることもあり、気になっている方も多いのではないでしょうか。

 パッと見た感じだと育ちの良さそうな可愛らしい少女、ではありますし実際にその通りなのですが、上のやり取りからも分かるようにトンデモなく悪い燃費の持ち主です。が、これがまたイイんですよね。可憐×めちゃくちゃ強い×たくさん食べる……キャラ属性の良き掛け算がそこにあります。

 また、“ライジングサン・ミリタリーカンパニー”以外にも色々なPMCが存在しており、そのうちのいくつかは物語に絡んでくることになります。そこに所属しているキャラクターも、スカウト(ガチャ)で手に入れることで自分のパーティに入れることが可能です。

 本作で“Project Engage”の世界観が更に広がるので、壮大なストーリーにワクワクします!

同じオーダーを達成する? それとも……シンプルさの中に戦略性が光るバトル

 バトルでは、敵と味方の行動順が示されたタイムラインを見ながら、適切なコマンドを選んでいくというもの。面白いのは、バトル中に“オーダー”というミッションが表示されるというところでしょうか。

 達成しなくても問題はない……のですが、達成するとゲージが上昇していき、最大まで溜まると強力な総攻撃が発動。逆転が可能なので爽快です! 本作の戦闘の鍵を握っている要素、と言っても過言ではありません。

 オーダーには“3回攻撃する“、“バフをかける”など、さまざまなものが存在。同じオーダーを何度も狙うこともできますが、達成の難易度が上がっていくので、色々なオーダーをまんべんなく達成していくのがオススメです。

 オーダーの内容はバトルの前に確認できるので、オーダーを達成しやすいメンバーでバトルに挑むのも戦略のひとつになってきます。本作には属性の優劣があり、属性でパーティを組むのも大事ですが、オーダーに合わせてパーティを組むことも大事。必然的にいろいろなキャラクターを使うことになるのがいいですね。

 また、オーダーを達成することでTPというポイントが溜まり、“トリガースキル”を発動できます。通常攻撃や必殺技に普段とは異なる効果が発生するので、上手に使えば「ヤバイ、ピンチだ!」という状況でも逆転可能です。


 自動編成やオートバトル、経験値クエストなどのシステムも搭載されているので、RPGに慣れていないという方でも手軽にプレイすることができますよ。

 編成するキャラクターは、アシストキャラクターやタリスマンといった装備を付けることでも強化可能です。あらゆる組み合わせを試して、これだ! というものを見つけるのも楽しみになりますね。アシストキャラクターは依頼に派遣することができ、この依頼をこなすことで報酬を得ることができます。派遣したキャラクターに獲得経験値が入るほか、依頼人の好感度も上昇します。なお、キャラクターの好感度が上昇するとシークレットボイスや設定を見ることができます。

 メインストーリーだけでもかなりのボリュームがありますが、キャラクターのエピソードもたっぷり用意されていて、RPGとしての面白さだけでなくキャラクターもののノベルとしても楽しめちゃいます。ぜひチェックして欲しいです!

 “ライジングサン・ミリタリーカンパニー”のメンバーたちが好きになれる……そんな導入となっている本作。バトルやシステムも取っつきやすいので、普段あまりゲームに触らない、という方でもプレイしやすい印象です。

 アニメ『Engage Kiss』を見ていた方はもちろん、ここから“Project Engage”の世界に入っていくのもアリだと思います!

正式サービス開始直前Live! 配信決定

 2月20日の20時より、本作の生放送が実施されます! ここでは実機プレイなどのほか、気になるサービス開始日の発表もあるとのことなので、忘れずにチェックしておきましょう。

 生放送を記念したTwitterキャンペーンも実施中です。フォロー&リツイートで気軽に参加できるので、こちらもお見逃しなく!

●出演者(※敬称略)
森一丁(MC)
香里有佐(クロエ・タン役)
会沢紗弥(キサラ役)
藤井ゆきよ(寿 葵役)
中倉岳大(『Engage Kill』プロデューサー)

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