猫ちゃん探索ゲーをプッシュ! ここ1年のベストタイトルはこれ!!【東城咲耶子のおすすめインディーゲーム】

東城咲耶子
公開日時
最終更新

 電撃オンラインユーザーのみなさん、こんにちはー! いつもインディーゲームのコラム“東城咲耶子のおすすめインディーゲーム”でお世話になっております、東城です!

 今回はいつもと少し違い、“電撃インディー大賞2023”が実施中ということで、ここ1年のベストタイトルや思い出の作品を勝手に語っていこうかなーと思います。

 題して“東城咲耶子がオススメするインディーゲームタイトル”です!!!

 正直、今回あげるタイトルは、順番をつけるほど差がないくらいどれもこれも面白いですけどね!! 一応ね!(笑)

 まずは、ざっくりここ1年くらいの作品でランキング3つからご紹介していきますー!

東城咲耶子の電撃インディー大賞2023!

1位:『Stray』

 みんな大好き猫ちゃん探索ゲーです!

 サイバーパンク×冒涜的なホラー×猫ちゃんなのが最高でした。 ぜんぶ私が好きなやつ!

 サイバーパンクなビジュアルの細部まで丁寧に作り込まれていたり、クトゥルフ的なホラーの絶対に勝てない(回避しかない)世界観も徹底されていて大満足でした。

 そこまでの強いホラー演出もなく、私的にはちょうど良いやんわりホラーでした。

 猫ちゃんは特殊能力などもないただの猫ちゃんなので、敵から逃げきれないとゲームオーバーになってしまいますが、そこでもグロテスクにならないように配慮されているので、猫好き安心設計で助かりました。

 あと映像がハイクオリティで、猫ちゃんを操作するというより、自分が猫ちゃんになって生きているかのような没入感も楽しかったです。

 ちょっとした動きの一つ一つが猫飼いにはあるあるで、猫の描き方に愛が溢れているのもたまりません。

 癒やしののんびり猫ちゃんゲーではなく、退廃的な世界でドキドキハラハラ演出&猫ちゃん可愛いが行ったり来たりで、怒涛のようにプレイしてあっという間にクリアしました。

 作品としてスッキリまとまっていたのも、個人的に好きなポイントでした!

 ゲームボリューム的にもコンパクトだったので、もっといろいろ見たいー!

2位:『Cult Of The Lamb』

 私の好みという意味では同列1位です!(笑)

 すごく悩んだのですが、映像やスケールの壮大さの差で今回は2位にしました。

 ゆるキャラのような可愛らしい見た目の羊くんを操り、宗教団体を運営しながら、自分を殺そうとしたほかの教団の教祖を一人ずつシバいていくゲームです。 す、すごい設定。

 シミュレーションパートと、難易度易しめなローグライクアクションパート、可愛さとブラックさのバランス、すべて好みでした!

 森を開墾して、材料集めて、建物作って、ご飯使って、信者をコントロールして地道に教団を成長させていきます。 ブラックな牧場物語だぁ……(笑)

 みんなのおトイレの掃除もするし、教団内の治安維持(意味深)もするし、敵教団をシバくのも教祖自ら赴きます。

 何もかもぜんぶ教祖の仕事!! 忙しいな!

 教団を比較的ホワイトに運営することも、バチバチにマッドな教団にすることも選べるので、己の倫理観と相談しながらお好みの方向性に成長させられます。

 アクションパートもサクサク感が気持ちよくて、次から次へと要素が出てきて内容が濃いのに、トータル数時間でクリア出来てお手軽に楽しめます!

 気付くと時間が経っている系ゲームですが、こんなにのめり込んで宗教団体作っている……めちゃくちゃ楽しい……と思っている自分に、ふと恐ろしくなるのも“良い”です。

3位:『Inscryption』

 カードゲームのホラーという新ジャンルで、説明がとっても難しいゲームです……。

 とても暗めのおどろおどろしい雰囲気の中、わけもわからず闇のカードゲームをさせられるのですが、最大に私に刺さったのが『メタさ』です。

 カードゲームがメインなのかと思ったら、謎解き、脱出ゲーム、現実に侵食するメタさと予想外の方向に進んで行き、すごく面白いホラーサスペンスでした!

 このゲームのプレイ体験そのものが『Inscryption』というゲームの本懐であるという、私の大好物の考察を楽しむ系です。

 私は、このタイプのゲームをやり過ぎていて慣れてしまっているので3位で……。

 日ごろ、王道作品をメインにプレイされている光属性な方にやってもらって、その感想が聞きたいタイプのゲームでした。

 このゲームは何も知らずにプレイしてこそなので、ホラー平気なら何も調べずにやってくれ!! 損はさせない! よろしく!

