人間の少女と魔物たちの絆に心揺さぶられる『メグとばけもの』などに投票【ライターが選ぶ電撃インディー大賞2023_03】

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 4月23日(日)23:59まで投票受付中の、みんなが選ぶおすすめインディーゲームを決める“電撃インディー大賞2023”

 本記事では、電撃オンラインのライターによる電撃インディー大賞2023の1~3位と、各部門の投票例を紹介します。どんなタイトルが選ばれているのか参考にしてください。

電撃インディー大賞2023に1位としておすすめするタイトル

メグとばけもの

 “少女が泣くと世界が終わる”というキャッチコピーの通り、魔界に迷い込んでしまった人間の少女・メグが泣いてしまうとゲームオーバーになるのが特徴的な作品。

 メグを泣かせないように手を尽くしながら、彼女を母親の元へと送り届けようとする、魔物のロイとゴランの微笑ましくも優しい行動や会話に、心が和みます。

 だんだんと絆を深めていく彼らの姿が、心温まるような、切ないような……感情を揺さぶられること間違いなしです。

電撃インディー大賞2023に2位としておすすめするタイトル

SEASON: A letter to the future(シーズン ~未来への手紙~)

 季節を一つの歴史の区切りとしている世界が舞台の、ロードトリップ・アドベンチャーゲーム。

 季節が変わる前、この世界でいうと歴史が節目を迎え、世の中が大きく変わるタイミングで、主人公は世界を記録する旅に出ます。

 次の時代へ、今の時代の文化や人々の記憶などを伝えること、残すことが目的の旅なのですが、その記録ノートを自分で作れるのが何よりも楽しい作品です。

 写真を綺麗に並べたり、スタンプを押したり、マスキングテープで飾ってみたりと、スクラップブックやトラベルノートを作るような感覚で、遊ぶことができます。

 凝り性の人は、このノート作りだけでも何時間もかけてしまうかも?

電撃インディー大賞2023に3位としておすすめするタイトル

Trombone Champ

 音に合わせてマウスを動かし、ボタンを押すことでトロンボーンを演奏する音楽ゲーム。

 音楽ゲームというと、上手く演奏したり高いスコアを狙ったりするのが目的になりがちですが、本作は演奏が下手であればあるほど面白い稀有な作品。

 ゲームをプレイしていてこんなに笑ったことはなかったというぐらい、遊んでいる間は笑いっぱなしでした。

 トロンボーンという絶妙な楽器のチョイスと、単純なだけに誰でも楽しむことができ、かつ万国共通に笑える面白さが素晴らしいです。

アクションが気持ちよかった作品

Hi-Fi RUSH

 ゲーム中に流れているビートや音楽に合わせて戦うアクションゲーム。

 主人公や敵、さらにはフィールドにあるオブジェクトやギミックまでもが音に合わせて動いており、徹底ぶりに驚かされます。

 そのぶん、音楽にノレたときの一体感も大きく、上手くバトル中に立ち回れたときの爽快感や気持ちよさが癖になります。

 リズムに合わせることが苦手なプレイヤー向けにも、プレイをフォローしてくれるような設定や機能が用意されているところも含めて、オススメしたい作品です。

マルチプレイが面白いと思った作品

違う冬のぼくら

 2人プレイ専用のパズルアドベンチャーゲーム。先へ進むためには2人で協力することが不可欠なため、ボイスチャットなどでやり取りをしながら遊びたいところ。

 同じフィールドを2人で助け合いながら進んでいくのですが、ある出来事をきっかけに、それぞれ世界の見え方がガラッと変わってしまいます。

 同じ場所に立っているのに、見えている景色が全く違う。お互いの姿すらまったく別のものに見えている。この不思議な世界観に引き込まれました。

 切ないような寂しいような、けれどほんの少しだけ希望もあるような、そんなストーリーも含めて、心に残っている作品です。

バッドエンドを堪能できた作品

Loretta

 プレイヤーがヒロインと共犯関係となるサイコスリラー。ノワール映画のような世界観と雰囲気に、どんどん引き込まれます。

 主人公のロレッタは、夫ともに華やかな都会から離れ、荒れ果てた田舎の農場へと引っ越してきた主婦です。

 夫に対する不満や、馴染めない環境への嫌悪感、こんな場所で朽ち果てていく自分への焦りや憤り……などなど、鬱屈した心情や怒りといった主人公の心情が上手く表現されていて、とても好みの作品でした。

 そしてその感情が爆発し、石がどんどんと転げ落ちていくようなストーリーも含めて、印象深い作品です。

コスパがよかった作品

フラッシュバック

 120円でここまで遊べて良いんですか!? と驚いた作品。同じ製作者の『サンセット・ルート』も同様にコスパが良いのでオススメ。

 本作は選択型進行タイプのシミュレーションゲーム。自分の選択によって物語の流れが変化することはもちろん、主人公のパラメータもそこに深く関わってくるのが面白いところ。

 極端なパラメータになると特殊なイベントが発生し、ペナルティが課せられてしまうこともあります。プレイに慣れてくると、ある程度パラメータの調整ができるようになり、そこから攻略が一気に楽しくなる作品です。

記憶を消してもう一度遊びたい作品

McPixel 3

 ヒーローになりたいと願う主人公が、絶体絶命の状況に追い込まれても、ありとあらゆる手段で乗り切るアドベンチャーゲーム。

 とにかく最初のインパクトがすごいため、記憶を消してその衝撃をもう一度味わいたいと思わせてくれる作品です。

 なお、本作は『McPixel 3』ですが、『McPixel 2』はありません。“THE MCPIXEL TRILOGY”というパックが販売されており、“TRILOGY(トリロジー)”は“三部作”の意味ですが、このパックには2作品しか含まれていません。

 こうしたところが本当に好きな作品です。


びえ:アクションゲームとシミュレーションゲームが好きなライター。歴史ゲームで遊びながら歴史を勉強中。


“電撃インディー大賞2023”概要

投票期間:2023年4月23日(日)23:59まで
対象タイトル:投票者の方がこの1年間でプレイしたインディータイトル
応募資格:日本国内に在住の方
投票方法:“電撃インディー大賞2023”投票フォームより応募してください。1人1回の投票のみ有効となります(2回目以降は無効)。詳細は投票フォームをご参照ください
プレゼント:投票した方の中から抽選で3名様にAmazonギフト券3,000円分をプレゼント

※画像はSteamページのものです。
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