【難読漢字】“とう”ではない“卜う”の読み方は?
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電撃オンラインの連載企画“難読漢字”。読み方が想像つかないほど複雑なものから、一見簡単そうだけど読みが難しいものまで、幅広く出題していくコーナーだ。
この企画は、“杠葉 啓二”が担当していくぞ。猫と一緒に暮らすしがない書道家だ。今回も「パッとは読めないかも」という漢字を紹介していくから、みんなで一緒に考えてみよう!
今日の問題は……
今回の出題漢字は“卜う”。もちろん、“とう”ではないぞ。
ヒントは〇〇〇う。言葉として聞いたことはあるかな? この漢字が名前に入っている有名人もいるそうだ。
答え
正解は“うらなう”!
“うらなう”といえば、”占う”という漢字が使われるけど、字を分解すると“卜”と“口”になる。じつは“卜”は象形文字で、昔は亀の甲羅を焼いてひび割れを起こし、その割れ方を見て吉凶を見たという。
そのひび割れの形から“卜”は生まれ、音読みでは“ボク”や“ホク”、訓読みでは“うらな(う)”と読むようになった。口という漢字がつくと、それを口頭で伝えるという意味合いが加えられる。
古代は、卜いを口頭で伝えて相手より優位に立つことができたのかもしれないな。だから、“占(しめ)める”という読み方もあるんだろうか。
今後も難しい漢字を紹介していくから、更新をお楽しみに!
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