今さらながらファルコムの音楽フリー宣言って、すごい。『海の檻歌』ラスボス曲もすごい

そみん
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 先日(11月6日)、日本ファルコムのとあるツイートがバズっていました。

 それは、日本ファルコムが2009年6月5日に発表した音楽フリー宣言に関するもの。当時、電撃オンラインでも記事にしましたが、かなり衝撃的でしたね。

  • ▲画像は公式サイトをキャプチャしたもの。

 ツイートの流れとして、「YouTubeでファルコムの音楽をBGMに使ってもいいの?」という質問があり、それに「大丈夫です!BGMとして是非お使いください。ムービーなどの「BGM」でなく曲だけ流すのはご遠慮ください。」というリプを返しつつ、あらためて音楽フリー宣言に関するツイートがされたところ、5,700以上のRTがされて話題になっていました。

そもそも“音楽フリー宣言”の何がすごいの?

 フリーという名前の通り、条件さえ満たせば、“無料”はもちろん、許諾申請なしで使うこともできます。すごい!

 では、条件とは何か? 詳しくは公式サイトの楽曲利用規約をご確認くださいといったところですが、いくつかを抜粋して紹介しましょう。

・楽曲の利用に際しては画像、映像、印刷物、パンフレット、掲示物、ホームページ等に以下のコピーライトを表記することが必要。
楽曲名/アルバム名/Copyrightc Nihon Falcom Corporation

・楽曲を複製、貸与、その他の方法により配布、販売する行為はNG。CDやDVDなどの媒体やダウンロード販売を含めて、有料販売することも禁止。

・有償又は無償を問わず、ゲームコンテンツに利用する行為は禁止。

 ざっくりですが、「お金儲けに使うのはダメ」「配布目的で複製するのはダメ」「ゲームの音楽として使うのはダメ」ということですね。もちろん、法令及び公序良俗に反する行為なども禁止されています。

 個々の例については、“利用例”や“実例集”にわかりやすくまとめられています。

 文化祭の演劇や、バンドでのライブ演奏もOK。イベントやプレゼンのBGMとしても使えます。

 ちゃんとコピーライトを入れれば、CMやラジオのBGMとしても使えるなんて、すごいですよね!

神曲ぞろいのファルコム音楽……曲名を見るだけで思い出もよみがえっちゃいますな

 そんなわけで、ファルコム楽曲のサントラなどへのリンクが詰まった“ファルコム音楽資料館”を眺めていたのですが……あらためて、ファルコムの音楽って神曲ばかりなんですよね。

 サウンドチームである“Falcom Sound Team jdk”が手掛ける楽曲もすごければ、jdkBANDがアレンジしたりライブで披露したりする楽曲もまた熱い!

 今年の東京ゲームショウ2019(TGS2019)でもファルコムjdkバンド スペシャルライブステージが行われましたが、ついつい“「ダームの塔が沈黙しました」からの振り向きリリアは鉄板。ファルコムライブレポート”なんてレポート記事を書いてしまったほど、ファルコムの音楽はすごいっす。

 若いゲーマーさんは『軌跡』シリーズやPSPの『イース7』あたりでファルコムを知ったという方が多いと思いますが、おっさんゲーマー的には80年代のPC時代のPSG音源やFM音源でのゲーム楽曲なんかでファルコム音楽の洗礼を受けてきたわけでして。

 初代『イース』のフィールド曲(FIRST STEP TOWARDS WARS)とか『イース2』オープニング曲(To Make The End of Battle)とかは言わずもがな、飲み会とかで『ソーサリアン』の話になると、やれ「あのシナリオの音楽が最高!」とか、やれ「あの機種の音楽が一番」とか、各自が思い出を語り始めて収集がつかなくなること必至です。

 『ザナドゥ』『ロマンシア』『ドラゴンスレイヤーVI 英雄伝説』、『ダイナソア』に『ブランディッシュ』、『ぽっぷるメイル』に『ヴァンテージマスター』。そうそう、『ツヴァイ!!』や『ぐるみん』なんかもいいよなあ。

 なんだか話が長くなりそうなので、あまり深く考えずに脊髄反射的に選んだオレ的ファルコム神曲ベスト3とともにさよならです。みなさんも、ぜひファルコム音楽の魅力を世に広めてくださいませ。

オレ的ファルコム神曲 第3位:TO MAKE THE END OF DIGGING(ぐるみん)

 『ぐるみん』って言葉を思い出したら、神曲『TO MAKE THE END OF DIGGING』も思い出さざるをえないわね。『イース2』のOP曲『To Make The End of Battle』をオマージュしながら、ひたすら熱い良曲です。

オレ的ファルコム神曲 第2位:銀の意思(空の軌跡FC)

 『空の軌跡FC』のボス曲です。このボーカルアレンジ曲『銀の意志 金の翼』も好きすぎて、当時はもう作業用BGMとしてヘビロテどころかエンドレスで聞いていました。

オレ的ファルコム神曲 第1位:それぞれの未来に(英雄伝説V 海の檻歌)

 『英雄伝説』シリーズはすべて魂が震える名曲ばかりですが、そのなかでも“歌と音楽”をテーマにした『海の檻歌(おりうた)』はヤバすぎる!

 ここではラスボス曲の『それぞれの未来に』をあげましたが、オープニング曲とかフィールド曲とか、すべてが神曲です。前半のマクベイン一座の音楽巡行旅行の時の牧歌的な音楽から、中盤以降の盛り上がりとあわせて楽曲のスケールが上がっていく感覚。

 昔の52話構成のアニメが、3クール目の27話くらいの後半戦に入るとOPアニメが変わる感覚というんですかね。1本の作品のなかで、地方やキャラクター、物語展開に応じてさまざまな表情の音楽を魅せてくれる神ゲーなんですよ。『海の檻歌』は。

  • ▲当時の広告ページ。わくわくしたなあ。

 “ガガーブトリロジー”と呼ばれる『白き魔女』『朱紅い雫』『海の檻歌』のオリジナル版をちゃんと今遊べる環境はないに等しいのですが、何かのきっかけで復刻してほしいと願い続けているシリーズの1つです。
(人形使いの元気少女アイーダは、いまだに僕のなかでも不動のベストファルコムガールの1人です!)

 余談ですが、5年ほど前に“『軌跡』シリーズの原点『英雄伝説V 海の檻歌』15周年記念。開発裏話や設定画を公開【周年連載】”という記事を書いておりますので、僕と同じような『海の檻歌』ファンの方は、ひさびさにあの物語を思い出して、「遊び直してえ―!」と、僕と同じようにやきもきしていただけると幸いです(笑)。

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