 以上、個人的なインディー大賞2023でした。 ぜんぶ暗いね!(笑)

 ほかにもたくさんの面白いゲームが生まれた1年だったので、インディーゲーム好きとしては豊作でありがたかったです。

 ここからは“電撃インディー大賞2023”の投票項目に則って、私の今まで良かったなーと思ったゲームをそれぞれちょっとだけご紹介したいと思います。

アクションが気持ちよかった作品

『GRIS』

 声を失い自分の世界に閉じこもってしまった女性が、美しく優しい心の世界を冒険して、成長していく2Dアクションゲームです。

 圧倒的な爽快感! スピード感! みたいな気持ちよさではないので、趣旨とちょっと違うかもしれませんが、美しい絵画のような世界をふわふわと揺蕩うアクションゲームで、こんなに飽きる瞬間がなく、最後まで気持ちよく感じられるのがすごいなと思いました。

 ストーリー中にセリフもなく、どう感動したのか言葉に出来ないのに泣ける、不思議なゲームです。

マルチプレイが面白いと思った作品

『Overcooked! - オーバークック 王国のフルコース』シリーズ

 断然これ!!! 最高にハマりました。

 ひたすら、むちゃくちゃな状況下で料理と配膳をさせられるアクションゲームです。

 レベルが上がるとステージが複雑化して、どんどん料理のお届けが困難になっていくだけなのに、なぜか面白くて何時間もやってしまいます。

 “レベルアップで勝てるようになる”などがなく、とにかくプレイヤースキルが最重要なところが好きです。

 みんな下手でも、一人だけ上手い人がいるでも、どうあがいても叫び散らかすことになって大変楽しいゲームです(笑)。

バッドエンドを堪能できた作品

『ゆめにっき』

 とっても古いゲームですが、ずっと心に残っているエンディングです。

 明確なストーリーもなく、セリフもなく、何のために彷徨っているのかまったく分からないまま、サイケデリックな夢の世界を探索するゲームです。

 彼女にとっての幸いとは何だったのだろうと、ずっと考えてしまうエンディングだったのですが、作者監修の3Dリメイク版『YUMENIKKI -DREAM DIARY-』で新しい答えを見せてくれて号泣しました。ありがとう……。

コスパがよかった作品

『Stardew Valley』

 牧場経営シミュレーションゲームなのですが、人間関係がリアルだったり、実際に生活をしているかのような時間を過ごせて、日々の暮らしに疲れた大人向けで面白いです。

 真面目に働いてもいいし、働かないで酒ばかり飲んでいてもいいし、効率を追い求めて必死に金策をしてもいいし、どんな風にも生きられます。

 まだ絶賛プレイ中ですが、たった1480円で、何十時間でも何百時間でも遊べるのコスパ良すぎません!?

 みるみるうちに時間が溶けていきます。 良すぎて怖い!(笑)

記憶を消してもう一度遊びたいゲーム

『UNDERTALE』

 『グノーシア』とか『OMORI』とか、ほかにもいろいろ思いついて悩んだのですが、それらはむしろ「絶対に忘れたくない」だなぁと思い……。

 『UNDERTALE』を初めてプレイして、エンディングまでたどり着いて、自分の先入観やゲームをゲームとして侮っていたこと、すべてに気付いてからのショックは忘れられません。

 「ゲームとちゃんと向き合って」というメッセージ、似た作品はいろいろあれど伝え方が『UNDERTALE』は革新的だったなぁ。

 プレイする前の気持ちには戻れないので、記憶を消してもう一度、衝撃を浴びたい!

 めちゃくちゃ長くなりましたが、以上が『東城咲耶子がオススメするインディーゲームタイトル』ですー!

 気になる作品はありましたか?

 面白いゲームだらけ、語りたいことだらけで止まらないですね!(笑)

 もちろん、このほかにも書ききれないくらいたくさんの面白いインディーゲームがありますし、みなさんの思うベストもぜんぶ正解です。

 みなさんのオススメも聞きたいなー!

 引き続き『東城咲耶子のおすすめインディーゲーム』のコラムでも、私がプレイして面白かった作品をガンガン取り上げていきますので、よかったら読んでもらえたら嬉しいです。

 ご覧いただき、ありがとうございました!

 良きインディーゲームライフをー!

“電撃インディー大賞2023”が開催中!

 電撃インディーでは、インディーゲームの中から最高のタイトルを決める“電撃インディー大賞2023”を開催します。

 投票していただいた人の中から、抽選で3名様にAmazonギフト券3,000円分をプレゼント! ぜひ皆さんのおすすめのインディーゲームを教えてください。なお、締切は4月23日(日)23:59までです。


©GameZoo Studio
©Pixmain

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら