君はどのハードで『イースIII』を遊んだ? キーボードプレイでのバレスタイン城は小学生の心をへし折りました【メモリの無駄づかい】
- 文
- 染谷 広人
- 公開日時
- 最終更新
三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。
何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。
そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は、『イース』シリーズ3作目で、のちに『イース -フェルガナの誓い-』としてもリメイクされた『イースIII』こと『ワンダラーズフロムイース』について紹介します。
- PC88版
を購入・プレイする(プロジェクトEGG) - PC98版
を購入・プレイする(プロジェクトEGG) - MSX2版
を購入・プレイする(プロジェクトEGG) - X68000版
を購入・プレイする(プロジェクトEGG)
『ワンダラーズフロムイース』とは
『イース』シリーズは、主人公のアドルが作品ごとに異なる地域での冒険を描いている作品で、どの作品からプレイしても単独した冒険記を楽しめるのが特徴。
第3作の『ワンダラーズフロムイース』は、通称だった『イースIII』が、のちに正式なタイトルに含まれるようになった作品で、“フェルガナ冒険記”という出来事が描かれます。フェルガナの町を拠点に、各ダンジョンを攻略していくのがゲームの流れでした。
本作は、シリーズ唯一の横スクロールアクションRPGで、当時人気だったファミコンソフト『リンクの冒険』を彷彿とさせるものがありました。盾でのガードはありませんが、上突きとか下突きとかもあるし……(笑)。
とはいえアクション性はかなり違っていて、各ダンジョンで待ち受ける巨大ボスとの戦闘は『イース』らしさがすごく出ています。ボスの攻撃方法を見て、スキを見て反撃という基本的な流れは、『イース』作品すべてに共通していますね。
歯ごたえのある横スクロールアクションはキーボードでプレイするもんじゃない!?
PCで発売された『ワンダラーズフロムイース』は、1990年代前半の主要ゲーム機のファミコン、スーパーファミコン、メガドライブ、PCエンジンに移植されました。2000年代には携帯アプリ、PS2にも移植。現在はプロジェクトEGGでPC版(PC88、PC98、MSX2、X68000)を遊ぶことができます。
そんなこともあってか、1990年前半に少年時代を過ごした自分のまわりでは『ワンダラーズフロムイース』を知っている人が多かったです。
自分は最初にMSX2版をプレイしたので、スーパーファミコン版をコントローラーでプレイしている友だちに「俺はキーボードでクリアしたんだぜ!」という、謎のマウントを取った記憶が残っています(笑)。
まあ、実際にキーボード操作で複雑な構造のバレスタイン城をクリアするのは苦労しましたけどね。特に時計塔は落下するたびにやり直しだったので、小学生だった自分の心をべきべきにへし折ってくれました……。もちろん、そのぶんクリア時の達成感は大きかったです。
あと、バレスタイン城のBGMは『イース』史上屈指の名曲なので、みなさんもぜひとも聞いてみてください。
『ワンダラーズフロムイース』は、2005年に『イース -フェルガナの誓い-』として日本ファルコム自らがリメイク。2023年4月27日には、Nintendo Switchで『イース・メモワール -フェルガナの誓い-』が発売されます。
さらに2023年には、シリーズ最新作の『イースX -NORDICS (ノーディクス)-』がPS5、PS4、Nintendo Switchで発売されるので、懐かしの『イース』作品をまとめて楽しむにはいいタイミングかもしれませんね。
- PC88版
を購入・プレイする(プロジェクトEGG) - PC98版
を購入・プレイする(プロジェクトEGG) - MSX2版
を購入・プレイする(プロジェクトEGG) - X68000版
を購入・プレイする(プロジェクトEGG)
染谷広人:リアル3歳の頃にファミコンと出会い、そのままゲームの神様に導かれて現在に至る。大人になってもゲームがやめられない中年の星を目指してます。
© Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります