『P5R』と神戸市がコラボした、Lynさん出演のプレミアム船上ライブをレポート。この船はあの人のパレスか!?

　アトラスの人気RPG『ペルソナ』シリーズと、神戸観光局がコラボしたキャンペーンイベント“『ペルソナ』シリーズ×神戸観光局 Journey to KOBE”が、2023年2月18日から3月31日まで開催中です！

　期間中は神戸市内が『ペルソナ』シリーズにジャックされ、キャンペーン対象店舗でコラボフードを楽しんだり、専用アプリを利用して名所を回るARスタンプラリーに参加したり、さまざまなコンテンツを満喫することできます。

　コラボを記念して、『ペルソナ５』のボーカル・Lyn（稲泉りん）さんとピアニストの半田彬倫さんが出演する“神戸市×『P5R』 プレミアム船上ライブ 2023 in コンチェルト”（トワイライトクルーズ、ディナークルーズの計2回）が2023年3月11日に開催されました。今回は夕暮れの須磨・淡路方面を周遊しながら、『ペルソナ』サウンドを鑑賞できたトワイライトクルーズの様子をご紹介します。

『P3P』、『P4G』、『P5R』の名曲をピアノアレンジで

　神戸港のレストランクルーズ船“コンチェルト”でクルージングをしながら、『ペルソナ』シリーズの楽曲と豪華な食事が楽しめるタイトル通りプレミアムな本ライブ。船が出航すると窓の外には神戸港の美しい景色が広がっていて、見ているだけでも日常を忘れて心が癒されました。

　前半は食事や歓談を楽しみつつ、半田彬倫さんが奏でるピアノの音色を鑑賞します。1曲目からベルベットルームで流れる「全ての人の魂の詩」が演奏され、テンションが急上昇！　ゲーム中でもついつい聴き入ってしまう名曲を、繊細で力強いピアノの生演奏で味わうことが出来るのは幸せな体験です。

　『P5R』からは、「Colors Flying High」、「Alright」、「僕らの光」、「次期総理の船路に捧げる即興曲」の4曲を披露。ネタバレなので詳細は避けますが、やはり「次期総理の船路に捧げる即興曲」は「これ以上にピッタリなシチュエーションで聴く機会は二度とこないだろうな……」と思い、ついニヤニヤしてしまいました。

　さらに『P4G』からは「Heaven」、『P3P』からは「キミの記憶」のピアノアレンジ演奏も。しっとりとした「Heaven」は、クルーズ船の落ち着いた雰囲気にピッタリ。また『P3P』は海辺の都市を舞台にしたゲームということもあって、今回コラボが開催された神戸市ともどこか雰囲気が似ていて、「キミの記憶」を聴きながら「主人公たちはこういう場所で高校生活を送っていたのかな」なんてしんみりしました。

　『ペルソナ』シリーズのライブは、参加するたびに改めてサウンドトラックやゲームを遊び直してBGMを聴き直したくなります。それくらい、心に残る名曲ばかりなんですよね。

Lynさんのパワフルな歌声が船上に響き渡る

　後半はLyn（稲泉りん）さんが歌唱、半田彬倫さんのピアノ伴奏による『P5R』ライブです。1曲目の「Wake Up, Get Up, Get Out There」からソウルフルで、伸びやかなLynさんの歌声に圧倒されます。

　続いて黄昏や夜の時間にぴったりな大人の雰囲気漂う「The Whims of Fate」と、船上というシチュエーションだからこそ聴けて嬉しいバトル曲「Rivers In the Desert」を披露。いつものペルソナライブよりも近い距離でパフォーマンスが見られるのも、プレミアムな船上ライブだからこそ。

　曲の合間には、LynさんによるMCも！　もともとLynさんと半田さんは一緒にライブをすることもあるそうですが、今回お2人で出演することになって「ちょっと恥ずかしかった」と述べつつ、一方でそんなことを感じさせない軽快な掛け合いに、客席からは笑い声が漏れていました。

　声出しは解禁されましたが、時期的にも、豪華客船でのクルーズというシチュエーション的にも、ファンのみなさんは少しかしこまった雰囲気。その空気を変えたのはLynさんならではの軽快なトークでした。船の景色やクルーズ船に合わせたフォーマルなファンのみなさんの衣装にも触れるなどで、客席の雰囲気を和ませるトーク力は流石のひと言。MCで会場も温まり、続く「Life Will Change」では、大きな手拍子でファンも一緒に盛り上がっていました。

　最後にLynさんは、「ペルソナ」シリーズの音楽を通してファンと過ごせたことの喜びを語り、また会えるように元気でいてほしいと挨拶。フィナーレにピッタリな「星と僕らと」の歌声とともに、プレミアムなひと時は幕を閉じました。

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