『ドラゴンクエスト チャンピオンズ』βテスト体験会まとめ。やっぱり『ドラクエ』は優しいRPG【DQチャンプβテスト体験記#41】

染谷 広人
公開日時

 スクウェア・エニックスが発表したiOS/Android用乱戦コマンドバトルRPG『ドラゴンクエスト チャンピオンズ(DQチャンプ)』。そのβテスト体験記をお届けします。

 第41回は、『ドラクエ』シリーズとともに思春期を過ごした、永遠の自称勇者見習い・染谷広人(そめやひ“ロト”)のレポートです。


βテスト体験会を60時間以上がっつりプレイ!

 『ドラゴンクエスト チャンピオンズ』βテスト体験会、プレイされた方々お疲れ様でした。個人的には『ドラゴンクエスト』シリーズとして、かなりチャレンジした作品だと感じました。以下で、その感想をまとめていきます。

  • ▲大会モードは、最高のゴールドリーグIまで遊び尽くしました。

格上相手でも意外と勝てる乱戦コマンドバトルRPG

 本作の一番の特徴は、乱戦コマンドバトルRPGと銘打った、最大50人のプレイヤーが参加する大会モード。正直、最初は複数人が参加する対人戦でコマンドバトル形式って、テンポが悪くて微妙になるんじゃないかと思っていました(汗)。

 実際にプレイしてみると、対人戦は少ないターン数で決着することが多く、テンポよく進んでいきます。フィールド探索やバトルで、“成長玉”や“せかいじゅのきのみ”を集めて強化できるので、パーティが少し弱くても勝てるチャンスがありました。

  • ▲しっかり成長させると、レベルや装備差をひっくり返せます。

 ただ、大会モードで最後まで勝ち残ると、1回につき15~20分ぐらいかかります(途中で負けたときはその時点で終了)。スマホでプレイしていることを考えると少し長めなので、いつでもどこでも大会モードというわけにはいかない印象でした。もう少し短い時間で遊べる大会モードが追加されると、より多くの人が参加しやすくなるかもしれませんね。

  • ▲大会モードのプレイ時間を考えると、じっくり遊べる環境で挑むのがオススメでした。

どのような戦略を取るかを考えるのが面白い

 大会モードでは、フィールドのどこからスタートするか、“成長玉”と道具のどちらを優先して集めるか、プレイヤーとモンスターのどちらを優先して倒すかなど、チャンピオンになるためにさまざまな戦略を取ることができたのが面白かったです。プレイして知識を覚えていくほど、臨機応変な戦い方ができました。

  • ▲スタート地点から“成長玉”と道具集めを意識して、どういった地点を回るかがポイントでした。

 一方で、現状だとコマンドバトルの戦術は少なかった印象。すばやさ特化の盗賊の状態異常が強いほか、先手を取ったら相手を火力で押し切るパターンが多かったです。敵の攻撃を耐えて反撃という戦術なども取れると、よりコマンドバトルの深みが増しそうです。

  • ▲現状では先手を取れるかが重要。すばやさの低いキャラは苦戦することが多かったです。

装備が増えれば、より多彩なバトルが楽しめそう

 装備に関しては、ふくびきで手に入れるのが基本でした。装備の影響はかなり強いですが、大会モードでは基本的な立ち回りができるかどうかのほうが重要で、★4装備でも十分に戦うことが可能。また、装備によってスキル・特殊能力が異なるので、装備が増えていけば、もっと多彩な戦い方ができそうです。

  • ▲βテスト体験会では装備の総数が少なめ。装備の種類が増えるだけで、いろいろな戦い方ができそうです。

 装備で実装してほしいと思ったのは、見た目装備です。いろいろな装備があるので、自分好みの容姿のキャラクターで大会モードに挑みたかったですね。ただ、敵パーティの装備を見て狙う相手を決めることも多かったので、それがわからなくなると少し困ってしまうかもしれません(笑)。

  • ▲見た目が好きな★3装備もあったので、いろいろと着こなしてオシャレを楽しみたいです。

 なお、装備と同様に重要な職業については、ステータスによる差は出ていましたが、もう少しスキルが増えると嬉しかったです。これは武器で補う部分になっていると思いますが、自分の場合はβテスト体験会の終盤まで、僧侶が回復呪文の“ホイミ”しか使えなかったので、せめてレベルで“ベホイミ”を覚えてほしいという切実な願いです(笑)。

  • ▲職業ごとに覚えられるスキルや呪文は最大3つ。もうちょっと強いものも覚えられると嬉しいですね。

ストーリーモードならではの要素がもう少し欲しい?

 ストーリーモードは、3章までだと物語を楽しむ以外では、チュートリアル的な側面が強かったです。ストーリーモードでも大会に出場する機会があり、そこで大会モードの雰囲気をつかめるので、初心者にも優しい仕様でした。

  • ▲3章までの物語は、まだまだプロローグの印象。ここからどう盛り上がっていくのか要注目です。

 ただ、一度クリアしたシナリオを再度プレイする理由が、現状だとエンブレム集めとけいけんち稼ぎぐらいだったので、もう少し何かあると嬉しいですね。あと、クリアしたシナリオはオートでプレイできるようになると、スタミナの消費も気軽にしやすいと感じました。

  • ▲エンブレム集めのために周回プレイをすることが多いので、そこがラクになると嬉しいですね。

アクションが苦手な人でも対人戦が楽しめる優しいRPG

 総評としては“50人参加の乱戦コマンドバトルはプレイヤーにとっての敷居が低く、アクションが苦手でも楽しめる”になります。

 『ドラクエ』で対人戦はちょっと苦手……と感じている方も、一度プレイしてみれば、カジュアルに楽しめると思うので、ぜひ正式サービス開始の際は少し遊んでみてください。

  • ▲バトロワ系のゲームはアクション要素が強くて挫折……みたいな人に、乱戦コマンドバトルRPGはちょうどいい難易度です。

製品概要

■タイトル:『ドラゴンクエスト チャンピオンズ』
■ジャンル:乱戦コマンドバトルRPG
■対応機種:iPhone/Android
■配信日:未定
■価格:アイテム課金型(基本プレイ無料)
■制作スタッフ
・ゼネラルディレクター:堀井雄二
・キャラクターデザイン:鳥山明
・音楽:すぎやまこういち
・企画・開発:株式会社コーエーテクモゲームス
・企画・制作:株式会社スクウェア・エニックス



※画面や映像はすべて開発中のものです。
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