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【おすすめDLゲーム】『モンキーバレルズ』兵器を豪快にぶっ放す世紀末サルカニ合戦。爽快ACTにやり込みも

滑川けいと
公開日時

 ダウンロード用ゲームから佳作・良作を紹介する“おすすめDLゲーム”連載。今回はグッド・フィールが開発したNintendo Switch『MONKEY BARRELS(モンキーバレルズ)』をお届けします。

 時は世紀末。人類が滅んだ日本は、動物たちにとっては逆に生きやすい環境なのかもしれません。彼らは、廃墟となった町で人類の遺物を拝借しながらそれなりに平和に暮らしていました。

 主人公は、猿のマサル。仲間たちとともに気ままに暮らしていましたが、ある日世界の支配者となった家電メーカー“カニダエレクトロ”のCEO蟹田越前によって、親友のコテツがさらわれます。

 このままではコテツが動物実験に使われてしまいます。コテツを取り戻すため、マサルと仲間たちは旅に出ることに。世紀末を舞台とした、サルカニ合戦の開幕です!

  • ▲主人公のマサル。秋田犬ではなく、猿です。
  • ▲カニダエレクトロのCEO蟹田。動物を兵器化することを企んでいます。

  • ▲マサルとともに、ハナコと芝山さんが一緒に旅立ちます。キャラクターの紹介がとてもオシャレ!

濃密なステージ盛りだくさんで手に汗握る戦いを楽しめる!

 主人公のマサルと花子が挑むことになるのは、荒廃した日本。ピクセルアートと3Dが融合した全22ステージを進んでいくことになります。操作できるキャラクターは、マサルと花子のふたり。いつでも切り替えられるので、好きな方を選んでプレイしていきましょう。


  • ▲舞台が日本だけあって、東京や神奈川など実際にある地名がエリアとなっています。エリアごとに用意されたステージをクリアしていきましょう。

 ステージは基本迷路のようなマップを移動していくものが多いです。ですが、中にはバイクに乗って戦う強制スクロール、狭い電車内で戦うなど趣向を凝らしたステージもあり、ひと味違う戦いを楽しめました。


  • ▲狭い空間や強制スクロールでの戦いは、敵の攻撃を避けるだけでも大変!

 プレイしてみたところ、難易度はやや高めの印象。先のステージに進むと敵の攻撃が激化し、ちょっとした弾幕シューティングのような感覚を味わえます。いろいろな方向から攻撃が飛んでくるので、単純に攻撃しながら進めていけばいいというわけでなく、回避や位置取りも重要になってきます。

 アクションゲームやシューティングゲームをあまりプレイしない人は少し戸惑うかもしれませんが、そこはご安心を。やられてもステージ途中から復帰できる“チェックポイント”や、数回やられるとプレイヤーのライフを+3して復活できる機能もついており、諦めずにプレイすればステージの先に進めるような作りになっています。何度も失敗を繰り返し、ステージをクリアできたときの達成感はたまりません!

  • ▲序盤はそこまで敵の攻撃は多くありません。これからの戦いに備え、操作に慣れておきましょう。

  • ▲特に各ステージやエリアの最後にいるボス戦になると、いたるところから攻撃が飛んできます。

 大量の敵による攻撃がめまぐるしい本作ですが、敵の猛攻を切り抜ける手段も用意されています。それが“ワイルドアタック”! ワイルドアタックはシューティングゲームでいうボムのような役割を担っており、発動すると周囲の敵や弾にダメージを与えてくれます。

 さらに一定時間弾数が無制限になり、連続して攻撃できるようになるのです。ワイルドアタックをするには敵に攻撃する、敵からダメージを受ける、ワイルドドリンクを獲得することでたまるワイルドゲージが最大になっている必要があります。しっかりためておき、いざという時に発動していきましょう。

  • ▲左上に表示されているのがワイルドゲージです。
  • ▲ワイルドアタック発動! ゲージが0になるまで攻撃し続けられるようになりますが、無敵ではありません。

98種類の武器を使いこなす最強の猿たち

 マサルたちは、銃やロケットランチャーといった兵器を使って戦います。敵は、カニダエレクトロに改造された家電ロボット軍団。家電ロボットの体当たりや、放ってくる弾を回避しながら、手持ちの兵器でやっつけましょう。


 使用できる武器は、なんと98種類あります! メインウェポンとサブウェポンをそれぞれ2つ持つことができるので、いろいろな武器の性能を確かめて、使いやすい組み合わせを追求してみてください。

 実際プレイしていても、武器を変えてみただけで難しかったステージが楽になったということがありました。

  • ▲メインウェポンはライフルやミサイルなど、敵を直接攻撃するものです。
  • ▲メインウェポンの“ポップガン コーラ(ビギナー)”。初期装備のメインウェポンで、遠方の敵を攻撃します。
  • ▲メインウェポンの中には弾を出すものだけでなくレーザーを出すものも。
  • ▲サブウェポンは地雷やデコイ、盾など補助的な役割のものです。

 メインウェポンやサブウェポンは、拠点であるキャンプ内のお店“芝山商店”で購入できるのですが、お店のラインナップに追加されるには設計図が必要となります。設計図はステージに落ちている他、エリアクリア時や敵を1000体撃破など特定の条件を満たすことでも獲得できます。

 武器の購入には敵を倒すと入手できる通貨“JUNK”を利用。設計図の発見やJUNK稼ぎのために、何度もステージを周回したくなるんですよね。

  • ▲ステージ内に落ちている設計図は決まっており、取得しているものは画面右上にカラーで表示されます。
  • ▲こちらは芝山商店の画像。武器にはダメージや装填弾数といったパラメータが存在します。武器ごとに異なるので、自分にあった武器を見つけ出しましょう。

みんなでレッツ『MONKEY BARRELS』!

 本作には、ストーリーモード以外にも最大6人まで同時に戦えるオンライン対戦“バナナ・スクランブル”も用意されています。ルールは単純明快で、制限時間3分間で多くのバナナを持っていたプレイヤーが勝利というもの。

 バナナはステージ内にある他、相手プレイヤーを攻撃して奪うことができます。コツコツステージに落ちているバナナを拾うのか、ガンガン攻撃して相手プレイヤーからバナナを奪うのか、すべてはプレイヤーの自由! さまざまな戦略を駆使して、勝利を目指しましょう。


  • ▲バナナ・スクランブルでは“モンキーランク”があり、勝利を重ねるとランクが上昇します。

 全22ステージ用意されている本作。ひとつひとつのステージのやり応えや設計図の収集、モンキーランク上げなどなど、やれることは豊富に用意されており、価格以上の満足を得られます。タイムアタックで最速クリアを目指す、というのもいいかもしれません。やり応えのあるゲームを探しているという方なら、本作はバッチリだと思います!

(C)2019 Good-Feel Co., Ltd.

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『MONKEY BARRELS(モンキーバレルズ)』

  • メーカー:グッド・フィール
  • 対応端末:Nintendo Switch(ダウンロード専用)
  • ジャンル:ACT
  • 配信日:2019年11月7日
  • 価格:1,500円(税込)

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