興奮しすぎて3日間風呂に入らずプレイし続けた『ハリポタ』好き女性ライターによる『ホグワーツ・レガシー』のススメ。四の五のいわず全マグルにやってほしい!

ハチ
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 2月10日に発売されるや、早くも全世界で話題になっているWB Gamesの『ホグワーツ・レガシー』。本作は『ハリー・ポッター(以下、ハリポタ)』の世界を体験できるオープンワールド・アクションRPGで、プレイヤーは古代魔術を操る“ホグワーツ魔法魔術学校(以下、ホグワーツ)”の5年生として入学し未知の歴史を体験することとなります。

 ここでは『ハリポタ』を知っている方へ『ハリポタ』好きライターが息を荒くしたシーンを紹介しつつ、全マグルに本作をプレイしてほしいというインペリオ(禁じられている服従の呪文)をかけるためのプレイレビューをお届けします。

 気にはなるけど『ハリー・ポッター』はあまり知らないし……という方はコチラの記事をチェックしてくださいね。

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 なお、本記事はsteam版のデラックスエディションの先行アクセスを利用してプレイしたものになります。

『ハリポタ』シリーズで唯一自分が主人公になれる作品!

 マグルのみなさん、こんにちは。『ハリポタ』大好きライターのハチです。『ホグワーツ・レガシー』がついに発売になりましたね。発売にむけて『ハリポタ』シリーズをすべて見返し、小説も読み返したのはもちろん、舞台も5回鑑賞するほど楽しみにしていた私は、アーリーアクセス開始時に38℃の発熱をするほどに興奮しました。ここでは、そんな私が『ハリポタ』を知っている方ならテンションが上がるポイントをご紹介します。

  • ▲ホグワーツから手紙がこないなあ……と思っていたら20年経った今私にも届きました! 入学許可が来るならマホウトコロ(日本にある魔法魔術学校のことでクィディッチが強いらしい。)からかと思っていましたけど、ホグワーツから来ましたね。

このはじまり方は『ハリポタ』好き歓喜でしょ

 ゲームを開始してすぐに『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』からのすり抜けるロゴをパターンのやつが‼ もうこれだけでテンション上がりますよね。雲からはじまるのもすごく『ハリポタ』っぽいですし、ゲームというより映画がはじまるような気分に。誰かポップコーンLとコーラ持ってきて! (ちなみに1作目のロゴは普通に表示されていて、2作目のロゴは避けるパターンです。)

 ムービーがはじまると映像はキレイすぎだし、展開が怒涛すぎいぃぃ! ドラゴン(火を吐くのでおそらくハンガリー・ホーンテール)に襲われてしまうのですが、そのさ中でセストラルが見えるようになります。セストラルは死を見たことがある人でないと見ることができない魔法動物なので、見えるようになったということは……とわかるこの演出は『ハリポタ』好きにはたまらないですよね。


  • ▲セストラルの尾毛は『ハリポタ』で最強の杖ニワトコの杖の芯にも使われているので、相当な魔力を持つ生き物なのでしょうね。本作でもニワトコの杖が存在するのか気になります。

グリンゴッツ銀行でバイトして私もイケメンと知り合いたい

 次のシーンはまさかのグリンゴッツ銀行の登場で叫びました。この銀行は映画でも何度も出てきていますし、ビルとフラーの職場でもありますよね。しかも12番金庫!? ハリーの両親の金庫が687番、1作目でハグリットが寄った金庫が713番、シリウスの金庫が771番だったので、相当奥にあるんだろうなと驚きました。グリンゴッツ銀行の設立が1474年なので、この金庫の持ち主は1400年代の方ということでしょうね。


  • ▲ハーマイオニーがポリジュース薬でベラトリックスに変身したときに登場した滝もあります。映画ではここまでじっくり銀行内部を見ることができなかったので感動しますよ!

20年憧れたホグワーツへキターーー‼

 ここからはゲームならではの世界へ! 古代魔術の痕跡を追って進んでいき、ルーモスなどおなじみの呪文も使えるように。まるで映画を見ているようなチュートリアルを終えるといよいよホグワーツが登場。


 あまりの美しさに圧倒されました。ホグワーツ特急が走っているのも見えたので、本作でも乗れたりするのかな? ホグワーツに入ると組み分けの儀式にも参加できます。ハリーポッターファンクラブとアカウントを連動していると、なんとそちらの診断が反映されます。連動していない場合は、いくつか質問に答えると決定してくれますよ。

 映画のように組み分け帽子が寮をすぐに叫ばないので、気に入らなかったら変更可能。組み分け帽子の意見は無視して自分の意志で寮を決めちゃいましょう。私はセドリックやニュートのような友達がほしいなと思うので、ハッフルパフにしました。

