僧侶デッキが奇跡を…!? 『DQライバルズ』公式全国大会“勇者杯2019秋”レポート

文: そみん

公開日時: 2019年11月10日(日) 09:00

最終更新: 2019年11月11日(月) 21:30

　11月9日に行われた、スクウェア・エニックスのNintendo Switch/iOS/Android/PC用カードゲーム『ドラゴンクエストライバルズ』の公式全国大会“勇者杯2019秋”のレポートをお届けします。
（大会の模様は、YouTube、ニコニコ生放送、OPENREC.tvで配信されました）

　大会をもっと楽しむために、VジャンプWEBの特設ページで公開されている8選手のデッキを確認しておきましょう！　各選手のインタビューで、大会への抱負や気になる相手も掲載されていますよ。

▲大会のトーナメントはこちら。どんなドラマが生まれるのか！

【準々決勝】
・第1試合：まめ選手 VS 大きなメダル選手
・第2試合：カイト選手 VS empty選手
・第3試合：なかもー選手 VS posesi選手
・第4試合：八九寺れーぷる選手 VS 二宮シグレ選手

　なお、イベント中には新リーダーの盗賊カミュなど、さまざまな新情報が発表されました。それらについては別記事に掲載しています。

“勇者杯2019秋”ルールについて

　大会ルールは3リーダー制で、デッキ公開制のBO3で行われます。勝利リーダーは勝ち抜けのコンクエスト方式（勝利したデッキは使えなくなる）なので、1試合を先行しても次の試合での選択肢が減り、相性が悪いデッキを選ばれる可能性が高くなり、よりデッキ選びやプレイングが重要となります。

【ルール】
・全試合2バトル選手で勝利
・3リーダー/デッキ公開制のBO3
・勝利リーダーは勝ち抜けのコンクエスト方式

1回戦（準々決勝）の結果

・第1試合：まめ選手 VS 大きなメダル選手→まめ選手の勝利！

・第2試合：カイト選手 VS empty選手→カイト選手の勝利！

・第3試合：なかもー選手 VS posesi選手→なかもー選手の勝利！

・第4試合：八九寺れーぷる選手 VS 二宮シグレ選手→二宮シグレ選手の勝利！

準決勝の結果

・第1試合：まめ選手 VS 選手カイト

▲第1バトルはミネア（まめ選手）対ゼシカ（カイト選手）。序盤はカイト選手の盤面有利で進みます。

▲まめ選手は全体除去を使うも、スライム4体が出てきて……。

▲ここで引くか!?　カイト選手がスラフォースを引き当て、一気に12点！

▲その流れで、カイト選手が先行勝利！　この引きは、まさに勇者！　スライムゼシカのすごい動きでした。

▲第2バトル目はミネア（まめ選手）対ミネア（カイト選手）のミラーマッチ！　攻めのミネアと受けのミネア、どちらが勝つのか！　互いに早い段階でクロウズを手札に入れます。

▲超必中モードから攻撃力を上げまくり、まめ選手が猛攻を決めます！　これで1対1！

▲最終バトルはリッカ（まめ選手）対ミネア（カイト選手）。

▲まめ選手が押し切り、2大会連続での決勝へ！　序盤から強力な“たね”をしっかりと集めていました。

・第2試合：なかもー選手 VS 二宮シグレ選手

▲第1バトルはビアンカアリーナ（なかもー選手）対占いミレーユ（二宮シグレ選手）。なかもー選手の手札には初手からコスト1が複数枚。武闘家のアリーナが速攻で攻め切れるか!?　一歩委、シグレ選手も早い段階でクロウズを引きます。

▲なかもー選手がブライからの猛攻で1戦目を先取。シグレ選手もタロットがたまってきていましたが、仕掛けの速さに押し切られました。

▲第2バトルはスライムゼシカ（なかもー選手）対占いミレーユ（二宮シグレ選手）。シグレ選手の初手の神引きから幕を開けます。勇者ソロを戻してクロウズ＆銀のタロットを素引き。すげえ！

▲2戦連続でクロウズを序盤から展開してくるシグレ選手を前に、なかもー選手も「またかよ」とげんなりな表情。一方、なかもー選手も早い段階でダークキングを引き込みます。

▲シグレ選手の攻撃力がアップしたシーゴーレムがにらみをきかせ、なかもー選手は思うように動けず。

▲なかもー選手はダークキングにつなげて盤面を圧倒。スラフォースで勝負は決まったかに見えましたが……。

▲シグレ選手が運命の輪の超必中モードから大反撃！　大ピンチからの猛攻で、大逆転を果たしました！　まさか、守りに入らず、逆に攻めに転じて、あれだけのスライム＆ウォールをぶち破るとは……これは熱い!!

