『ブルーロック 特別上映会 エゴイストナイト』イベントレポート。『EPISODE 凪』への意気込みも語られる

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 3月26日にユナイテッド・シネマ豊洲にて開催されたTVアニメ『ブルーロック』のイベント『ブルーロック 特別上映会 エゴイストナイト』のオフィシャルレポートが到着しました。

 以下、リリース原文を掲載します。

オフィシャルレポートが到着

 TVアニメ第23話と第24話の上映とキャストのトークコーナーが行われた今回のイベントに登壇したのは、浦和希さん(潔世一役)、海渡翼さん(蜂楽廻役)、島﨑信長さん(凪誠士郎役)、内田雄馬さん(御影玲王役)の4人。

 満員となった映画館だったが、この日の当選倍率はなんと10倍以上! 改めてTVアニメ『ブルーロック』の勢いと熱さが伝わってくる。

 最終話放送終了直後に、TVシリーズ第2期と「劇場版ブルーロック ‐EPISODE 凪‐」の制作決定のニュースが発表されていたが、最初の挨拶で島﨑さんは、「『‐EPISODE 凪‐』、制作決定おめでとうございます!」と叫び、喜びを爆発させていた。

 それに対し「あの頃は良かったな......」と、出逢い~一次セレクションまでの凪と玲王を思い出し、拗ねてみせる内田さん。「ただ、内田としては、映画は楽しみです!」と賛同する。この4人でイベントをするのは初めてだが、アフレコが一緒だったことは多かったとのこと。

 アフレコの雰囲気について聞かれると、座長である浦さんがムードメーカーになって、色んな人とコミュニケーションを取っていたと島﨑さんや内田さんが証言する。

 そして、浦さんが積極的に話している後ろで、笑顔で見守っていたという海渡さんは「人と話すのって勇気がいるのに、その垣根を簡単に超えていく浦さんはすごいな~と、毎回思っていました」と打ち明けていた。

 ここからは、『ブルーロック』の2クール目で描かれた二次セレクションの話を中心に振り返っていく。「色んなキャラクターの違った面が見られたし、蜂楽や凪が覚醒していくのが印象的でした」と浦さんが語ると、「ひとりひとりの個性、キャラの濃さが面白く見られて、演じているときもエゴく楽しくやらせていただきました」と海渡さんも続く。

 そして話題は、凪と玲王の因縁へと移っていく。もともと玲王には、凪と一緒にW杯で優勝するという夢があったが、二次セレクションでは、凪が自分ではなく、自分たちを負かしたチームの潔と蜂楽と3人のチームを組んでしまう。

 ここは凪と玲王にとって大きなターニングポイントとなったが、内田さんは「人間はもがいたり足掻いたりするんですけど、その根源がポジティブではないところで動くこともあるというのがすごくリアルでした。W杯を一緒に獲るぞ! ってポジティブな動機ではなく、あいつ(潔)をぶっ倒す! っていうものに変わる。同じことをやっているのに目的意識や行動原理が変わっていったので、二次セレクションは人間性を掘る時間でした。だからしんどかったし、終わった今もしんどいです(笑)」と吐露。

 それに対して島﨑さんは「潔を選んだときも、玲王と2人で世界一を目指す気持ちは凪の中で変わっていなくて、自分が強くなるためには、一旦潔に付いたほうがいいから、強くなったらまた会おうねくらいの気持ちだったと思う」と返し、そこから第19話の冒頭、見捨てるなら見捨てろよと絶望した玲王に対し凪が掛けた言葉を思い出しながら「一緒に世界一を目指す玲王の気持ちってそんなものだったの? って、人に興味がなかった凪があれだけ怒ったのは、玲王だからっていうのはあったと思う。でも、言われたほうはたまったものではないよね(笑)」と、2人のシーンについて語っていたのは印象的だった。

 サッカーが軸にありながら人間ドラマも濃く描かれていたことが伝わったところで、トークは、TVアニメ『ブルーロック』のここまでのMVPを決めるコーナーへ。まず海渡さんは、周りが化け物過ぎる中でエゴを貫き通し、上に向かっていった潔に1票を入れる。浦さんは、第22話で覚醒し、自分をさらけ出してシュートを撃つシーンが演技含めて大好きだと言って蜂楽を挙げた。

 島﨑さんは、やれるだけのことをずっとやり続けて努力をしている糸師 凛(CV.内山昂輝)を評価すると、最後は内田さんが「潔です。アイツをぶっ倒して、俺(玲王)が一番のエゴイストだと証明してやる!」と、まだ吹っ切れてない複雑な気持ちを吐き出し、笑いを誘っていた。

 結果的に、MVPは主人公の潔に決定! ものすごい勢いで成長し覚醒していったキャラクターなので、異論はないだろう。そして、TVシリーズ第2期と「劇場版ブルーロック ‐EPISODE 凪‐」の制作が発表された喜びを聞かれた4人。

 「嬉しいぶん、もっと頑張って、蜂楽をもっと良くしなきゃと思った瞬間、緊張して眠れなくなりました」と、その喜びを語る海渡さん。「劇場版で、思いのスタート地点である蕾がどこで生まれて、どう育てたのかなどを細かく描いてくれるのは、今後の彼らを演じていく上でも、嬉しいことです」と、内田さんも喜んでいた。

 またこの日は、完全新作のスマホゲーム『ブルーロック BLAZE BATTLE』(ブレバト)が、2023年中にリリース予定であることも発表された。フル3Dのサッカー対戦ゲームということで、『ブルーロック』の世界がどんどん広がっていくことに、4人も驚きを隠せないようだった。

 そして上映会の最後には、4人からファンへ向けての熱いメッセージが送られる。

 「役者として心を揺さぶられましたし、自分の人生にも影響を与えている気がするので、玲王を演っていると、しんどいことがたくさんあるんです。でもそれはありがたいことで、心を揺さぶられる作品に立ち向かえて幸せです! 第2期と劇場版も決まっているので、アニメも原作も応援していただけたら嬉しいです」(内田雄馬さん)

 「役者やアニメーターの皆さんも『ブルーロック』のキャラクターのように、切磋琢磨して、より良いものを作ろうとしています。ただ『ブルーロック』と違うのは誰かが脱落するのではなく、みんなで一番いいところに行こうぜ! っていうところで、そこが僕は好きなんです。引き続き面白いものを届けるようにやっていきますので、応援していただけたらと思います。『‐EPISODE 凪‐』も、凪たち視点になるということは、潔がラスボスになる? 蜂楽が厄介な敵になる? みたいな……逆の視点だとこう見えるのではないかっていうのが描かれると思います。本線を知っていればいるほど面白くなることは間違いないので、映画のほうもよろしくお願いします」(島﨑信長さん)

 「こうやって皆様の前でお話させていただくと、本当にたくさんの方が応援してくださっているんだなと感じますし、感謝の気持ちでいっぱいです。皆様の応援のおかげで第2期と劇場版ができることになったので、皆さんの期待に応えられるよう、僕自身も精一杯、エゴく熱く作品に取り掛かっていきます。今後も『ブルーロック』の応援をよろしくお願いします」(海渡翼さん)

 「最終話で新しいキャラクターもたくさん出てからの第2期。もう絶対に面白いじゃん! という気持ちでいます。しかもそこで出てきた先輩キャストの方々とバチバチにやり合えることがすごく楽しみです。いろいろな化学反応が起きて、潔たちも僕たち役者自身も成長していけるんじゃないかなということで、それを楽しみにしています。制作チームの方々は、絶対に皆さんの期待を上回るんだ! という気持ちでアニメを作ってくださっていると思うので、大いに期待していただき、エゴい気持ちで待っていただければと思います!」(浦和希さん)

 アニメの第1期は最終話を迎えたが、新しいスマホゲームや5月から始まる舞台『ブルーロック』、そしてTVシリーズ第2期と「劇場版ブルーロック ‐EPISODE 凪‐」など、これからも様々な展開をしていく『ブルーロック』に、期待せずにはいられない上映会となった。

©︎金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会

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