  • ▲組み分け帽子のデザインは映画とは違っていました! もしかしたら、何代目の組み分け帽子とかがあるのかもしれませんね。

 
 本作の舞台は1800年代ということなので校長はダンブルドアではなく、フィニアス・ナイジェラス・ブラックです。ブラック家なのでシリウスのご先祖さまにあたり、シリウスいわく最も人望のない校長だったと言われていたのでこれからどんなことをやってくれるのか楽しみですね。

  • ▲話には出てきていたフィニアス・ナイジェラス・ブラックの生前の姿を見られるとは! 『ハリポタ』よりもファンタビよりも前の誰も知らない物語を自分でプレイできるのは熱すぎる!!

 副校長はマチルダ・ウィーズリー! ウィーズリー家らしい赤毛でそばかすなので、ロンのご先祖さまで間違いないんじゃないでしょうか。ロンファンのみなさん、このゲームではロンのご先祖さまに会えちゃうんですよ、プレイするしかありません!

 映画の登場人物はいないものの、もちろんご先祖さまはいるので生徒の名前などにも注目です。もし1892年以降だとしたらどこかに学生のダンブルドアがいるのかも!? というロマンもありますよね。

映画では見ることのできなかった寮の談話室や厨房に行ける!

 寮のへも行けるのですが、ハッフルパフやレイブンクローの寮は映画では出てこなかったですし、スリザリンの寮も少ししか登場しなかったので、こんなにじっくり見ることはできるのはまさに本作ならでは! それぞれの寮の入り口や入り方もわかるので『ハリポタ』好きにはもうたまらないですね。ゴーストの太った修道士も発見しましたよ。



 寮だけでなく、映画で見た~という教室や見たことな~いという教室、必要の部屋、厨房、人狼の部屋などにも行くことができます。さらにサブクエストも飛んでいる鍵を探したりとただのお使いではなく、しっかり作りこまれたものばかりで謎解きもたくさん! ハリーたちのように自分の足でホグワーツの不思議に迫れるなんて……幸せ……。

  • ▲ハッフルパフの寮はアナグマの巣のよう! 大地というテーマにもしっかりと沿っていて緑の多い談話室でした。(他作品ですがホビットのお家みたいで好きです。)

  • ▲梨の絵画をくすぐるとホグワーツの厨房への入り口が現れます。中ではたくさんの屋敷しもべが働いていて、積みあがった樽なんとは屋敷しもべのお家になってました。映画ではホグワーツの屋敷しもべを見る機会はなかったのですが、本作ではお料理をしたりお掃除をする姿を見ることができますよ!

  • ▲人狼についてのタペストリーや像などはある隠された部屋を発見。ルーピン先生好きが興奮しないはずありません、一体何のための部屋なんでしょうか?
  • ▲女子トイレでポリジュース薬らしきものを見つけました。まさか、この時代にもハリーたちと同じことをしている生徒が……!?

  • ▲ファンタビで見たことのあるニフラーとデミガイズ!? デミガイズの置物はなにかギミックがありそうです。毛が透明マント(死の秘宝ではなく、ある程度の時間がたつと透明ではなくなってしまう偽物)の素材になるので、それに関連した呪文などがあればいいのかも?

  • ▲必要の部屋は自室として自由に利用でき、家具や壁、床、雰囲気などカスタマイズも豊富。ホグワーツに自分の隠れ家があるなんて素敵……。

ホグワーツで授業ってワクワクする~!

 学校といえば授業! ということで基本的に魔法は先生から学びます。本当の授業のように先生から課題を出されて、呪文を習得していくのが映画と同じで嬉しいですね。


 マンドレイクを植え替えたり、羽根を浮かせたり、決闘をしたり、箒で空を飛んだり……映画さながらの楽しい授業で先生もくせ者ぞろい。これぞホグワーツ! レベルが上がれば自動で魔法を覚えるのではなく、実際に授業に出て学んでいったり、友達とこっそり魔法の練習をしたりして覚えていくので『ハリポタ』好きから見ても世界感が守られていてすばらしいなと感じました。


  • ▲闇の魔術に対する防衛術の授業ではハリーとマルフォイが決闘したときのように長い机が出現! 蛇は出してきませんでした(笑)。

不死鳥の騎士団とデスイーターの戦いさながらのバトル

 ゲームならではの要素といえばバトル! 魔法で戦うというと詠唱時間やMPの制限があり、動きがもっさりしていてストレス……というイメージがあるかもしれませんが、本作は違うんです。この魔法をビシバシと撃ち合い、呪文を唱えあうスピード感のある戦いはまさに『ハリポタ』の戦闘! バトルまで『ハリポタ』を崩さないでいてくれる本作……間違いなく神ゲーです。


