『ギルティギア ストライヴ』はこれまでの常識が通用しない!? 噂の完全新作を最速プレイ

たく坊
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 アークシステムワークスより2020年秋以降発売予定のPS4向け対戦格闘ゲーム『GUILTY GEAR ‐STRIVE‐(ギルティギア ストライヴ)』の体験レポートをお届けします。

 本作は、『GUILTY GEAR(ギルティギア)』シリーズの完全新作です。

 映像がより鮮やかに、演出もより派手になった新たな『ギルティギア』を、システムを紹介するとともに、実際に試遊版を遊んだ感想をお届けします。

小技からはコンボ不可!? これまでの常識が通用しないガトリングコンビネーション

 過去シリーズ作品を触ったことがある筆者がまず感じたのは、「これまでのようなコンボがつながらない」ということ。

 というのも、過去シリーズでは【しゃがみP>しゃがみK>近距離立ちS……】といったコンボをつないでいたのですが、本作では基本的に、しゃがみPやしゃがみKといった小技からS攻撃やHS攻撃につなげるガトリングコンビネーションが存在しません(一部例外があるかもしれません)。

 なお、【しゃがみK>足払い】、【しゃがみK>前入れP】、【立ちS>立ちHS】などの連携は存在していました。

 初めてのプレイではこれまでの手癖でプレイしてしまい、画面中央でまともにコンボができませんでした。しかし、【立ちS→立ちHS→必殺技】のコンボで十分にダメージが稼げるうえに、画面端に持っていきやすい試合展開になりました。

 また、相手を横方向へ吹き飛ばす技が全体的に多いようで、画面端に持っていくために重宝しそうです。

 画面端では壁に張り付くやられモーションが存在するので、ひとたび画面端まで追い詰めれば、必殺技を連続で繰り出すだけで大きなダメージを稼ぐことができました。

  • ▲画面端で必殺技を連続で出しているだけで、大ダメージのコンボに。

 本作では、小技をつなげるのではなく、シンプルなコンボをするだけでも十分実用的ではないのかと思います。“陣取りゲーム”のようなイメージで、中央では端に運ぶコンボか起き攻め重視のコンボ、画面端では火力重視のコンボを仕掛けていく流れになるようでした。

 しかし、コンボの自由度は本シリーズの魅力の1つであると思っているので、『ギルティギア』シリーズファンには、コンボのやりこみが減ったというわけではないことも説明しておきたいところ。

 本作には“ボタンやレバー入力による受け身”が存在せず、さらに言えば“空中受け身”はありません。つまり、“空中の相手にコンボをする際、相手の受け身不能時間を考えなくていい”ということです。

 空中の相手にコンボをする際、過去作では発生の速い技を振っていたところが、浮いている間はどんな技でも追撃できるので、【しゃがみHS】で対空し、相手の高度が下がるのを待ってから【立ちHS>必殺技】を決めるといった芸当もできます。

 さらに、通常技1つをとっても、空中の相手の当たる高さによって追撃のしやすさが変わるといった仕様もあるようです(ソル=バッドガイの近距離立ちSなどは、空中の相手に当てるとフワッとした浮き方になります)。

 シリーズ初心者でもコンボを決めやすく、やりこめば多彩なコンボを開発できる仕組みになっていると感じました。

崩しには“ダストアタック”も有用か

 もう1つ、過去シリーズと比較して感じたのは、“ダストアタック”の発生が非常に早くなっているということ。

 これまでダストアタックはモーションがわかりやすく、発生もそこまで早くなかったので、慣れればガードできるものも多かった印象です。

 しかし本作では、対戦中に繰り出されると反応するのは難しそうな発生速度に感じました。慣れてくればある程度ガードできるのかもしれませんが、発生が早くなっていることは間違いありません。

 これまで小技から固めていたガトリングコンビネーションのシステム変更により、いわゆる“固められている(ガードしている)”時間が短くなり、よりテンポの早い試合展開になりやすくなったのではないでしょうか。

 崩しのバリエーションも、従来のものとは変わってくる可能性が十分にあるでしょう。

ロマンあふれる“ロマンキャンセル”も実装

 本シリーズの醍醐味である“ロマンキャンセル(通称:ロマキャン/RC)”についても紹介します。

 直前のあらゆる行動をキャンセルして即座に次のアクションを行える“ロマンキャンセル”は、本作にも実装されています。

 本作では、テンションゲージを50%消費して“ロマンキャンセル”を発動すると、発動した時の行動によってさまざまな色の“輪っか”が現れます。

 輪っかの中に相手が入っていれば、相手に時計のようなアイコンが出現し、動きがスローモーションになります。ここからコンボに移行するもよし、相手の行動を見てカウンターヒットを狙うもよしと、かなり自由度が高いシステムとなっています。

 さらに本作は、“デッドアングルアタック(通称:デッドアングル/DAA)”のシステムが廃止され、ガード中でも“ロマンキャンセル”を使用できるようになりました。

 今作でさらに自由度の増した“ロマンキャンセル”は、開発陣いわく「ただ行動をキャンセルするだけではない、ロマンあふれるシステム」とのことです。

 代表的なものを1つ挙げるとすれば、ロマンキャンセルと同時にダッシュを入力しておくと、キャンセルしたタイミングでキャラクターが前に進んでいるというテクニックがありました。

 また、“ロマンキャンセル”を活かした一連のアクションには、上級者でも悪戦苦闘する複雑な操作が必要になってくる場面もあるとも……。もしかすると、そういった上級テクニックを駆使する際に“ダッシュボタン”や“ロマンキャンセルボタン”が役立つのかもしれません。

 開発中のため仕様が変更される可能性は十分にありますが、プレイヤーの開発力が試されるシステムとなっていることは間違いないでしょう。

さらに魅力的になったキャラクターが続々参戦!

