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8,000円で買えるコスパ最高クラスのワイヤレスイヤホンの実力は? Xiaomi新作のノイキャン性能や音質を確認してみた【電撃ベストバイ2022】

Ak
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 Xiaomi(シャオミ)の新作ワイヤレスイヤホン『Redmi Buds 4』『Xiaomi Buds 4 Pro』のレビュー記事をお届けします。

■『Redmi Buds 4』

■『Xiaomi Buds 4 Pro』

コスパ最高クラス&複数ガジェットでの使いまわしが快適な『Redmi Buds 4』

 『Redmi Buds 4』は、価格7,980円ながらノイキャン機能搭載&30時間駆動(ケース併用)と、コスパに優れた性能を誇るワイヤレスイヤホン。

 内容物はこんな感じ。一般的なワイヤレスイヤホンと同様、交換用のイヤーピースやUSB-Cケーブルが付属。

 そのほかに厚めのマニュアルも付属しますが、こちらは多言語を掲載しているからで内容的に複雑な操作を要求されるわけではありません。日本語表記もあり。

 充電ケースは、上から差し込む形。スッポリハマって抜けにくく、使いやすいです。

 比較的薄めなので、バッグやポケットにも収納しやすいですね。

 イヤホンの形は耳にスッポリとハマるタイプ。フィットしてズレにくく、軽くて装着感は良好です。

 イヤホンを入れ込むタイプのため多少の異物感はありますが、重量が軽いので長時間装着しても疲れにくいかと思います。

音質は中音域を重視! アニソンなどボーカル重視の曲との相性がいい

 10mmダイナミックドライバー搭載で、音質は非常に鮮明。中音域の再生に強く、とくにアニソンなどボーカル重視の曲と相性がいいです。

 流石に高価格帯のイヤホンと比べると、音楽を本格的に楽しむには重低音の迫力が弱めですが、音がハッキリと聞こえるのが強み。とくに動画を楽しむのには向いていますね。

ノイキャン機能は実用性十分! 電車や雑踏の雑音をカットできる

 最大35dBのハイブリッドアクティブノイズキャンセリングを搭載。

 電車や雑踏の雑音を軽減できるので、屋外で音楽や動画を快適に楽しめるようになります。とくに低周波音に強いので、車などの機械音はかなりカットできます。

素早い反応が可能なタッチコントロール

 イヤホンでの再生/一時停止などの操作はイヤホンの側面をタップすることで行えます。

 直感的な操作で分かりやすく、初めての操作でも使いやすいですね。スムーズに操作できる分、やや誤動作もしやすい点は慣れが必要かもしれません。

 なお、音量の調整は初期状態では操作が割り振られていませんが、専用アプリで設定可能です。

■初期設定
・一方のイヤホンを長押し
アクティブノイズキャンセルモード/
外部音取り込みモード

・一方のイヤホンを2回タップ
音楽を再生/一時停止
通話に応答

・一方のイヤホンを3回タップ
次のトラックにスキップ
着信拒否/通話終了

複数ガジェットでの使いまわしも容易! コスパ最高クラスのワイヤレスイヤホン

 ペアリング接続の使い勝手のよさも『Redmi Buds 4』の強み。

 複数機器でペアリング接続を切り替える際、接続解除しなくてもイヤホン名を選択するだけで接続先を切り替えられます。

 スマホとPCなど、複数機器でひとつのワイヤレスイヤホンを使い分けたい場合にはオススメできる機能ですね。

 そのほか、IP54 防滴防塵性能(汗やほこりを防ぐていどの機能)など、ワイヤレスイヤホンに欲しい機能を過不足なく備えている印象。1万円以下で買えるイヤホンのなかでは音質もバツグンにいいので、コスパを重視してイヤホンを選びたい人にオススメです。

最高クラスのノイキャン機能を搭載した『Xiaomi Buds 4 Pro』

 『Xiaomi Buds 4 Pro』は、定価26,800円の高性能ワイヤレスイヤホン。

 最大48dBのANC(アクティブノイズキャンセリング)機能搭載、LDACによるハイレゾオーディオワイヤレス対応、空間オーディオにも対応したハイエンドのイヤホンです。


 ハイエンドモデルということで、パッケージも高級感がすごいです。上蓋を開けるとイヤホンケース、その下に交換用イヤーピース、充電ケーブル、解説書が収納されています。

 そして充電ケースもメタリックでカッコいい! 片手で握れるくらいのコンパクトサイズで、場所をとらないのもいいですね。

 なお、カラーはスターゴールドとスペースブラックが用意されています。(画像はスターゴールド)

 スターゴールドの充電ケースはスタイリッシュでカッコいいデザインですが、人によっては反射が気になるかもしれません。

 イヤホンの収納はこんな感じ。マグネットでピッタリとくっつくので、左右が分からない状態であっても収納しやすいです。

 見た目もスタイリッシュで収納感が気持ちよく、意味もなくカチカチしたくなりますね(笑)。


 重量やサイズ感は同価格帯のイヤホンでは一般的なもの。約5gという軽量設計です。

 ただしイヤーピースの質感がよく、装着感が非常にいい! 深く耳に入り込まないので、長時間装着しても疲れないのもうれしいポイント。

音質はあらゆる音域に強く汎用性バツグン!

 LDACによるハイレゾオーディオワイヤレス対応とあって、音質は非常に良好。低音も高音も臨場感があり、音楽でも動画でも迫力あるサウンドが楽しめます。

 まれに音が遅延することもあったので、音ズレが致命的な音ゲーなどには不向きかもしれません。そこまで音がひんぱんにズレるわけではないので、そのほかのジャンルのゲームであれば問題ないかと思います。

ノイキャン機能は最高峰! 超騒音でも快適に

 『Xiaomi Buds 4 Pro』は、最大48dBのANC(アクティブノイズキャンセリング)機能を搭載。

 数字だけではピンと来ないかもしれませんが、実際に使ってみるとかなりうるさい環境であっても静かに音楽を楽しめます。

 電車や街中の雑踏はもちろん、ゲームセンターなどの騒音もしっかりカットできるので非常に快適。騒音に悩まされていて集中できる環境を作りたい人にもオススメです。

ピンチ操作は誤動作のしにくさが強み

 本体での操作は、ピンチ操作で行います。

 指でイヤホン下部の長い部分を挟んでする操作ですね。そこまで直感的な操作ができるわけではないですが、物理ボタンに近い操作感なので誤動作はしにくいです。

 なお、こちらも初期状態では音量の調整はできませんが、専用アプリで設定可能になります。

■初期設定
・左右のイヤホンをピンチアンドホールド
アクティブノイズキャンセリング/トランスパレンシー

・左右のイヤホンを1回ピンチ
音楽の再生/一時停止、通話に応答/通話を終了

・左右のイヤホンを2回ピンチ
次のトラックにスキップ、着信を拒否

・左右のイヤホンを3回ピンチ
前のトラックにスキップ

あらゆる面でスキのないハイエンドイヤホン!

 『Xiaomi Buds 4 Pro』で特筆すべきはやっぱりその圧倒的なノイキャン性能! 環境にもよりますが、騒音に悩みがちな人は世界が変わるくらいの快適さを感じられるかと思います。

 装着感もよく音質も良好で、定価26,800円でもなお買い得に感じる性能。長く使えるイヤホンを探している人にオススメです。

専用アプリで音量調節が可能! ただしAndroidのみ

 今回扱ったどちらのイヤホンも、専用アプリ『Xiaomi EarBuds』で細かい設定が可能。

 ノイキャン機能の調整や失くしたイヤホンの捜索などもできますが、メインは操作方法の設定になると思います。とくに音量の調整ができるようになる点は便利ですね。

 ただし、アプリは現在Androidのみ配信。iOSでは音量調整の設定などは行えないので、要注意です。

『Redmi Buds 4』と『Xiaomi Buds 4 Pro』、どっちが買い?

 今回レビューした2つのワイヤレスイヤホンでは、もちろんハイエンドモデルである『Xiaomi Buds 4 Pro』のほうが全体的な性能は上。

 ただし、『Redmi Buds 4』は遅延が少なく、複数機器での切り替えが容易なので使い勝手がいいのが強みです。

 コスパ&使い勝手を重視するなら『Redmi Buds 4』、音質&ノイキャン機能を重視するなら『Xiaomi Buds 4 Pro』といった印象ですね。ニーズに合わせたワイヤレスイヤホンを選ぶのがオススメです!

■『Redmi Buds 4』

■『Xiaomi Buds 4 Pro』

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