日本HPが“RTX40シリーズ”搭載の薄型ゲーミングノートPCほか新製品を一挙発表

電撃オンライン
公開日時
最終更新

 日本HPがゲーミングノートPCとゲーミングディスプレイの新製品を発表しました。あわせてプロeスポーツチーム“DetonatioN FocusMe”とのスポンサー契約締結を発表しました。

 以下、リリース原文を掲載します。

日本HP、ゲーミングソリューションを強化 プロeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」とスポンサー契約を締結

 株式会社日本HP(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:岡戸伸樹)は、エンスージアストやクリエイター、カジュアルユーザーからゲーム専用機でゲームを楽しむ層に向け、ゲーミングノートPCとゲーミングディスプレイの新製品を発表します。

 また、OMEN Gaming Hubの新しい機能は、独立型グラフィックスを搭載しないHPの個人向けPCでも快適なゲーム体験を提供します。

 HPとNewzooのグローバル調査によれば、ゲームを楽しむ人々の62%がゲーム専用PCではなく、生活全般に利用できるPCを好んでいます(*1)。世界では過去7年間で新たに10億人のプレイヤーが誕生し(*2)、プレイヤーの84%が共通の興味を持つ他のユーザーとつながるためにゲームを利用しています(*3)。

 HPは、ゲームやコンテンツ制作活動の両方を行い、自己表現や自己実現の手段として高機能なノートPCを利用する層を「クロスオーバー層」と呼び、この層に向けた薄型軽量のゲーミングノートPC「OMEN Transcend 16」を販売します。

プレイヤーとクリエイター、双方のニーズに応えるゲーミングノートPC

 クロスオーバー層が求めているのは、大作ゲームタイトルを最高画質かつ高フレームレートでプレイできるパワーを備えるだけでなく、場所を問わずに動画の編集、3Dレンダリング、建築シミュレーションなど、クリエイティブ系のアプリケーションを実行できるスピードや携帯性も併せ持つハイブリッドなノートPCです。

 「OMEN Transcend 16」は、高機能な内部コンポーネントに加え、最先端のディスプレイ、軽さと強度を併せ持つ金属製のシャーシを採用し、ゲームやコンテンツ制作を高いレベルで実行できる様にデザインされています。

 「OMEN Transcend 16」は、以下の機能を備えます。

  • ▲“OMEN Transcend 16”

プレイヤーとクリエイターに最適なディスプレイ

 mini-LEDディスプレイを採用した最上位モデルは、最大輝度が1180nit(*4)、VESA Display HDR1000(*5)に対応し、日中の屋外でも高い視認性を保ちます。また、デジタルシネマに採用される色空間であるDCI -P3を100%表現できるため、一般的なsRGB 100%のディスプレイと比較して波長の長い暖色系の表現力に優れています。

 アスペクト比が16:10のディスプレイは、縦方向に多くのコンテンツを表示できるため、動画編集など、ツールパレットが多いクリエイティブ系のアプリケーションを利用するクリエイターの生産性が向上します。リフレッシュレートは多くのeスポーツアスリートが利用する240Hz、応答速度は5msを実現し、競技性の高いゲームタイトルでも実力を発揮できます。

軽さと強度を両立させたデザイン

 プレイヤーやクリエイターは、簡単に持ち運べるサイズと堅牢さ、そして長時間駆動のバッテリー全てを求めます。「OMEN Transcend 16」は、OMENノートPCシリーズにおいてマグネシウム系アルミニウム合金(*6)を採用した最初の製品で、重量約2.17kg、薄さ約19.9mmのサイズを実現しました(*7)。

 また、97Whrのバッテリーにより、場所を選ばずゲーム、配信、コンテンツ制作などが可能です。

圧倒的なパフォーマンス

 最上位モデルでは、第13世代インテル Core i9-13900HXモバイルプロセッサーとNVIDIA GeForce RTX 4070 Laptopにより、大作ゲームのプレイ、高いグラフィック処理能力を必要とするコンテンツ制作作業を容易にします。

 また、OMEN Gaming HubのOMEN Dynamic Powerを最大限に活用すれば、ゲームのシーンに応じてCPUとGPUが必要とする電力をリアルタイムで正確に検出し、これらの電力をCPUとGPUに動的に配分することで、ゲームのフレームレートが向上します。

クールなデザイン

 ゲームのプレイ中や、コンテンツ制作中の高いワークロードにおいても、新しく採用したトランクデザインと、より多くの空気を取り込めるOMEN Tempest Coolingテクノロジーが、エアフローの向上と、表面温度の低減に貢献します。

