「守るべきものが多い」ってのも強さだが、「失ったものが多い」ってのもまた、強ささな（志藤）【ワヒロ名言集】

　スクウェア・エニックスのシチュエーションスタイルRPG『ワールドエンドヒーローズ（ワヒロ）』の名言集をお届けします。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください

「守るべきものが多い」ってのも強さだが、「失ったものが多い」ってのもまた、強ささな（志藤）

●メインストーリー第2章“5つめの学校”第27話“愛教学院”

　第6回目は、南エリアの住人たちに絶大な人気を誇る白星第一学園の苦労人なリーダー・志藤正義（声優：竹内良太）の台詞をお届けします。

　白星第一学園の3年生で、創業者である“星乃一族”の分家の子息です。

　趣味が勉強とあるように頭脳明晰で、策略を立てるのもお手のもの。まじめでしっかりした性格ですが、御鷹寿史（声優：鈴木拡樹）を“お年玉怪人”に任命して楽しく特訓ができるようにする（2019年1月のイベント“新年の最初の合同訓練”より）など、遊び心も持っています。

　高い身体能力とたくましい肉体を持ちながらも、道具を使ったスポーツになるとポンコツになってしまうため、運動のパラメータは低いようです。

　白星第一学園に所属するヒーローたちのリーダーを務めている志藤は、住民たちを安心させるためなら、ヒーローショーのようなファンサービスも完璧にこなしてみせます。

　ただ能力が優れているというだけではなく、日常的に地域の人々とコミュニケーションをとっていることも、白星第一学園が支持され、愛されている理由でしょう。

　面倒見がよく包容力のある彼は、住民たちだけでなく、仲間のヒーローへの心配りも忘れません。

　パトロール中でも無邪気な伊勢崎（声優：内田雄馬）＆透野光希（声優：緒方恵美）、志藤を越えようと挑戦してくる、負けず嫌いの武居一孝（声優：石川界人）、どこか一歩引いたところがある御鷹。

　優秀なものの放っておけない部分のある仲間たちを見守り、声をかける姿はまさに保護者!!

　屋台骨を志藤がしっかり支えているからこそ、ほかのヒーローたちが個性を発揮できるんですね。

　志藤は現役のヒーローであると同時に、喰核生命体“イーター”に対抗する組織“ALIVE”に強い影響力を持つ“星乃一族”の人間でもあります。

　“星乃一族”はヒーローの世界に政治を持ち込んだり、目的のために非情な手段を使うこともあるなど、クリーンな存在とはいいがたい部分もあり……。

　有力な分家の人間である彼は、ダークサイドも身近で感じているようです。

　志藤は圧倒的な力によって押しつぶされた人間がいることも知っているだけに、ある事件の犯人が“星乃一族”の関係者だと知ったとき、「いろいろなものを失った人間」とその人物の辛い境遇に心を寄せます。

　そして敵対者であっても「失ったものが多いのも強さ」だと、過去を糧にして戦っている相手の強さを認めるのでした。

　志藤は“守るべきもの”が多い方の立場ですが、中学時代の戦いで親友を“失ったことのある”人間でもあるだけに、より言葉の重みを感じます。

　そんな相手の気持ちを理解しつつも、ヒーローとして戦える志藤の揺るがない強さが頼もしいです。

　第3章の物語が進むごとに、だんだんと深まっていく“星乃一族”の闇。志藤たちゆかりのあるヒーローが、傷つかない展開を願ってしまいます。

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