758撃ち? 元祖死にゲー? そう、それが『アトランチスの謎』。初見クリアは100%ムリ!【メモリの無駄づかい】
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三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。
何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。
そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります!
758撃ちと聞いて思い出すのは『スペースインベーダー』? いやいや、『アトランチスの謎』だ!
昨今、死んで覚えて何度も挑戦してクリアしていく通称“死にゲー”と呼ばれるジャンルが定着しています。そんな“死にゲー”ですが、今とは解釈の違いはあるものの、35年ほど前、ファミコンの時代には無数に存在していました。
そんななかでも印象の強いタイトルが『アトランチスの謎』。基本的には横スクロールのアクションなんですが、さまざまな点でプレイヤーを悩ませるタイトルだったんです。なお、発売は37年前の1986年4月17日。時の流れの速さを感じますね。
①操作性にクセがある
十字キーでの移動とジャンプ、武器である爆弾“ボン”を投げるだけなんですが、思うように動かすのがまあ難しい! ジャンプ中に軌道を変えられないので、うまくジャンプしないと狙ったところに着地ができません。そのくせ、フィールドはでこぼこだったり穴だらけなので、それはもう自由に動けず……。独特のジャンプに慣れるだけでも時間がかかりますね。
また、“ボン”は投げてから爆発するまでにタイムラグがあるため、狙った場所でタイミングよく爆発させるにはテクニックが必要に。そのあたりも、子どものころにプレイしていて難しかったところです。
ちなみに、今プレイしても難しかったですけど(笑)。
②攻略情報がないとクリアできないほどの謎要素
約100ものゾーン(ステージ)をクリアしていくのですが、ゾーン1をクリアしたらゾーン2といった単純なものではありません。フィールド内のどのトビラ(ゴール)に入ったかで、進むゾーンが異なるんです。
そのトビラは見えているものもあったり、ボンを爆発させて出現させるものもあれば、自爆をすることで強制的に落下して入るトビラもあるんですよ。今でこそネットで攻略情報を見れば済みますが、当時は攻略本か人づてに聞くくらいしか知る方法はなく、難度はかなりのものでしたね。理不尽とも言う。
また、各ゾーンでは時間制限があるのですが、探索要素が多いくせに制限時間はかなり短いんですよ。これもまたゲームを難しいものにしています。
③758撃ちといえば?
“758撃ち”といえば、『スペースインベーダー』ではあるのですが、なかには『アトランチスの謎』を思い出す人もいるでしょう。かくいう僕もその1人。ゾーン20に進むと、画面に“KEY WORD -NAGOYA-”と表示されるんですよ。もちろん、なんのことかわかりませんよね?
答えはフィールド内にあるモアイ像の上に乗り、ボンを投げる数。左のモアイ像の上で7発、中央のモアイ像の上で5発、右のモアイ像の上で8発投げることで、FINAL ZONEへとワープできるというわけ。
わかるかーい!
ファミコン時代はこういった謎が詰まったゲームが、それはそれは多かったんです。クリアに必要な大事なアイテムを売れたり捨てられるゲームなんかもあったような気がするなぁ。でも、そんなところもレトロゲームのよさなんですけどね!
『アトランチスの謎』は「ファミリーコンピュータ NINTENDO Switch Online」や「プロジェクトEGG」でプレイできます。興味が湧いたら、ぜひ遊んでみてください。なお、NINTENDO Switch Online版には巻き戻し機能があるので、かなり遊びやすくなっていますよ!
最初は攻略情報を見ないでプレイしてくださいね!
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