『ディスガイア7』の評価が高い理由とは? 『6』との違い・進化点まとめ
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日本一ソフトウェアから発売され好評を博している、PS5/PS4/Nintendo Switch用シミュレーションRPG『魔界戦記ディスガイア7』。
『魔界戦記ディスガイア』シリーズは、“史上最凶のやり込み”と独特な世界観が魅力のシミュレーションRPGです。マス目状に設定されたステージを、プレイヤーが育てたユニットを動かして、ターン制のバトルを繰り広げます。
本作は、『ディスガイア』シリーズの最新作。前作『6』から引き継がれた要素はもちろん、新たな要素が盛りだくさんの作品です。和風の魔界・日ノ本魔界群を舞台に、はぐれ武士のフジ、アパレル会社の社長・ピリリカなど、魅力的なキャラクターが物語を盛り上げていきます。
今回、自分を含めて周囲のゲーマーから「『7』は出来がいい!」「シリーズ最高傑作では?」など、高評価の声が多いんですよね。
そこで本記事では、前作『ディスガイア6』から何が変わったのか、『6』と比較して大きく5つに分けて本作の要素を紹介しつつ、その理由を紐解いてみます!
『6』のプレイヤーはもちろん、『7』が気になっているけど、まだ触れられていないプレイヤーにもぜひ読んでほしい内容となっていますので、ぜひお読みいただければと思います。
ここが違うその1:武器技の復活
『ディスガイア』シリーズには、拳や剣、杖といった武器の熟練度が存在し、熟練度が一定以上になると武器技を使えるようになるシステムが存在しました。『6』ではこれが撤廃され、各キャラクターごとの固有技という形になっていました。
『7』では、この武器技が復活。拳武器は人間族のみが装備可能など一部に制約はありますが、多くのキャラクターが多彩な武器技を使用できるようになっています。
キャラクターの育成方針にほぼ制限がなくなったので、戦士が魔法で攻撃する、魔法使いに物理で殴らせるといった、推しのキャラクターを好きなように活躍させられるようになりました。
また、武器技は攻撃範囲がそれぞれ異なり、中には広範囲の武器技も存在。活用方法によっては、レベリングで活躍してくれるものも。
アイテムを強化していけば、最初からかなりの火力を期待できるので、好きな武器があるならば、その武器がより活用できる育て方をしてもおもしろいでしょう。
殴れる僧侶、逃げ腰の重騎士といった自分好みの汎用キャラクターを作れるのはもちろん、メインキャラクターたちが使用する武器も縛られないので、主人公・フジが弓を持つ、ピリリカが斧を持つといった、個性的な戦略も楽しめます。なお、彼(彼女)らの始祖の七振りは変更できないので注意。
ここが違うその2:汎用キャラクターが過去最大級+新キャラも
汎用キャラクターが過去最大級となり、『6』で参戦していなかった汎用キャラクターが復活しました。アーチャー(男)”や“ガンナー(女)”などの過去の人気ユニットももちろん使えちゃいます。
そこに加えて、和風の魔界らしい新ユニット“舞妓”なども参戦。復活したキャラたちもいいですが、新しいキャラたちも魅力的です。
『5』までのキャラクターすべてが実装されているわけではありませんが、一部のキャラクターを除いて人型の汎用キャラクターは男女どちらも実装されています。
本当に多彩なラインナップなので、推しキャラが見つかるのは間違いありません。汎用キャラクター好きにとっても、いろいろなキャラクターを育てられるのがありがたいところですね。
ちなみに、魔物型のキャラクターも新キャラクターが存在します。魔物型好きのあなたももちろん満足してもらえるのではないかと!
ここが違うその3:自動戦闘に制限がついたが、“遊び”としての面白さはアップ!
『6』から追加された自動戦闘。レベリングをはじめとしたステージの周回がすべてオートになってしまったため、攻略に遊びがいがないと感じる人もいたのではないでしょうか?
『7』では、自動戦闘に関しても工夫が行われています。ポイントは自動戦闘に“魔ソリン”というリソースが必要になったという点。
“魔ソリン”は自動戦闘で消費されるのですが、その消費量は自動戦闘にかかったターンで変わります。限られた“魔ソリン”でいかに効率よく自動戦闘を行うかがカギになってきます。
『6』同様に、自動戦闘にはAIを自分で組み替えられる“魔心エディット”を使用するため、そのステージに合わせた“魔心エディット”を設定することで、より少ない“魔ソリン”で自動周回を行うことが可能に。
これによって自動戦闘がただの放置するコンテンツではなく、戦略を考えて戦う新たな遊びとして、楽しくプレイできるようになっているのです。
その他、自動戦闘にスキップ機能が追加され、かなりの時短ができるようにもなりました。
例えば1ステージで得られる経験値が100だった場合、10回スキップで1,000の経験値が一気に獲得できます。もちろん、レベルだけでなく武器熟練度や技熟練度も自動戦闘によるステージクリアに基づいて取得可能です。
ちなみに、最終的に消費“魔ソリン”量を1にすることで、一気に最大300回分のスキップが可能になります。
ここが違うその4:弩デカ魔ックス&弩ビリティー実装で戦略性が拡張
『7』の目玉である新システム“弩デカ魔ックス”と“弩ビリティー”が実装され、『6』と比較して、戦略性がかなり広がりました。
キャラクターが巨大化する“弩デカ魔ックス”は、攻撃範囲が増加、ステータス上昇、ステージ外に移動する他に、“弩ビリティー”という特殊能力が発動します。
“弩ビリティー”は、自由に付け替えられる“魔ビリティー”とは違い、各キャラクターで固有の能力です。例えばフジは“背面から攻撃する際、与ダメージ50%アップ”、ピリリカは“通常攻撃時、10%の確率で眠り状態にする”、死姫族は“死亡時、最大HP5%の状態で復活する”といったような性能です。
単純にステータスの高いキャラクターを“弩デカ魔ックス”させて敵を一掃するのもいいですが、“弩ビリティー”の性能を考えて使用することで、ステージ内のキャラクターの強化も可能です。
文字通り規格外のシステムで、『ディスガイア』ならではのハチャメチャ感を楽しみましょう!
ここが違うその5:アイテム育成の幅を広げるアイテム転生
“弩ビリティー”に続き、新システム“アイテム転生”が追加され、アイテム育成の幅が広がりました。
アイテム転生とは、名称そのままのシステムで、アイテムを転生させ、別のアイテムに生まれ変わらせるといういもの。
アイテム界をクリアしたアイテムが転生可能で、3種類提示される選択肢のうちから1つを選び、転生させることができます。時には、アイテムランクが1つ上のアイテムが登場することもあります。
大きな特徴として、アイテム転生は他の種類のアイテムに転生することもできます。例えば回復アイテムから剣に転生することも可能です。その場合、“食べられる剣”という危険な非常食に変身します。
ちなみに、選択肢にはある程度の法則性があり、剣なら剣、拳なら拳の選択肢が出やすくなっています。
さらに、『7』にはそれぞれアイテムに特性が付き、同じアイテムでも付与される効果が異なります。アイテム転生では、特性を引き継ぐor新しくつけることも可能。先述した“食べられる剣”というのは、剣が回復アイテムの特性を持つことで食べられるようになった、といった流れになります。
育成用のアイテムには経験値上昇の特性をつけたり、戦闘用のものにはダメージアップ、ステータスを高めるためのパラメータアップなどをつけたりと、より個性が出るアイテム育成を楽しめます。
中には、“拳技3”といった、武器技を熟練度に関係なく使用できるようになる特性も。どんな特性があるかをチェックするのも、『7』のおもしろさの1つです!
キャラクター、戦略、アイテムと、『6』からさらにパワーアップした本作。最初に触れる『ディスガイア』を求める人にも、過去シリーズを遊んだうえでさらにおもしろい『ディスガイア』を求める人にもオススメのタイトルとなっています。
もちろん、従来の『ディスガイア』で楽しめる育成要素や、やり込み要素はお墨付き。安心してケタ違いのダメージやパラメータを楽しみましょう。ぜひ推しキャラクターを見つけて、思う存分強くさせてください!
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