次世代“Wi-Fi7”ルーターがTP-Linkより2023年夏登場

電撃オンライン
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 無線LAN製品の開発、製造、販売で世界No.1シェアを誇るTP-Linkの日本支社である、ティーピーリンクジャパンは、“日本初”となるWi-Fi 7ルーター「Archer BE900」と、メッシュWi-Fi 7システム「Deco BE85」を発表しました。

 2023年夏頃の発売を予定しており、現在のWi-Fi 6(6E)に次ぐ新世代規格Wi-Fi 7が、いよいよ日本でも幕を開けます。

 「Archer BE900」は、合計最大速度24GbpsのクアッドバンドWi-Fi 7ルーターです。MLOなどのWi-Fi 7の新技術を採用し、これまで以上に効率的な無線通信を実現。

 さらに10Gbpsポート×2を含む計7個のLANポートを有しており、複数の端末でマルチギガの有線接続を可能にします。

 「Deco BE85」は、合計最大速度22GbpsのトライバンドメッシュWi-Fi 7システムです。これまでのDecoシリーズの使いやすさはそのままに、Wi-Fi 7の新技術を導入することで通信性能が飛躍的に向上しました。

「Archer BE900」製品情報

■BE24000 Wi-Fi 7ルーター「Archer BE900」
(想定販売価格:税込89,800円 [予定])

製品情報
・Wi-Fiスピード(※1):11520Mbps(6GHz)+5760Mbps(5GHz-1)+5760Mbps(5GHz-2)+1376Mbps(2.4GHz)
・アンテナ:内蔵アンテナ×12
・有線ポート:10Gbps WAN/LAN×1、10Gbps SFP+/RJ45コンボWAN/LAN×1、2.5Gbps LAN×4、1Gbps LAN×1
・寸法:96 × 302 × 262.5 mm
・Wi-Fi暗号化:WPA3(※2)、WPA/WPA2-Enterprise (802.1x)、WPA2、WPA
・推奨利用環境(※1):マンション4LDK、戸建て3階建、最大接続数250台
・製品保証:業界最長クラスの3年保証

製品スペック
・クアッドバンド BE24000(※1):16ストリームに対応し合計24000Mbpsの超高速接続を実現
・Wi-Fi 7テクノロジー対応(※3):超高速、超低遅延な新時代のWi-Fi技術を採用
・250台の端末と接続可能(※1):効率的な通信で複数台の同時接続が可能
・10Gbpsポート搭載(※4):10Gbpsポート×2、2.5Gbpsポート×4、1Gbpsポート×1と有線ポートが充実
・IPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)対応(※5):v6プラス・バーチャルコネクト・DS-Liteに対応
・LEDスクリーン&タッチパネル:天気や時刻を表示するLEDスクリーン、操作可能なタッチパネル搭載
・TP-Link HomeShield(※6):最新のサイバーアタックに対応するためのセキュリティソフトウェアを内蔵
・EasyMesh(※7)/OneMesh:EasyMeshルーターや中継器、TP-LinkのOneMesh 対応中継器と連携させることで手軽にメッシュ化を実現
・後方互換:Wi-Fi 6はもちろん、Wi-Fi 5やWi-Fi 4にも互換性があり、Wi-Fi 7非対応の端末との通信も可能

「Deco BE85」製品情報

■BE22000 メッシュWi-Fi 7システム「Deco BE85」
1パック(想定販売価格:税込79,800円 [予定])
2パック(想定販売価格:税込148,800円 [予定])

製品情報
・各ユニットのWi-Fiスピード(※1):11520Mbps(6GHz)+8640Mbps(5GHz) +1376Mbps(2.4GHz)
・アンテナ:ハイゲイン内蔵アンテナ×8
・対応メッシュ規格:802.11k/v/r(※8)
・インターフェース:10Gbpsポート×1、10Gbps SFP+ Fiber/RJ45コンボポート×1、2.5Gbpsポート×2(WAN/LANを自動判別)、USB3.0ポート×1
・寸法:128 × 128 × 236 mm
・Wi-Fi暗号化:WPA3-Personal(※2)/ WPA2-Personal/WPA-Personal
・推奨利用環境(※1):最大接続数200台
・製品保証:業界最長クラスの3年保証

