『ぎゃる☆がん』のあの子たちが…!? 『グリム・ガーディアンズ デーモンパージ』序盤ステージを紹介!

sexy隊長
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 インティ・クリエイツが贈る、2人の女子高生が戦う2D横スクロールアクション『Grim Guardians:Demon Purge(グリム・ガーディアンズ デーモンパージ)』。本作は、個性が異なる“神園しのぶ”と“神園真夜”という姉妹を使い分けながら、ステージを進んでいくゴシックホラーアクションです。

 悪魔ハンターを生業とする二人の女子高生が、悪魔の城になってしまった学校を元に戻すために戦うというのが大まかな内容になっています。

 2月23日にダウンロード版が発売された本作ですが、今回の記事では『ぎゃる☆がん』ネタを交えつつ、序盤4ステージを一挙紹介! インティ・クリエイツ作品大好きライター、sexy隊長が全力で行きますよ!

※以下の文章には、ステージ4までの内容を含みます。

ほぼチュートリアルの城門前。しっかり操作を覚えよう!

 はじまりは城門前から。ここはほぼチュートリアルのようなステージになっており、戦闘などの簡単な操作を学んで試せるステージになっています。出てくる敵は今後も出てくるので、ここで慣れておくことをオススメします。

 というのも、こんな敵ヨユーヨユー! とナメていると後々苦戦することになるからです。必ず操作と敵を倒す感覚を掴んでおいてください。

 ちなみにアクション慣れしている筆者はナメていたため、後々、敵を倒しきれずにノックバックからの落下死などを繰り返すはめになりました(笑)。皆さんはご注意を!

 城門前を進んでいくと跳ね橋に到着し、ここで待ち伏せている門番のような敵を倒すと城内へと入ることができます。

 入ると学校内、もとい城内の雰囲気は、悪魔城ドラキュラシリーズ好きならお馴染み! と言っても過言ではない雰囲気が満載のステージデザインになっています。

 学校という感じは一切なく、悪魔の城スタイルに振り切ったデザインになっているので、学校はどうなってしまったんだ!? と思うしかありません。


 本作はマップに分岐が存在するので、ここは上に行くのか? 下に行くのか? と迷うほど、様々なルートが存在します。エントランス内ももちろん分岐するようになっており、序盤から探索を楽しむことができますが……?

 ルートによってはこのように、謎の壁で進めない場所が存在。ここは訪れた時点では、進めないことが多いです。進めない謎の壁が出てきたら扉に描かれているマークみたいなのをメモしておくのがオススメですよ!

 上記のキャプチャでいうと“ペンギンのようなマーク”ですね。それと“見つけた場所”をメモしておくと、過去の自分ナイス! と褒めたくなる場面がやってくるハズです。

 そしてこちらは、ステージの中ボスのような存在である“シャンデリア×蜘蛛” のクリーチャー。蜘蛛の糸に見立てた天井からのチェーン、8本の脚に見立てた装飾など芸術点が高く、なおかつ戦闘練習に最適な敵になっているので、逃げずにぜひ戦ってください! 大丈夫、怖くないです。

 どのステージにも共通することですが、数多のクリーチャーの攻撃をかいくぐり、分岐している様々なルートを進んで、ステージ最後にあるボス部屋を目指すのが主な流れです。

 もし迷子になってしまっても、“コンパス”というシステムがあるので、それを駆使すれば比較的迷わずに進めると思います。

※システム面などの詳しい説明は。序盤先行プレイ記事で紹介しましたので、未読の方がいらっしゃったらそちらもぜひ。

 なお、ボス部屋の前には体力回復やWEAPONポイントを回復するアイテムが置いてあるので助かります。お世話になることも多いですね。

 ただ、なんでこんなところに? この店みたいものはなんなんだろう? と思っていました。それらの正体は、後ほど判明します。


  • ▲ステージ1のボスです。

 魔城の入り口であるエントランスを、"千の目"で見張る蝙。そんな蝠たちが結集した大悪魔。ある時は小さな蝙蝠の群れで、またある時は巨大な大蝙蝠の姿で主人公たちを追い詰めてきます。

 しかし、このボス“バットアグリゲイター”ですが、何かに似ている……と真っ先に感じました。頭の角といい、色といい……。

 何より決定的なのが、バットアグリゲイターが攻撃時に見せる口の中! こ、このバットアグリゲイターの正体は“くろな”……!? 彼女に一体何があったのでしょうか?

綺麗で厳かなオペラホール。そこで予想外の再会が……!?

 次のステージ2はオペラホールだけあって、全体的に綺麗で厳かな雰囲気が漂うデザインになっているのが印象的。序盤では最も美しいと感じられたステージなので、周回プレイをしているときはこのステージで癒やされていました(笑)。他のステージがちょっぴり怖いので……。


 ちなみに分岐では、地下倉庫に入れる場所も。そこにはピアノや打楽器、ハープなどの楽器が保管されており、あ! さすがオペラホール! とニヤニヤしてしまいました。


 それらを眺めつつステージを進めていると、どこから助けを求める声がします。彼女たちを見つけて救助してあげると、HPを回復してくれるので積極的に救助してあげたいのですが、声はすれども姿は見えず……という事が多々あります。そういった場合、分岐ルートでステージの上に向かうなどして、探してあげる必要があります。この探索も地味に楽しいし、全員助けなきゃ! という使命感に燃える要素ですね。


 すると、ステージ1に登場した“シャンデリア×蜘蛛” のようなクリーチャーの色違いがステージ2に登場します!筆者はこのクリーチャーが本作品で一番好きなデザインなので、色違いで再登場してくれるのはめちゃくちゃ嬉しかったです! しかも色がより禍々しくなっており、これも最高!

 ステージギミックはエントランスに比べて、隠れている敵ダメージを受ける床底が抜ける床など、格段に難しくなっています。

 見た目が変わっただけのステージではなく、ステージの雰囲気にあったギミックが用意してあるのはさすがインティ・クリエイツさん。次はどんなステージが来るんだろうな? という期待感を持ちながらプレイできます。


 探索を進めるしのぶたちの前に現れたのは、その身にロックンロールの魂を宿した、ウサギ型の魔獣でした。

 "演奏"とはすなわち血しぶきのあがる虐殺ショーと考えているため、観客で満員になったオペラホールの大舞台でボス戦を行います。……怖っ! 想像しただけでなんと恐ろしい。絶対に止めなければ!

 しかし、その恐ろしい悪魔の正体が……。

●兎野 葵(CV:山本希望)

 なんと、ファジラルジャケットを倒すとクラスメイトの葵だった! というイベントが発生します。

 「葵って誰だ!?」ってなる方もいらっしゃると思います。軽く説明すると、『ぎゃる☆がん』に登場するメインヒロインの一人で、「ウサ耳とピンクのギターとロックンローラー!」という特徴があるカワイイキャラクターです。

 ここで注目してほしいのが、ステージ1のボス悪魔“バットアグリゲイター”の特徴が“くろな”と似ていたということです。それを踏まえて、ステージ2のボス悪魔“ファジラルジャケット”の特徴を改めて見てみると……「ウサ耳とピンクのギターとロックンローラー!」……“兎野 葵”と一緒だ!! となるわけですね。

 本作のボス戦には、ボスとなんらかの関連性を持った『ぎゃる☆がん』のメインヒロインが登場している……? 『ぎゃる☆がん』シリーズが好きなら、このボスはまさかあの子か? と予想してみるのも、楽しみの1つだと思います。

 そんなこんなでボスを倒してヒロインを助けてあげると、お礼としてサブウェポンをくれるんですが、このサブウェポンが本作でかなり重要な要素という印象です。

 サブウェポンなので攻撃方法が増え、強化に繋がるのはもちろんですが、分岐しているところを進むうえで足場にできるサブウェポンがあるほか、先述した謎の壁を突破するのに必要となっていることも!


 ちなみに、葵は助けたあと、購買部のバイトがあると言って去ってしまいます。この世界で購買部のバイト? えっ、大丈夫? と感じてしまう、ちょっと謎めいた会話ですね。

序盤では難易度高めの魔窟。そこにいたのは……

 その名の通り、洞窟内が舞台のステージ。狭い足場&落下死という序盤屈指の難易度を作り出しています。ゲームのスタイルをカジュアルにしている人は平気ですが、ベテランに設定している人は要注意ですよ!

 ベテランでは敵からのダメージを受けた時に吹き飛んでしまうので、狭い足場から落とされて即死……というコンボを食らってしまうステージになっています。ぐぬぬ、手ごわい。でもクセになる。

 筆者はこのステージ3が一番苦戦を強いられました……。修業が必要。アクションが苦手な方は、スタイルをカジュアルに変更するのも一つの手です。


 ステージ後半は、難破した船を舞台にしたステージが出てきます。船長に見える幽霊のクリーチャーが出てくるので、難破船らしくてとても良いです。が、ここでなんで難破船なんだろう? と思っていたら、ボス戦ですべてが理解できました。

 ステージ3のボスステージは、始まった瞬間に画面奥に見える難破船から砲撃をくらい、足場の大半を破壊されてしまいます。そして登場する幽霊のような魔剣士。狭い足場で戦っているときでも砲撃は降ってくるのが、かなり厄介です。

 しかしこのボスにもほんのりと既視感があるような、ないような……。などと思いながら倒すと、ある人物が現れます。


●火吹 晶(CV:内村史子)

 幽霊魔剣士は『ぎゃる☆がん』に登場するメインヒロインの一人“火吹 晶”でした。学園の守護神と呼ばれる勇ましい女の子で、口調は男勝りなものの涙もろかったり、恥ずかしがり屋だったりと乙女な一面があるというキャラクター。ギャップ持ちのキャラクターが刺さる、という方は特に好きになれる子です。

 晶とこのボスの関連性ですが、木刀使いである晶と魔剣士という部分。そして『ぎゃる☆がん』のアクションイベントに「特訓!鉄球☆千本ノック!」という、晶が木刀で鉄球を打ち返すイベントがありますが……なるほど……だからこんなステージなんですかね?

目の保養になる(はずの)植物たち。触手がトラブルを起こす!?

 中庭ステージは、庭が舞台となっています。禍々しい背景ではありますが、漂う空気がまさにゴシック。空が晴れていたらまた印象が違ったかもしれませんね。


 出てくるクリーチャーも基本的に植物系ですが、中にはスプリンクラーといったギミックが襲いかかってくることも。水というより、血を撒いているようにも見えますが……。

 ところでこのステージに出てくる、マンドラゴラみたいな小型クリーチャーがめちゃくちゃ可愛いんですけど……動きが早いのと挙動が分からなくて、真夜しかいないときはインファイトを強いられるので大苦戦しました(笑)。ドットの可愛さに油断しているとやられてしまいそうです。

 荒ぶる植物たちを潜り抜けて辿り着いたボス戦ですが、他のステージとはちょっと違います。何が違うのかと言うと……。

 これまでは、ボスを倒したら『ぎゃる☆がん』のヒロインが登場するという流れでしたが、ここではボスに囚われている状態からスタートします。そしてすぐにそれが“野々宮 かなめ”だということも判明。

 なぜ“野々宮 かなめ”だけ他の人と違うのか? というところですが、『ぎゃる☆がん』を遊んでいた人なら察しがつくかも?

 ステージ4のボス悪魔は、触手を使う巨大植物クリーチャーです。中庭ステージにピッタリですね! その攻撃は多彩で、序盤のボスでは一番苦戦を強いられました。

 激しい攻防を繰り返しなんとか撃破すると、かなめを助けることができます。

●野々宮 かなめ(声優:三宅晴佳)

 『ぎゃる☆がん』のヒロインの1人でもあるかなめは、巫女として働いている、少しおせっかいな部分もありますが、優しい3年生です。運動は苦手ですが霊力が高く、お化けにはめっぽう強いというキャラクターでもあります。

 かなめとこのボスの関連性ですが、『ぎゃる☆がん』のアクションイベントに、かなめが間違って召喚してしまった怪物と戦闘する、というイベントがあります。その時も触手に囚われていたので、ほぼ同じ状況ということに……。

インティ・クリエイツらしさがとにかく詰まった作品!

 本作は、TGSでの先行プレイ、序盤先行プレイ、体験版プレイ、そして今回のプレイと計4回プレイさせてもらっていますが、プレイするたびに新しい発見があるのはもちろん、先へ進めば進むほど探索できる場所が増えてくるので、どんどん面白くなっていく作品です。

 例えばですが、このボス前のお店のようなスポット。

 ステージ2クリア以降は、このスポットに葵が登場することになるので「えっ! ここが購買部だったの?」「ここでバイトしてるの?」といった小さい発見があります。探索以外にもこういった発見要素があるので、プレイが楽しくなってきます。

 本作が発表されたときは、ゴシックホラーな作風に『ぎゃる☆がん』シリーズを組み合わせていく作品だと思っていたのですが、プレイすればするほど、この作品は『ぎゃる☆がん』シリーズの最新作なのでは!? と言いたくなるほど、魅力が存分に出ている作品になっています。

 金字塔である『悪魔城ドラキュラ』のステージに『ぎゃる☆がん』のキャラと設定がキレイに組み合わさっているので、両方の良いところがきちんと味わえる作品に仕上がっています。未プレイの方には今すぐプレイして欲しいです!

 『ぎゃる☆がん』シリーズが好きな人はもちろん、『悪魔城ドラキュラ』や『悪魔城伝説』シリーズが好きな人もプレイしてニヤニヤできる作品になっていると思いますよ。

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