 以下では、試遊版でプレイできた6キャラクターの特徴や使用した感想、そしてプレイ動画を紹介します。

『ギルティギア ストライヴ』ARCREVO America 2019試遊版 プレイ動画

ソル=バッドガイ

 近距離立ちS(ボディブロー)をはじめとした通常技や、炎のエフェクトがド派手な必殺技が特徴的なキャラクターで、シリーズ通しての主人公です。

 使い勝手のいい通常技が多く、必殺技の用途もはっきりしていて、とても扱いやすいキャラクターでした。ちまたでは“グランドヴァイパー・ナイトレイドヴォルテックス”が注目されていますが、現段階では過去作品でいうところの『ギルティギア イグゼクス アクセントコア(GGXXAC)』の時のモーションに似ていました。

カイ=キスク

 『ギルティギア 2 -OVERTURE-』でロングヘアー、『ギルティギア Xrd』でポニーテールを経て、それ以前のシリーズのショートカットに戻ったカイは、『ギルティギア』シリーズのもう1人の主人公とも言えるでしょう。

 剣を突き出す“遠距離立ちS”や飛び道具技の“スタンエッジ”をはじめ、中~遠距離に強く、豪快なソルと比較して洗練された動きで立ち回りを制しやすいキャラクターです。

 本作では、電撃を使った技で相手を“帯電”状態を付与し、削りダメージを与えながら、リーチの長い攻撃で場面を制圧するスタンダードなキャラクターとなっていました。

チップ=ザナフ

 口元が隠れてより忍者っぽく、逆にしめ縄をしてより忍者から離れたイメージになったチップは、代表的な技“αブレード”がさらに強力になりました。

 “αブレード”から追加で切り裂く“αプラス”で速い展開を作り、コマンド投げの“幻朧斬”で相手を翻弄します。

 さらに、本作の“γブレード”は分身を突進させて攻撃します。……が、分身にも喰らい判定があるので、出すタイミングには注意が必要。本体と分身が同時に被弾すると大惨事に……!

ポチョムキン

 ポチョムキンは、コマンド投げ“ポチョムキンバスター”でプレッシャーを与えていく投げキャラです。ダッシュがない代わりに、スーパーアーマー付きの突進技“ハンマフォール”で一気に前進できます。

 また、従来ではガード不能だった“スライドヘッド”が下段技になり、その代わりに基本性能やダメージが向上。空中の相手をつかむ投げ技“ヒートナックル”の追加入力がなくなっている(追加入力ナシで従来の派生モーションが出ます)など、過去作との相違点がいくつもありました。

メイ

 ビジュアルが公開されて「かわいい」と話題になったメイは、主要な必殺技のコマンドが方向キーを後ろや下方向に一定時間入れることで成立する、いわゆる“タメキャラ”です。

 イカリを振り回す通常技や、イルカに乗って突進する必殺技“イルカさん・横”、“イルカさん・縦”など、高火力の攻撃を繰り出すキャラクターとなっています。

 画面端に張り付いた相手に“イルカさん・横”を連続で繰り出した時の火力は、目を見張るものがあります。

アクセル=ロウ

 アクセルは鎌を使ってリーチの長い攻撃を繰り出す、典型的な遠距離キャラです。必殺技が従来のものからがらりと変わり、コマンド投げ“羅鐘旋”は地面に鎌を忍ばせて相手の後ろから出てくる技に。

 また、まだ技名が付いていませんでしたが、鎌をぐるりと振り回す“必殺技(けん制)”などが追加されていました。

 受け身ができない本作では、リーチが長い“アクセル”の攻撃でのコンボに注目が集まるかもしれません。

 しかし、試遊版では無敵時間のある“弁天刈り”が実装されておらず、これまで以上に切り返しが困難となる可能性があります。

新たな『ギルティ』は新規と既存のプレイヤーが別の視点で楽しめる作品に!

 “ガトリングコンビネーションが一新された”、“手動受け身がなくなった”など、これまでの概念が通用しない本作ですが、遊びやすさはこれまで以上だと感じました。

 しかし、やりこみ要素がなくなったわけではありません。コンボや立ち回りを研究すれば、より戦いやすく、より複雑な戦い方もできるでしょう。

 初心者はとっつきやすくなり、経験者はテンポの早さを活かして複雑な操作もできる――。新規プレイヤーも既存プレイヤーも楽しめる作品であることは間違いありません。

 演出やアクションの派手さも注目の本作。PS4版のクローズドベータテストの実施も決定しているなど、今後の展開も見逃せません。

© ARC SYSTEM WORKS

ギルティギア ストライヴ

  • メーカー:アークシステムワークス
  • 対応機種:PS4
  • ジャンル:対戦格闘
  • 発売日:2020年秋以降予定
  • 価格:未定