製品スペック
・トライバンドBE22000:12ストリームに対応し合計22000Mbpsの超高速接続を実現
・Wi-Fi 7テクノロジー対応(※3):超高速、超低遅延な次世代のWi-Fi(※9)技術を採用し通信性能が大幅に向上
・10Gbpsポート搭載(※5):10Gbpsポート×2 & 2.5Gbpsポート×2を搭載
・接続先は1つだけ:複数台で連携して単一のSSID(Wi-Fiの名前)を持つ広大なWi-Fiネットワークを構築
・自在に拡張:ユニットを追加するだけでカバー範囲を広げられ、Deco製品ならどれでも併用可能
・TP-Link HomeShield(※7):ネットワークやIoT機器を守る最先端の機能でお家のネットワークを安全に保護
・かんたん設定:TP-Link専用アプリ“Deco”で手軽に初期設定や管理が可能
・IPv6:IPv6に対応
・Wi-Fi 7以外もOK:後方互換があるためWi-Fi 7非対応のデバイスでも問題なく利用でき、プロバイダーの縛りもなし

※1:最大無線信号速度は、IEEE 802.11規格の仕様から導かれる物理速度です。実際のワイヤレスデータスループット、ワイヤレスカバレッジおよび最大接続デバイス数は、建築材料、物理的障害等の環境要因や近隣からの電波干渉、トラフィック量と密度、製品の設置場所、ネットワークの複雑さ、ネットワークのオーバーヘッドや、定格性能、場所、接続品質、クライアント条件等のクライアントの制限によって左右される為、保証されるものではありません。
※2:WPA3の利用にはクライアント端末側もWPA3に対応している必要があります。
※3:Wi-Fi 7(802.11be/Wi-Fi 6(802.11ax)及び6GHz帯の320MHz帯域幅/5GHz帯の240MHz帯域幅(Deco BE85のみ)・4K-QAM・OFDMA・MU-MIMOの利用にはクライアント端末側もそれらに対応している必要があります。IEEE 802.11be仕様で承認されている全ての必須機能をサポートしていない場合があります。機能の可用性のために、ソフトウェアのアップグレードが必要となる場合があります。
※4:10Gbpsのインターネット速度には、対応するサービスプランへの加入と機器が必要です。実際のインターネット速度は契約するプロバイダーによって制限される場合があります。両方の10GbpsポートをWANポートとして同時に設定することはできません。
※5:IPv6 IPoEを使用するにはIPv6 IPoEに対応した回線の契約や利用手続きを行う必要があります。IPv6 IPoEにはv6プラス・OCNバーチャルコネクト・DS-Lite等、様々な種類があります。予めご契約のプロバイダーが提供しているIPv6 IPoEサービスの種類をご確認ください。IPv6 IPoE接続時はHomeShieldやVPN接続などの追加機能が制限されるのでご留意ください。
※6:標準搭載されているHomeShieldは無料の基本(Basic)プランです。Proプランの利用には料金が発生します。詳細はHPをご覧ください
※7:TP-LinkのEasyMesh互換デバイスは、EasyMesh規格に準拠するデバイスと組み合わせてメッシュネットワークを構築することができます。なお、理論上は全互換デバイスとの接続が可能ですが、他社製デバイスとの接続は保証いたしかねます。
※8:クライアント端末が802.11k/v/rに対応している必要があり、端末側での設定が必要な場合もあります。 実際のパフォーマンスはクライアント端末によって左右します。
※9:Wi-Fi世代とは、Wi-Fi規格のIEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax/beを意味しています。接続端末はIEEE 802.11規格に対応している必要があります。

「Archer BE900」の特徴

■Wi-Fi 7ルーターがいよいよ日本にも上陸

 「Archer BE900」は、TP-Linkがお届けする“日本初”のWi-Fi 7ルーターです。4K-QAMなどのWi-Fi 7新技術(※3)を採用し、最大で24Gbps(※1)の高速通信を実現します。

Wi-Fi 7テクノロジー

 多くの新技術を採用しているWi-Fi 7(※3)では、最大で46Gbpsの通信速度を実現し、Wi-Fi 6の4.8倍、Wi-Fi 5の13倍に高速化されます。また、Wi-Fi 6よりも100倍低いレイテンシー(遅延時間)や5倍のネットワーク容量も、次世代規格Wi-Fi 7(※9)の大きな特徴です。

・320MHzチャンネル(帯域幅):Wi-Fi 6では最大160MHzだった帯域幅が、2倍の320MHz (※10)まで拡張されます。帯域幅が2倍になることで、2倍の通信速度を実現します。

※10:320MHzの帯域幅は6GHzバンドでのみ利用することができます。また、一部の地域/国では、規制上の制限により320MHzの帯域幅(6GHz)及び240MHzの帯域幅(5GHz)(※Deco BE85のみ対応)を利用できない場合があります。2倍のチャンネル幅と速度とは、320MHz帯域幅(6GHz)をWi-Fi 6ルーターの160MHzと比較した場合を指します。

・4K-QAM (4096-QAM):4K-QAMでは各シンボルで12bitの伝送が可能になり、Wi-Fi 6で採用されている1024-QAMに比べ、伝送速度が理論上20%向上します。

・Multi-RU:1ユーザーに複数のリソースユニット(RU)を割り当てることで、伝送効率を向上させます。

・MLO:MLO(マルチリンクオペレーション)は、複数のバンドとチャンネルでデータを同時に送受信可能にします。これにより、旧規格のようなシングルリンクでの通信によって生じていた通信リソースの無駄を解消します。

・16×16 MU-MIMO:Wi-Fi 7では、空間ストリーム数を8から16に増やすことで、理論上の物理伝送速度がWi-Fi 6の2倍になります。

※Wi-Fi 7の詳細はこちら

■12本の内蔵アンテナ×16ストリームが高速通信を実現

 最適に配置された12本の内蔵アンテナ(※11)は伝送効率の高い素材でできており、より強力で安定した通信を実現します。12本の内蔵アンテナによるクアッドバンド/16ストリームの広い帯域幅で、より高速でより大容量な無線通信が可能です。※動画 antennas.mp4

※11:画像のアンテナ配置は参照用です。最適化により変更になる可能性があります。

■10Gbpsポート×2、2.5Gbpsポート×4

 10Gbpsポート×1、10Gbps SFP+ Fiber/RJ45コンボポート×1(※5)、2.5Gbpsポート×4、1Gbpsポート×1が搭載され、マルチギガ回線を契約している場合は、インターネット回線速度を最大限に活かすことが可能です。充実したポートにより、PC/スマートTV/ゲーム機といった複数の端末でも高速な有線接続を楽しめます。

■シャープなデザインとLEDスクリーン&タッチパネル

 「Archer BE900」は、通信性能だけでなくデザインや使いやすさも進化しました。筐体には今までにないシャープで美しいデザインを採用。正面のLEDスクリーンには天気や時刻に加えて、テキストや3,000以上のグラフィックを表示可能です。タッチパネルではLEDスクリーン表示の調整やゲストWi-FiのON/OFF設定が行え、より手軽にルーターを管理できます。

「Deco BE85」の特徴

■Wi-Fi 7で「家じゅうマルチギガ」を実現

 「Deco BE85」はメッシュWi-Fi 7システムです。次世代Wi-Fi 7の新しい技術(※3)とトライバンド12ストリームの広い帯域幅で、最大22000Mbps(※1)の高速通信を提供します。

 また、各Decoユニット間の通信(ワイヤレスバックホール)でWi-Fi 7技術を使用可能なため、Wi-Fi 7に対応した端末をお持ちでなくても最新規格の無線通信を活用することができます。

※メッシュWi-Fiの詳細はこちら

■10Gbpsポート×2を含む充実のインターフェース

 「Deco BE85」はインターフェースも充実しています。10Gbpsポート×2、10Gbps SFP+ Fiber/RJ45コンボポート×1、2.5Gbpsポート×2を搭載しており、マルチギガの通信を最大限に活用可能です。USB 3.0ポートも搭載し、簡易NASとしても利用できます。

■Wi-Fi 7製品ラインナップ続々

 今回発表した2製品「Archer BE900」「Deco BE85」に加え、TP-Linkでは今後も様々なWi-Fi 7製品を展開していきます。ゲーミングルーター、中継器、法人向けOmadaシリーズをはじめとする多彩なラインナップで、エントリーからハイスペックまで幅広い需要に応えるモデルを予定しておりますので、是非ご期待ください。

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