 さまざまな趣味の中でもゲームが最も重要と考えるエンスージアスト層向けの「OMEN 16」は、CyberPunk 2077のFPSが前モデル比で119%改善され(*8)、最上位モデルは第13世代インテル Core i7-13700HXプロセッサーを搭載とNVIDIA GeForce RTX 4080 Laptopを搭載し、優れたゲーム体験を提供します。

 また、すべてのモデルでQHDの解像度、3msの応答速度、リフレッシュレート240Hzのディスプレイを搭載します。

 「OMEN Transcend 16」と「OMEN 16」は、以下の機能を備えます。

  • ▲“OMEN 16”

仕事やゲームに最適

 「OMEN Transcend 16」では最大で32GB DDR5-5 600 MHz RAMおよび2TB PCIe Gen4 NVMe TLC M.2 SSDを使用することで、コンテンツ制作ソフトなどの作業の効率化、ゲームのロード時間を大きく短縮します。

「OMEN Transcend 16」と「OMEN 16」は配信や動画コミュニケーションにも最適

 従来の92万画素から207万画素にアップグレードしたFHDカメラにより、チャットやコミュニティメンバーとの会話を楽しむことができます。また、プライバシー確保のために内蔵Webカメラのレンズをマニュアルで閉じられるスイッチを備えます。

 さらに「OMEN Transcend 16」は、Windows Hello顔認識機能が追加されたことで迅速で安全なログインを実現します。

HyperXのワイヤレスヘッドセットが付属

 「OMEN Transcend 16」と「OMEN 16」の最上位モデルは、「HyperX Cloud II Core Wirelessゲーミングヘッドセット」が付属します。これらのモデルはPC本体に前述のワイヤレスヘッドセット用のUSBレシーバーのモジュールが内蔵されているため、付属のワイヤレスヘッドセットの電源を入れるだけでペアリングが完了します。

 53mmの大型ドライバー、約80時間駆動するバッテリー、2.4GHzの無線技術による超低遅延のゲーム体験をシームレスに提供します。

カジュアル層向けのゲーミングノートPC

 ゲームを、数ある趣味の中の一つと考えるカジュアル層向けの「Victus 16 ノートPC」はゲームだけでなく、コンテンツ制作、学業、動画でのコミュニケーションなど、幅広い用途でパフォーマンスを発揮します。

 また、これまでOMENノートのみに実装されていた冷却システムであるOMEN Tempest Cooling Technologyを新しい「Victus 16」にも適用することでパフォーマンスが向上します。

 「Victus 16ノートPC」の特長は以下の通りです。

  • ▲“Victus 16ノートPC”

冷却機能を強化

 「Victus 16」は、OMEN Tempest Cooling Technologyを採用しています。また、内蔵する赤外線(IR)サーモパイルセンサーが温度を正確に管理することで、効率の良い冷却機能を実現します。

ゲーム体験がレベルアップ

 最大で第13世代インテル Core i7-13700HX モバイルプロセッサーまたは最大でAMD Ryzen 7 7840HSモバイルプロセッサーを搭載したVictusノートPCで、グラフィックにはNVIDIA GeForce RTX 4070 Laptopを搭載し、大作ゲームタイトルを快適にプレイできます。

 上記の新製品に加え、既存の「OMEN 17」と「Victus 15(インテル)」はプロセッサーとグラフィックスをリフレッシュしたモデルをラインアップに追加します。「OMEN 17」は、第13世代インテル Core i9-13900HXプロセッサーと最新のNVIDIA GeForce RTX40シリーズグラフィックスを搭載することで、HPで最もパワフルなゲーミングノートPCにレベルアップしました。

製品名/HP希望販売価格(税込)/販売開始日
・OMEN Transcend 16:316,800円~(5月以降順次)
・OMEN 16:272,800円~(5月以降順次)
・Victus 16(インテル):206,800円~(5月以降順次)
・Victus 16(AMD):175,780円~(5月以降順次)
・OMEN 17:484,000円~(5月以降順次)
・Victus 15(インテル):179,300円~(5月以降順次)

新しいOMENディスプレイ

  • ▲“OMEN 27qs”

 新しいOMENディスプレイシリーズは、ゲーム、仕事、エンターテインメント、コンテンツ制作などハイブリッドなライフスタイルに合わせ、多彩なラインアップを提供します。

 ゲームを楽しむ人々の4人に1人が、ゲーム専用機にディスプレイを接続して使用しています(*9)。「OMEN 27k」は、次世代ゲーム専用機のHDMI2.1のポートに接続すれば、対応タイトルを4Kの解像度と120Hzのリフレッシュレートでプレイできます。

 また、OMENでは初めてKVMスイッチを内蔵し、1つのキーボード、マウス、モニターでPC、ゲーム専用機などの複数のデバイスを切り替えて利用出来ます(*10)。

 さらに「OMEN 27k」は、4K解像度、最大DCI-P3 95%の色空間、144Hzのリフレッシュレート、ディスプレイ背面にはOMEN Light Studioで制御可能なARGB対応のアンビエントライト機能を備え、配信時に映し出されるゲーミングルームをより一層、魅力的な空間として演出します。

 「OMEN 24」、「OMEN 27q」、「OMEN 32q」、「OMEN 34c」は、すべて最大165Hzのリフレッシュレート、「OMEN 27qs」は最大240Hzのリフレッシュレートで、競技性の高いゲームタイトルで効果を発揮します。

 美しいグラフィックも楽しめるゲームタイトルの世界観に浸りたいプレイヤーや、コンテンツ作成を行う層に対しては、対角34インチ、アスペクト比21:9、湾曲率1500Rのカーブドディスプレイの「OMEN 34c」を提供します。

 新しいOMEN ディスプレイの主な特長は以下の通りです。

高輝度、高スピード

 HDRとAMD FreeSync Premium(*11)を搭載した「OMEN 27qs」と「OMEN 27k」はVESA Display HDR™ 400に準拠、鮮やかなゲーム体験を提供します。

クリアでカラフル、そして大迫力

 新しいOMENディスプレイは、全てのモデルでモーションブラーを評価する為の業界標準規格であるVESA ClearMR認証を取得済です。動きの激しいシーンでも鮮明でブレのない映像表現を実現しています。

 「OMEN 24」、「OMEN 27q」、「OMEN 27k」、「OMEN 32q」「OMEN 34c」はVESA ClearMR 5000、「OMEN 27qs」はVESA ClearMR 6000認証を取得済です(*12)。

 また、「OMEN 27qs」と「OMEN 27k」はディスプレイ背面にOMEN Light Studioで制御可能なARGB対応のアンビエントライト機能を備えます。さらに、「OMEN 27qs」、「OMEN 27k」、「OMEN 34c」はスピーカーも内蔵しています。

快適なワークスペース

 人間工学に基づいた設計で、ゲームも仕事も快適に行うことができます。すべての新しいOMENディスプレイは高さ調整、角度調整機能、VESAマウントにも対応し、OMEN 34cを除くディスプレイにはピボット機能のついたスタンドが採用され、自由度の高い快適なワークスペースを構築できます。

製品名/HP希望販売価格(税込)/販売開始日
・OMEN 24 165Hz FHD ゲーミングディスプレイ:26,400円(4月13日)
・OMEN 27q 165Hz QHD ゲーミングディスプレイ:44,000円(4月13日)
・OMEN 27qs 240Hz QHD ゲーミングディスプレイ:81,400円(4月13日)
・OMEN 27k 144Hz 4K ゲーミングディスプレイ:97,900円(5月以降)
・OMEN 32q 165Hz QHD ゲーミングディスプレイ:59,400円(4月13日)
・OMEN 34c 165Hz WQHDカーブドゲーミングディスプレイ:70,400円(4月13日)

OMEN Gaming Hub でゲームの楽しさがレベルアップ

 本日発表された製品はすべて、プリインストールされたソフトウェア、OMEN Gaming Hubの様々な機能により、ゲームを楽しむ人々に優れたゲーム体験を提供します。

 OMEN Gaming Hubの「Optimizer」の機能である「Processor Core Affinity Optimization」を有効にすると、FPS(一人称視点シューティング)のゲームにおいて、最大10%のパフォーマンスが向上(*13)します。

 また、「ECOモード」を有効にするとOMENおよびVictusノートPCのバッテリー寿命が最大20%延長され(*14)、ファンノイズが最大7dB減少し、より静かな環境でのプレイが可能になり、バッテリー駆動時間も延びます。(*15)。

 さらに、複数のパブリッシャーから購入して内蔵ドライブにインストールしたゲームタイトルをリストするランチャーである「マイゲーム」の新機能として、NVIDIAが提供する高性能クラウドゲーミングサービス(*16)のGeForce NOWでプレイ可能なタイトルがリストされる様になります。

 GeForce NOWがサポートされるOMEN Gaming Hubは、2023年春以降に発売されるHPの個人向けPC全てにプリインストールされます。NVIDIA GeForce、AMD Radeon、Intel ARCなどの独立型グラフィックスを搭載しないPCでもFortniteやApex Legendsなどの無料プレイのタイトルが100以上、CyberPunk 2077などの有料のタイトルが1500以上の中からプレイすることが可能になります

