『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』1話感想。胃がキリキリするパワハラ会議、甘露寺さんの温泉シーンなど見どころ多すぎで満足感がすごい

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 『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』の第一話“誰かの夢”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』第1話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

第二回パワハラ会議は上弦の鬼の格上感がすごい!

 アニメ『鬼滅の刃』でついに待望の『刀鍛冶編』がスタートしました! 第一話はすでに劇場で先行上映されていましたが、テレビ放送はまた違う盛り上がりがあってテンションが上がりますね。

 『刀鍛冶の編』第一話は1時間の特別構成となっており、見どころ盛りだくさんでした。前半パートの見どころは、なんと言ってもみんな大好き無惨様のパワハラ会議(第二回)! 無茶ぶり、罵倒、意見無視など、理想の上司の真逆を行く無惨様のパワハラ上司っぷりにシビれます。……主に胃が。

 とはいえ、下弦の鬼を解体した前回のパワハラ会議と比べると、流石は上弦の鬼たち。目玉をえぐりだそうとしたり、生首になって恍惚としたり、仲間の頭を吹っ飛ばしたりと、なかなかの異常性で下弦たちとの格の違いを見せつけます。あの空気の悪さの中に放り込まれた鳴女さんに心底同情しますね(笑)。こうして思うと、やっぱり魘夢は結構スゴかったんじゃないかと思わされますね。

 多彩な角度で描写される無限城のスケール感も素晴らしかったです。ダイナミックなアングルからの描写のおかげで、より広大さを感じられました。

炭治郎パートのホッコリ感に癒される

 そんな空気の悪さから、炭治郎パートに移ったときの安心感がすごかった……。シビアな戦いが終わったあとの小休止シーンも、『鬼滅の刃』の見どころのひとつですよね。いつも通りの面子がいつも通りの様子を見せてくれるのがホッコリします。

 意外と出番の多い、隠の後藤さんの苦労人っぷりも面白かったです(笑)。

 さらに回想シーンで、ついに“あの人”の姿が! 今までも断片的に登場していましたが、本格的な登場は初めてですね。原作読者にとっては、ここからの過去回想は胸熱シーンが満載なので本当に楽しみです!

刀鍛冶の里に行ってみたくなる!

 そして物語の舞台は刀鍛冶の里へ。引きのアングルで里の様子が描写されると、より隠れ里という感じがしますね。

 刀鍛冶の里では温泉や美味しい食事も振る舞われます。とくに食事がザ・和食って印象で超美味しそう! その日の朝に捕まえた魚(多分イワナかヤマメ?)に塩を振って焼くって、美味しいに決まっているじゃないですか……。

 もし鬼がいなければ、この里は温泉旅館の経営でもやっていけそうですね。実際あったらぜひ行ってみたいです。ちょっと交通の便が悪そうですが!(笑)

 恋柱・甘露寺さんの温泉シーンも、言わずもがな素晴らしかったです。こぼれそうなお胸を隠そうとする炭治郎の見事な動きも、アニメ映えしていました(笑)。甘露寺さんに触られてうれしそうにしている襧豆子(幼女)も、無限に見ていたくなる可愛さ。 

“あの人”に似た後ろ姿でヒキを作る演出が秀逸!

 第一話ラストの口論シーン。原作のネタバレになるので詳細は書けませんが、“あの人”に似た後ろ姿でヒキを作るアニメ独自の演出が素晴らしかったです。ちなみに原作では霞柱の登場でヒキでした。

 “あの人”の回想シーンとセットで描写されたのも効果的で、このために1時間構成にしたのかと思うほど!

 そして忘れてはいけないのがオープニング映像! すでに楽曲自体は公開されていましたが、映像も付くとより歌詞に込められた意味が伝わってくるようになりますね。『鬼滅の刃』のテーマである“継承”というものを、ストレートな歌詞で表現した名曲だと思います。

 しかしオープニング映像を見てしまうと、戦闘シーンへの期待度が高まってしまうもの。とくに個性的な戦い方をする恋柱の戦闘シーンがアニメでどう描かれるのか気になります。そんなに待たずに戦闘シーンが描かれると思われますので、今から楽しみです!


©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

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