『バイオハザード RE:4』先行レビュー。周回の楽しさ&快適さマシマシで気づいたら7周目に突入!

Ak
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 3月24日発売予定のPS5/PS4/Xbox Series X|S/PC(Steam)用ソフト『バイオハザード RE:4』の先行レビューをお届けします。

 本編クリア済みのレビューにはなりますが、ストーリーやシステム、原作からの具体的なアレンジなどに関するネタバレは避けています。また、本記事に使っている画像はすべて動画などで公開済みのものです。

基本部分は踏襲しつつ、新要素の追加やストーリーの掘り下げで新鮮に楽しめる!

 本作は、2005年に発売された『バイオハザード4』のリメイク作品。

 原作『バイオハザード4』はシリーズ屈指の評価を得るだけでなく、アクションゲーム史に残る傑作として、多くの機種で発売され高評価を集めました。

 そんな歴史的名作のリメイクとあって、世界中で多くの期待を集める本作。結論から先に書けば、その期待値の高さに決して負けない、圧倒的な完成度のリメイク作品に仕上がっていると思います!

 というのも、本作はストーリーの大筋や基本的なシステムなど多くの部分を原作から踏襲。それにさまざまなアレンジや新要素の追加がなされています。原作で魅力的だった部分をなるべく崩さずにアクション性やストーリーを洗練させているので、面白くならないわけがない!

 個人的には『バイオハザード2』から『バイオハザード RE:2』の変化よりも、原作に忠実に感じました。原作の評価が高いだけに、アレンジや新要素の追加には細心の注意がなされている印象ですね。

 とはいえプレイフィールや演出などは現代風に圧倒的に進化しているので、原作をやり込んだプレイヤーであっても新鮮な気持ちで楽しめます。

 ストーリーについても、細かい演出やキャラクターの掘り下げにより新たな魅力が生まれています。

 全体的にホラー演出が強化されており、ホラーゲームとしてしっかり怖い! 原作をやり込んでストーリーの大筋を知っているはずなのに、先に進むのがこんなに怖くなるとは思いませんでした(笑)。

 ただしそのぶん暗所を探索する機会が多くなっているので、気になる人は明るさを調整したほうがいいかもしれません。

 またキャラクターに関しても、ゲーム中の会話やファイルなど様々な面からていねいに掘り下げられています。

 キャラクターの過去や内面をファイルを読み解くことでより理解できるようになるので、原作プレイ済みでも「このキャラにこんな一面があったのか!」と、新鮮な気持ちでストーリーを楽しめます。原作では比較的出番が少ないキャラもファイルで内面が掘り下げられているのが、ファンにはうれしいポイントですね。

 なお、本作はオリジナル版『バイオハザード2』ではなく『バイオハザード RE:2』の続編となっており、世界観が共通しています。ストーリーは独立しているので本作がシリーズ初体験でも問題ないですが、『バイオハザード RE:2』をプレイしておくと、キャラクターの背景や関係性がわかりやすくなるのでオススメです。

アクションや探索…チャプターごとに幅広い体験が楽しめて飽きが来ない!

 ある場所では自由度の高い探索や謎解き、またある場所では多人数の敵を相手にするド派手なアクションと、エリアやチャプターごとに異なるゲーム体験が楽しめる点も原作と同様。

 リメイク版ではチャプターごとのゲーム体験の個性がより際立つようになっており、怖いところはより怖く、気持ちいいところはより気持ちよく、全体的にメリハリのある多彩で新鮮なゲーム体験を楽しめます。とくにとあるチャプターでは、ホラー要素がかなり強化されており衝撃的でした。

 なお、原作の一部(クラウザーとの戦闘など)にあったQTE要素は基本的に削除。通常のムービーシーンやイベント戦闘になっているので、QTEが苦手な人でも安心です。

 全体的なストーリーのボリューム感は原作よりも多くなっていますが、テンポはむしろよくなっている印象。自分の場合、探索はそこそこに進めた1周目のクリア時間は12時間ほどでした。

ナイフアクションの追加で選択肢の増えた戦闘が楽しい!

 原作では敵の態勢を崩したり、敵の飛び道具を防いだりするのに使えたナイフ。

 リメイク版では敵の攻撃をパリィしたり、倒れた敵にトドメを刺したりとより多くのアクションが追加されました。

 ただしナイフに耐久値の概念が生まれたので、扱いには注意が必要に!

