『ドラゴンクエスト チャンピオンズ』βテストで感じた魅力と今後の希望【DQチャンプβテスト体験記#40】

　スクウェア・エニックスが発表したiOS/Android用乱戦コマンドバトルRPG『ドラゴンクエスト チャンピオンズ（DQチャンプ）』。そのβテスト体験記をお届けします。

　第40回は、『ドラゴンクエストX オンライン』をこよなく愛するプレイヤー・オフィス加藤のレポートです。

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『ドラゴンクエスト チャンピオンズ』を遊び切った1週間

　2月6日から1週間の間行われた本作のβテスト体験会ですが、自分はストーリーモードを今回遊べる範囲はすべて、大会モードは最高クラスのゴールドIに到達と、たっぷりと遊ばせてもらいました。そこで感じた、本作の魅力や今後への希望などを書いていきたいと思います。

　まず、乱戦コマンドバトルRPGという新ジャンルについて。初めて聞くジャンルですが、『ドラゴンクエスト』のレベルや装備といった成長要素と、徐々に狭くなっていくフィールドを舞台にプレイヤー同士が戦い合う人気のゲームシステムのことを知っていれば、まったく戸惑うことはありませんでした。大人数で島に降り立ち、キャラクターを徐々に成長させ、プレイヤーが鉢合わせしたら『ドラゴンクエスト』のようなコマンドバトルを行って勝敗を決め、そして勝ち上がった先にある最後の1人を目指す。脳内で想像したものがそのままがゲームになっていました。

　操作が簡単でエイムが苦手な人なども楽しめる、といったセールスポイントはまったくそのとおりに実現され、本作の魅力の1つに。かといってバトル中にゆっくり考えていると相手に割り込まれてしまうため、どのスキルで戦うかの判断は即座に行わなければなりません。操作は簡単ですが、素早い判断力は必要になります。

　そして、さらなる魅力を語る前にお伝えしたいのが課金要素についてです。本作では主に装備入手のための“ふくびき”を引くことになります。サービス継続のための課金要素はたくさんあったほうがよいのですが、バトルロイヤル形式で戦闘能力に差が出る部分を課金要素にした点は驚きでした。ただ、プレイしてみると、徐々にその点に関してはあまり気にならなくなっていったんですよね。理由を考えてみたところ、★4武器と成長玉のことが考えらました。

　まずは入手の難しくない★4武器が弱くないという点。“はじゃのつるぎ”や“せいれいの杖”など、多くの★4武器が1グループ攻撃や不特定の敵に●回攻撃などといった、一気に敵をせん滅できるスキルを★5武器同様に持っています。自分は最後までβテスト体験会で最強クラスの武器といわれた“ドラゴンキラー”を入手できませんでしたが、上記の武器などを装備することで、それほど装備差を感じませんでしたね。

　そして、もう1つが成長玉による能力強化の幅が大きいという点。例えば武器差でこうげき力に10の差があったとしても、瞬時に倒せるスライムを5匹も倒せばおそらくその差は埋まります。そう、あのスライム5匹をです。また、終盤になってくればなるほど、プレイヤーを倒すことで100以上の成長玉増加が起こりうるため、相手がいくら★5装備を全身にまとっていたとしても、その差を余裕でくつがえせることがひんぱんにありました。

　そして、そのことは本作の魅力につながりますが、その成長玉をいかに早く、いかに多く入手するかの戦略を考えることがおもしろいんです。最初に降り立つ地をどこにするか、どのルートでモンスターを倒していきつつ魔瘴から逃れるか、どのタイミングでプレイヤーと戦って成長玉を奪うかなど、考察できる部分がたくさんありました。何も考えずに移動しているとモンスターとも戦えずにさまようことになる時間ができてしまうこともあり、その時間を強化に使えていたら...と反省するのが楽しいんですよね。

　また、プレイヤーとのコマンドバトルももちろん大きな魅力。いや、その前段階のバトルに入る前の準備が魅力というべきでしょうか。先ほど挙げた成長玉の入手個数に加え、ふいうちをできるか、ふいうちを受けない立ち位置にいるか、敵が来そうな場所に罠を仕掛けているか、ひっさつを放てる状態か、先制できた際のアイテムを入手できているかなどと下準備がすでにおもしろいんですよね。

　そんなさまざまな魅力を感じさせてくれた『ドラゴンクエスト チャンピオンズ』。本稼働に向けてさらなるパワーアップを期待します！

製品版での個人的な希望まとめ

　そしてここからは、今後の希望について書かせてください。まずは見た目装備を変えたいという点です。　

　ああっ、なんと不揃いなのでしょうか。美しくないっ！　ガチャで装備の入手にばらつきがあるため、一式を揃えるのに時間がかかることは“あるある”ですが、できれば揃えて戦いに繰り出したいところ。また、強い装備が出てくるとその装備を使う人が多くなり、みんな同じ格好になってしまう問題も出てきます。そのため、実際に装備している能力はそのままに、見た目だけ変えられるようになれば嬉しいですね。『ドラゴンクエスト』シリーズのほかのスマートフォンタイトルではよく実装されているので、本作でもいずれは実装してくれると思っていますが！

　そして、見た目装備のセット売りや、装備だけでなく例えば『ドラゴンクエストX』プレイヤーにはおなじみの5種族に見た目の種族を変えられる、などといったことも課金要素になればより嬉しい限り。その際はもちろん喜んで課金させていただきますよ！　

　ほかには、モンスターを倒した際に手に入るエンブレムがβテスト版ではストーリーモード限定でしか入手できませんでしたが、本稼働では大会モード中でも入手できるようにしてほしいところ。そうなればより大会モードに集中して遊べると思ったので、こちらも実装されたら嬉しいですね！

　以上、1週間のプレイをとおして感じた本作の魅力と今後の希望について書かせていただきました！

製品概要

■タイトル：『ドラゴンクエスト チャンピオンズ』
■ジャンル：乱戦コマンドバトルRPG
■対応機種：iPhone/Android
■配信日：未定
■価格：アイテム課金型（基本プレイ無料）
■制作スタッフ
・ゼネラルディレクター：堀井雄二
・キャラクターデザイン：鳥山明
・音楽：すぎやまこういち
・企画・開発：株式会社コーエーテクモゲームス
・企画・制作：株式会社スクウェア・エニックス

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