  • ▲プロテゴをうまく使いながら戦うのですが、シンプルながら判断力が必要になるのでとても面白い! 難易度も選べるのでゲーム初心者さんから熟練のゲーマーさんまで自分に合ったレベルで遊ぶことができるのも嬉しいですね。

 さらに物語も進めていき闇の魔術のレベルを上げていくと、禁じられた呪文も使うことができるようです。どんな戦い方をするかはあくまで自分次第なので、そんな選択をするかは心に従ってくださいね。


ホグズミード村でショッピングからのバタービール

 オープンワールドなのでとにかくマップが広大。そのためホグワーツだけでなく、おなじみのホグズミード村ももちろんありますよ! 映画ではダイアゴン横丁で買い物をしていましたが、本作ではホグズミード村で杖や薬草、装備などを買うことができます。

 主人公は自分の杖はまだ持っていないとのことだったのでオリバンダーの店へ。何本か試していると自分にぴったりの杖を出してくれるのですが、これまたハリーポッターファンクラブの診断が反映されているではありませんか! 自分で変更することもできますが、診断結果の杖をオリバンダーさんが持ってきてくれるのは感動するので、ぜひ診断してからお買い物にいってほしいですね。 

  • ▲こちらが私の診断結果。ルーピン先生やドラコ、ネビルなどと同じユニコーンの毛の芯でした。

  • ▲ありました、みんな大好きハニーデュークス。カエルチョコらしきものも発見しましたが『ハリポタ』のときとは色が違いますね。時代にあわせてリニューアルを繰り返している可能性が! ホグワーツへの抜け道がこの時代からあるのかも気になります。

  • ▲ホグズミード村といえば三本の箒のバタービールで乾杯! スラグホーン先生が「三本の箒がまだ一本のときから知ってる。」みたいなことを言っていたと思うのですが、この時代でも三本の箒だったんですが!?

『ハリポタ』シリーズで語られてこなかった古代魔術

 物語は古代魔術についての謎を追いながら進んでいくのですが、これはこれまでのシリーズでは語られていなかった話ですよね。古代魔術というものは1800年代ですでに滅びているのですが、どうやらホグワーツと深い関わりがあるようです。もうそれだけで気になる……。

 ホグワーツの昔の先生たちの記憶を憂いの篩で見たり、肖像画と話したりするのですが、これは『ハリポタ』でのダンブルドアと重なりますね。ストーリーが進むとアズカバンに行くことも。アズカバン内部を自分で歩ける日がくるとは夢にも思っていませんでした。実際に行くととても怖い場所で、ここにシリウスがいたのね……としみじみ。


  • ▲どのような謎が隠されているのか、気になりますよね。私は続きが気になってしまい寝る時間も惜しんでプレイしたため、ニキビが5個もできました(笑)。みなさんはお肌に注意しながら楽しんでください。
  • ▲緑だった葉がオレンジ色に……季節も移り変わっていくようです。

 このように『ホグワーツ・レガシー』は『ハリポタ』を知っている方、『ハリポタ』好きな方にぜひぜひぜひぜひプレイしてほしいタイトルとなっています! いい大人になってからこんなにもゲームで感動する日がくるとは思いもしませんでした。

 本作はシリーズ作品といっても過言でないほどのクオリティと物語の面白さ、ゲームでありながら『ハリポタ』の世界観を崩すことなく遊ぶことができるものになっています。『ハリポタ』好きには間違いなく最高のゲームなので、魔法の世界と物語を自分の目で心で感じてみてください!



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ホグワーツ・レガシー

  • メーカー:WB Games
  • ジャンル: オープンワールド・アクションRPG
  • 対応端末:PS5 / PS4 / Xbox Series X|S / Xbox One /Nintendo Switch / PC
  • 配信日:発売中
  • ※ PS4 / Xbox One版は2023年4月4日(火) 、Nintendo Switch版は2023年7月25日(火)発売予定
  • 価格・通常版(PS5 / Xbox Series X|S):8,980円(税込9,878円)
  • 価格・デラックス・エディション(PS5 / Xbox Series X|S):9,980円(税込10,978円)
  • 価格・通常版(PS4 / Xbox One):7,980円(税込8,778円)
  • 価格・デラックス・エディション(PS4):8,980円(税込9,878円)
  • 価格(Nintendo Switch):未定
  • プレイ人数: 1人
  • CERO表記:C区分(15歳以上対象)

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