関連施策、スポンサー契約について

 このたび、新たに、国内トップレベルのプロeスポーツチームである「DetonatioN FocusMe」とのスポンサー契約を締結しました。またHPは、Riot Games Inc.主催のeスポーツの国際大会「VALORANT Champions Tour Pacific 2023」のオフィシャルゲーミングPCパートナーに就任し、大会で使用されるOMENゲーミングPCを提供します。

*1:2022年HP/Newzooゲーマーセグメンテーション研究
*2:詳細はホームページをご覧ください。
*3:詳細はホームページをご覧ください。
*4:画面の10%のハイライト部分の輝度。残りの画面は黒表示。全画面表示時は600nitです。
*5:DisplayHDRは、VESAが定めたHDR(ハイダイナミックレンジ)の品質を規定するオープン規格であるディスプレイCompliance Test Specification(CTS)仕様です。詳細はホームページをご覧ください。
*6:背面及びパームレスト部分:マグネシウム系アルミニウム合金のスタンピング成型、底面:アルミニウム合金のスタンピング成型
*7:重量および外形寸法は、構成により変動する場合があります。最軽量の構成はNVIDIA GeForce RTX 4050および70whrのバッテリーを搭載したモデルの重量2,096gです。
*8:CyberPunk 2077上の以下のテストを実行:OMEN 16(2023)i7-13700HX/32GB DDR5-4800/RTX4080 Laptop:105fps OMEN 16(2023)i7-13900HX/16GB DDR5-5600/RTX4070 Laptop: 83fps OMEN 16(2022)i7-12700H/32GB DDR5-4800/RTX3070Ti Laptop:48fps
CyberPunk 2077の設定:解像度:2560×1440、グラフィックプリセット:レイトレーシングウルトラ(DLSSを自動に設定)、レンダリングはGeForce RTX 40シリーズグラフィックス上で実行。RTX 4050/4060/4070を搭載した一部モデルに限ります。
*9:2020年HPゲーミングデータ分析研究より。
*10:Windows 10以降、およびMacと互換性があります。接続するデバイスが、USBマウス、USBキーボード、HDMI2.0またはDisplay Port1.2以上のポートのいずれかをサポートしている必要があります。デバイスにUSB-Type Cが備わってない場合は、USB-Type C to USB Type -Aケーブルが別途必要です。また、4Kコンテンツの再生または4Kでゲームをするためには、これらの再生またはプレイが可能である必要があります。
*11:FreeSyncは、ディスプレイのリフレッシュレートをグラフィックスのフレームレートに同期させることで、ゲームのスタッターやティアリングを軽減するFHD、QHD、HDRディスプレイで有効なAMDの技術です。ご利用には低フレームレート補正機能と120Hz以上のリフレッシュレート、DisplayPort、HDMI、Adaptive-Syncを備えたAMD RadeonグラフィックスまたはAMD AシリーズのAPU準拠のモニターが必要です。HDMIでFreeSyncを有効にするためには、AMD 15.11以降のCrimsonドライバーが必要です。アダプティブ・リフレッシュ・レートはモニターによって異なります。詳細はホームページをご覧ください。
*12:VESA ClearMRは、鮮明なピクセルとブレたピクセルの比率に基づき、ユーザーにとって明確な数値を提供するVESAによる高性能モニターおよびディスプレイのCompliance Test Specification(CTS)仕様です。詳細はホームページをご覧ください。
*13:HPの社内テストに基づきます。CyberPunk 2077で「Affinity Core Booster」有効にし、ゲーム内FPSカウンターの数値に基づきます。テスト環境:第12世代インテル Core 7-12700H、NVIDIA RTX 3070 Laptop、16GB DDR5、512GB SSD、FHDのディスプレイ。
*14:Intel Core i9-13900HX、NVIDIA RTX 4070 Laptop、32GB DDR5 RAM、1TB SSD、WQXGAのmini-LEDディスプレイ搭載の「OMEN Transcend 16」で「Balance」モードと「Eco」モードとの比較テスト結果に基づきます。
*15:Furmark GPUストレスおよびCPUID(CPU-Z)CPUストレスを使用したHPの社内テストに基づきます。テスト環境:第12世代インテルCore i7-12700H、NVIDIA RTX 3070 Laptop、16GB DDR5、512GB SSD、FHDディスプレイ。最大7dbの削減は、バランスモードとエコモード(DC電源)間のテスト結果に基づきます。ファン回転速度が下がるため、ファンノイズが減少します。
*16:OMEN Gaming Hubの「マイゲーム」を使用すると、ユーザーはローカルドライブにインストールされたゲームにアクセスができます。またNVIDIA GeForce NOWのサービスを利用してSteam、Epic Gamesストア、Ubisoftなどのデジタルストアから100以上の無料ゲームと1500以上の有料ゲームをプレイできます。詳細はホームページをご覧ください。

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら