サンフェス2023『疾風!アイアンリーガー』トークショー、オフィシャルレポートが公開
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サンフェス2023で行われた『疾風!アイアンリーガー』トークショーのオフィシャルレポートが公開されました。
以下、リリース原文を掲載します。
『疾風!アイアンリーガー』トークショー、オフィシャルレポートが公開!
アニメファンのための夢の祭典「サンライズフェスティバル2023」において、1月21日(土)に東京・グランドシネマサンシャイン池袋で『疾風!アイアンリーガー』の上映会が実施されました。
当日は、『アイアンリーガー』から3つのエピソードが上映されたほか、上映後にはトークショーを実施。監督のアミノテツローさん、マグナムエース役の松本保典さん、マッハウインディ役の置鮎龍太郎さん、ゴールドマスク役の太田真一郎さんが登壇し、アフレコ時の秘話からお宝話、2023年3月3日に発売されるBlu-ray BOXの話題まで縦横無尽にトーク。
放送開始から30周年となる2023年のスタートを熱く切りました。
オフィシャルレポート
1月9日(月・祝)から始まった、バンダイナムコフィルムワークスの上映イベント「サンライズフェスティバル 2023」 (サンフェス 2023)。1月21日(土)にはグランドシネマサンシャイン池袋で、『疾風!アイアンリーガー』の上映会 が正々堂々と行われた。
『アイアンリーガー』では、サンフェス2023に先立ってファン投票を実施。4位〜6位となった第30話「GZ 危機一髪!」、第35話「走れ!ブルアーマー」、第50話「地上最大のキックオフ」の3話が上映されたほか、1位〜3位となった第24話「蘇れ!炎のライバル」、第8話「リュウケンがんばる!」、第52話「勝利への大行進」は、2023年3月3日に発売されるBlu-ray Boxの音声特典としてオーディオコメンタリーの収録が決定した。
また、サンフェスでは上映後にトークショーを実施。ゲストとして、監督のアミノテツローさん、マグナムエース役の松本保典さん、マッハウインディ役の置鮎龍太郎さん、ゴールドマスク役の太田真一郎さんを迎え、オイルが沸騰するような熱いトークが繰り広げられた。
トークショーは、MCも担当した置鮎さんの「マッハスピン!」の第一声とともに、拍手の中スタート。会場には30年前の放送当時に見ていた人も多く、ファンの熱が冷めやらないことを実感した。
アミノ監督は観客の多さにビックリ。太田真一郎さんは「俺には技がねぇ!」で会場を沸かせた。なお、松本保典さんは当日、喉の調子が悪く小さな声でしか話せなかったのだが、劇中の妨害工作「ショックサーキット」が発動した! とおちゃめな対応で終始会場を和ま せていた。まずは作品のスタート時の話題からスタート。
アミノ:「バンダイさんからスポーツをモチーフにしたキャラクターを使って、複数人のヒーローたちが活躍する作品の企画提案があったのですが、野球のバットやボール、サッカーボールを武器にするという、なかなか難しい題材だったんです。当時、南さんというプロデューサーが担当だったのですが、その企画はいかがなものかと。『スポーツ用のバットで人を殴って良いことはできないだろう』と言うんですね。彼はスポーツマンだったので。じゃあ、スポーツをモチ ーフにしたロボットにすれば良いじゃないかということになりまして。スポーツものならわかりやすく、1番弱いチームががんばってのし上がる話にしましょう、となったんですね。」
置鮎:「それで主人公チームの「シルバーキャッスル」が生まれたんですね。 マッハウインディは、逆にリーグで最強のチームを抜け出して、弱いチームに行ってしまいましたね」
アミノ:「経緯は覚えてないんですけど、強いチームにはすごいヤツがいるんです。そこからひとりくらい弱いチームに来た方が良いのではないか。それはまるで主人公のようなヤツにしましょう、となったような気がします」
置鮎:「そうですね。第1話は完全にマッハウインディが主役でしたね。逆に主人公なのにマグナムエースがしゃべらなくて。松本さんはその先の展開をどう思われていましたか?」
松本:「当時は資料などはもらってなかったので、本当に台本だけしか読んでませんでした。『私はお前の未来を知る者だ』とか言っていたんですけど、私は何も知らなかったんです(笑)」
置鮎:「いろんなリーガーを勧誘しながら、ダーク財団と戦うわけなんですね。そして野球展開になって、シンちゃん(太田真一郎さんの愛称)登場!」
太田:「俺ね最初、ゴールドアーム役って言われてたの。で、梁田(清之)さんがゴールドマスク役って言われていたらしいのね。でも現場に行ったら『逆です』と言われて。見返すたびに、本当に逆でよかったな~と思うもん」
置鮎:「梁田さんのゴールドマスク、まったく想像できない」
太田:「だって山口勝平さんが極十郎太をやるぐらいだからね。何があってもおかしくないわけ」
置鮎:「たしかに、小杉十郎太がいるのに、極十郎太は山口勝平さんね」
太田:「『十郎太!』って呼びかけると、ふたりで振り向いてたね(笑)」
置鮎:「シンちゃんは役に対するプレッシャーはあったんですか?」
太田:「プレッシャーはあったね。周りがベテランの兄貴たちばかりだったので、なんとか付いていかなきゃというあせりがあった。みんな現場では気遣ってくれず、どんどん先にいっちゃうので、本当についていくのに必死だった」
そして、ゴールドフット役の立木文彦さんが生クリーム好きだとか、ゴールドアーム役の梁田清之さんは飲み会に来ないなど、ゴールド三兄弟の末弟として、兄たちの秘密を公開するという華麗かつ大胆なラフプレイを連発。たまらず置鮎さんは、太田さんが持ってきたという「ゴールドマスクの額装セル画」を紹介する。
置鮎:「これはアイキャッチのセル画で、たぶんキャラを演じた12人に渡ったものですよね。10年以上前にシンちゃん家に初めてお邪魔した時に飾ってあって、皆さんの前にお披露目する機会があったら、ものすごく嬉しいねと話したね」
太田:「だって俺しか持っていないんだもん」
アミノ:「そう、この世の中に1枚しかない」(拍手が会場をつつむ)
続いて「心に残ったキャラクター」を聞く置鮎さん。ギロチを挙げるアミノさんに、やっぱりゴールドアームだと言う太田さん。すると、松本さんはプロデューサーの南さんを挙げる。
理由は「収録後の打ち上げを大事にする方だから」と。当時の声優にとっては、収録だけでなく「仲間に会いに行く」という感覚があって、それが楽しみだったという。ここで突然、置鮎さんの考えた「アイアンリーガークイズ」コーナーがスタート! クイズでは、以下の問題が出題された。
第1問:極十郎太は、切れぬものはない『ムテンソード』という剣を使います。その剣を使った、「○○の剣」という必殺技名 は何でしょう?
第2問:トップジョイの必殺技は「ギャラクティカほにゃららシュート」という名前です。そのほにゃららに入る架空の動物は 何でしょう?
第3問:ワイルドホークの必殺技は「ファイアー○○」。この技名は何でしょう?
第4問:シルバーキャッスルの控え選手「ピック」の背番号は何番でしょう?
真剣にクイズに立ち向かうゲスト一同。来場者の中には全問正解したという猛者もいたようである。さらに、そのあとの脱線トークでも会場は大いに盛り上がっていたが、そろそろタイムアップ。最後にゲストからメッセージが贈られた。
太田:「ゴールドマスクの超合金、僕は諦めていません! バンダイさん、ぜひよろしくお願いいたします!」
松本:「30年経って、皆さんと会えたり、こうやって集まってくれたりっていうのが、なんかとても嬉しくて。それだけのパワーが、この作品にはたっぷり詰まっているんだなと思いました。多分、また何かあるんじゃないかな? と思いつつ、これからも『アイアンリーガー』をよろしくお願いいたします」
置鮎:「本当に『アイアンリーガー』盛り上がっていければいいなあと思っています。サンフェスは僕の中では夏の印象が強いので、またどこかでサンフェスをやっていただいて、その時は『アイアンリーガー』を一晩中みんなで見ようぜ〜!」
アミノ:「こうやって『アイアンリーガー』を見てくださって、本当に嬉しいです。不死鳥っているんだなと思います。こういうイベントって最近は毎年やるようになって、1つずつ皆さんも年をとっていくんだけど。辛いことや苦しいことがあっても、きっと大丈夫、やっていけるという風に、これからも生きていってください」
なお、『疾風!アイアンリーガー』Blu-ray BOXは、2023年3月3日にハピネットより発売。アミノ監督、松本さん、置鮎さんが出演する豪華オーディオコメンタリーのほか、TVシリーズ全5話総集編『ミラクル オブ シルバー キャッスル』やスペシャルムービー、オリジナルカラオケなど特典満載となっているので、ぜひチェックしてみよう。
詳細は、『疾風!アイアンリーガー』公式サイトをご覧ください。
サンライズフェスティバル 2023『疾風!アイアンリーガー』
[開催日]2023年1月21日(土)
[会場]グランドシネマサンシャイン池袋
[ゲスト]監督:アミノテツロー(現:アミノテツロ)、マグナムエース役:松本保典、マッハウインディ役:置鮎龍太郎、ゴールドマスク役:太田真一郎
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