 原作では最低限の火力を持つ汎用性の高い武器であったのが、使用制限はあるものの攻防に役立つ切り札的な武器になったような印象。総合的な性能では強化されたように感じます。

 ナイフを攻撃に使うか防御に使うかで、プレイヤーごとに攻略に個性を出せるのが楽しいです。

 序盤は耐久値が低く気楽には使いにくいですが、耐久値を強化することで使い勝手が向上。さまざまな場面で使いやすくなるので、強化の優先度は高めですね。

 チェーンソー男の即死攻撃などもナイフでパリィできるので、かなり頼りになります。ナイフさえあれば対処可能な攻撃が増えたので、戦闘の理不尽感は軽減されていますね。

 難易度STANDARDの場合、一般的なアクションゲームのパリィのようにシビアなタイミングは要求されず、敵の攻撃を見てから簡単にパリィが可能。感覚としてはガードのように使えます。

 防御アクションの選択肢が増えたことで、よりアクションに幅が生まれたのが楽しいです。

青の依頼書クエストなどやり込み要素も充実

 本作の新要素として追加された“青の依頼書クエスト”は、いわゆるサブクエスト的な要素。

 特定のアイテムの納品やメダリオンの破壊など、その達成条件はさまざまです。報酬として役立つアイテムを交換できます。

 交換できるアイテムはネタバレになるので詳細は伏せますが、「欲しくはなるけど、必須ではない」くらいの位置づけのものが多いです。そのため、クエストの達成が強制されない点はうれしいですね。

 達成しやすいクエストを達成していくだけでも、十分にアイテムを交換可能。あくまでマイペースにやり込み要素を楽しめます。

 原作と共通のやり込み要素としては、やはり武器の収集やカスタマイズなどですね。基本的にその楽しさはそのまま引き継がれています。

 使える武器の性能はどれも一長一短で、正解というものがなく、プレイヤーごとに選ぶ武器によって攻略方法に個性を出せるのが楽しいです。

 さらにリメイク版では、武器をタイプライターで預けることが可能に! 原作では別の武器を使用したい場合は一度売却する必要があったので、これは非常にうれしい改善点。とくに周回時に重宝します。

 また地味ながらうれしいポイントとしては、アタッシェケースの中身を自動整頓できるようになったこと。個人的には空きスペースを考えながらチマチマ武器を入れ替えていくのも楽しかったですが、やはりオートのほうが便利ではありますね(笑)。

周回が楽しめる要素も充実! やり込み派プレイヤーはご安心を!

 ネタバレになるので詳細は伏せますが、リメイク版では原作以上に周回要素も充実。

 周回ごとに目的や方針を決めてプレイできるので、何周しても新鮮な気持ちで楽しめます!

 そのため自分の場合、周回が楽しすぎて気づいたら7週目のプレイに突入していました(笑)。Wii版『バイオハザード4』で全武器を入手するほどやり込んだ自分ですらこの中毒性なので、間違いなく原作経験者であってもやり込みを楽しめると思います。

 個人的に心配だったのが、リメイク版で謎解き要素が複雑になって1周のテンポが悪くなっていないかということ。

 謎解き要素は基本的に刷新されており、1周目のプレイでは新鮮な気持ちで挑めます。なかには難易度が高いものもありますが、答えを暗記すれば問題なく解けるものが多かったので、2~3周もすればテンポよくスムーズに進めるようになるので周回時にも安心!

 そのほかにも、特定の条件を満たすとショートカットができるポイントがあったりと、周回に配慮したような要素も存在します。あらゆる点で周回が楽しくなっているので、やり込み派のプレイヤーにはとくにオススメです!

 アクションゲーム最高傑作との呼び声も高い『バイオハザード4』のリメイクという難題を、慎重かつ大胆に成し遂げた『バイオハザード RE:4』。

 原作未経験者はもちろん、原作を骨の髄までやり込んだプレイヤーであっても、新鮮な気持ちで楽しめる要素が満載です。幅広い楽しみ方ができる間口の広い作品なので、ぜひアクションゲームファンであれば触ってみてほしいですね。

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