▲最終戦となる第3バトルはスライムゼシカのミラーマッチ！　先行は二宮シグレ選手ですが、後攻のなかもー選手が安定して盤面のスライムを増やしていきます。

▲そして7ターン目。先行のシグレ選手が、先にダークキングを繰り出します！

▲一方のなかもー選手は、ダークドレアムで反撃。その後も一進一退の攻防が続きましたが、ラストはメラゾーマなどでリーダーへの直接攻撃を行い、なかもー選手が勝利！　後攻不利と言われる状況を、見事なプレイングでひっくり返しました！

決勝の結果

・まめ選手 VS なかもー選手

▲なかもー選手のデッキ1（魔法使い）はスライムゼシカ。

▲なかもー選手のデッキ2（占い師）。

▲なかもー選手のデッキ3（武闘家）。

▲まめ選手のデッキ1（僧侶）。

▲まめ選手のデッキ2（占い師）。かなり重めの構成です。

▲まめ選手のデッキ3（商人）。

▲第1バトルは占いミネア（まめ選手）対ビアンカアリーナ（なかもー選手）。中盤以降のミネアの猛攻に備えて、早目に展開をして有利を取りたいなかもー選手ですが、まめ選手も早めにクロウズを展開し、必中モードで立ち回ります。

【占いミネア（占い師）】
クロウズや銀のタロットで占い効果を選択し、幅広く戦うことができるデッキ。

【ビアンカアリーナ（武闘家）】
攻撃的で優秀な低コストユニットを天空の花嫁ビアンカで後押しするアグロデッキ。

▲クリフトやネクロマンサーでプレシャーをかけるなかもー選手。まめ選手は、超必中モードの愚者のタロットで相手の攻撃力やHPを下げて、ダメージを抑えつつ……。

▲さらに死神のタロットで盤面をリセット。ここからまめ選手の反撃が始まるか？

▲HP8と、リーサル直前まで追いつめられるも、ここで太陽のタロットを神引き！　HP15まで回復することに。

▲HP15を削り切れるかどうか。この状況でなかもー選手がひいたのは“とげぼうず”……。

▲ここはダークドレアムで盤面のリセットをかけます！

▲魔王を倒すのも、また魔王！　まめ選手もダークドレアムを呼び出し、なかもー選手のダークドレアムを処理します。

▲大量の特技カードを持ちつつも倒しきれないなかもー選手。ラストはまめ選手が愚者のタロットなどでリーサルを決めました！　第1バトルからシーソーゲームの連続で激熱でした。

▲第2バトルは僧侶のアナザーリーダーとなるセーニャの魔王デッキ（まめ選手）対スライムゼシカ（なかもー選手）。早い段階でまめ選手の手札にフォレストドラゴが入ります。

【スライムゼシカ（魔法使い）】
スライム系ユニットを大量展開して、ダークキング等でフィニッシュを狙うデッキ。

【魔王デッキ（僧侶）】
手札に“魔王系ユニット”があると強力な効果を発揮するカードで有利を導くデッキ。

▲ゾーマを温存しながら展開をしていくまめ選手。ウイングタイガーも絶妙なタイミングでささります。

▲デボラでコインを増やし、ぶちスライムを強化しながら受けに回るなかもー選手。

▲ぶちスライムから展開したスライムもシドーで一掃！　ストレート勝利で、まめ選手の優勝が決まりました！

▲優勝者であるまめ選手には、堀井雄二さんから盾が授与されました。

　ちなみにまめ選手が“伝説のカード錬金”として選んだのは“天空の花嫁フローラ”！　後日、全プレイヤーにプレゼントされます。

　今回も熱い戦いだらけで、観戦して楽しめるのはもちろん、いろいろと勉強になる場面がありました。もし機会があれば、ぜひアーカイブ動画（YouTube、ニコニコ生放送、OPENREC.tv）でご視聴ください！

【開催日時】
2019年11月9日(土)9:00開場／9:30開演、18:00終了予定
【開催場所】
イオンシネマ港北ニュータウン
横浜市営地下鉄“センター北”2番出口を出てYOTSUBAKOを通り徒歩1分
ノースポート・モール7Ｆ
※イオンシネマ京都桂川、イオンシネマ名古屋茶屋でもライブビューイングを同時開催
【入場料】
1,000円（税込）
【番組配信URL】
・YouTubeLIVE
・ニコニコ生放送
・OPENREC.tv
【出演者】
●MC
椿彩奈（タレント）
中村卓也（イベントMC）
●実況
田口尚平（テレビ東京アナウンサー）
南雲大輔（声優）
Mokson（ゲームキャスター）
●解説
ちょもす（ゲームライター）
●ゲスト解説
あーあい（ゲームライター／“勇者杯2018冬”ベスト４）
カク（ゲームライター／“勇者杯2019夏”優勝）