レビュー:『ダンまち バトル・クロニクル(ダンクロ)』は作品愛あふれるバトルRPG。3Dでぬるぬる動くヘスティアも必見!
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- セスタス原川
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Aimingより5月23日配信予定のバトルアクションRPG『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか バトル・クロニクル(以下、ダンクロ)』のCBTレポートをお届けします。
本作は人気アニメ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下、ダンまち)』のゲーム最新作です。
『ダンまち』の世界観が再現されており、アニメのような3Dグラフィックで描かれたキャラクターたちと共に物語や名バトルを追体験できます。
アニメを追体験できるストーリー要素
『ダンクロ』は、ベルら冒険者とともにダンジョンに挑むという、まさに『ダンまち』らしい作品。ストーリーとバトルの2本柱で構成されており、バトルをクリアすることでストーリーを読み進められます。
ストーリーパートでは、アニメ版のエピソードが1期の最初から丁寧に描かれます。フルボイス仕様に加え、一枚絵や3Dモデルのアニメーションでリッチに描かれていて見ごたえ抜群。CBTでは、アニメ1期“怪物祭”までのストーリーを体験できました。
特に注目していただきたいのが、ぬるぬると動く3Dモデル。手足や顔の動きだけでなく、髪の毛のなびき方や衣装の揺れまで細かく表現しています。
その細かいこだわりが一番すぐに感じられたのは……『ダンまち』を語る上で欠かせないヘスティアの胸元。何とも言えない躍動感で、制作陣の熱い情熱を感じました。
他にも、キャラクターのちょっとした仕草なども再現されており、それはもう“ちゃんとキャラクターがそこにいる”という感覚でした。
ストーリー要素からは外れる余談ですが、筆者はメニュー画面のヘスティアを眺められる機能がイチオシ。
いろいろな角度からヘスティアをじっくりと……。小動物を愛でている時のように何分でも見ていられそう……。
ストーリーはボリュームたっぷりで、ダイジェスト寄りの展開になることもなく、じっくりと追体験していくことが可能。
しっかりとボイスを聞きつつ見れば、パートごとに5分以上は楽しめるでしょう。
アニメで描かれたシーンはほぼカットされておらず、ファンの人はそれぞれの思う懐かしいシーンをもう一度本作で見られること請け合い。
ゲームを通して気軽に物語を読めるので、ファンの人だけでなく、これから『ダンまち』を知りたい方にもおすすめです。
ファンの人は、本作をネタにこの機会に“ダンまち布教”をしてみるのも良いかもしれませんね……!
スピード感と遊びやすさを備えたバトル
バトルでは、移動と攻撃を組み合わせたスピード感のあるアクションが楽しめます。
キャラクターはバーチャルパッドによる自由移動が可能。通常の移動に加えて、敵の攻撃を避けたり裏を取ったりと用途多彩な回避も用意されています。
攻撃は通常攻撃、2種類のスキル、そして必殺技があり、状況に応じて使い分けることがクリアのカギに。
常にキャラクターを動かし、攻撃を続けていくなど、アクション要素はかなり本格的。分類としては、きちんと両手を使ってプレイする、じっくり遊ぶタイプの操作でした。
とは言え、屋外などではしっかりと腰を据えてプレイできないこともありますよね。ご安心ください。バトルにはオート機能が用意されており、簡単なクエストであれば自動でクリアしてくれるようになっています。
クリアしたクエストをスキップする機能もあり、ゲームの遊びやすさについてはユーザー目線で痒い所に手が届くような嬉しい機能が組み込まれていると感じました。
また、バトルに参加するパーティは、3つのユニットから構成されます。このユニットは、実際に戦う冒険者と、サポート効果を与えるアシスト、そしてバトルアイテム、シーンカードで構成されます。
簡単に言うと、操作キャラ(冒険者)+装備(アシストなど)で1ユニット、といった感じでしょうか。それぞれを具体的に紹介していきます。
アシストはバトル中にさまざまなバフ効果を与えてくれる存在。例えば、バトル中にダメージを受けた際に発動すればヘスティアが体力を回復してくれる……といった形です。直接バトルに関われないキャラクターはこのアシストという形で登場します。
バトルをするゲームなので、前線で戦わないキャラクターはどうやって活躍するのか気になっていたのですが、これであれば他にもたくさんのキャラクターの登場に期待できますね!
個人的には主要キャラクターはもちろんですが、「こいつを出すのか!?」とツッコミを入れたくなるような絶妙なチョイスにも期待しています。
シーンカードはアニメの名シーンや新たに用意されたイラストで描かれており、見ているだけで楽しめるような要素。
しかも、シーンのチョイスセンスがかなり良く、制作陣の「このシーンは採用したい!」という“ダンまち愛”が伝わってくるようでした。
バトルアイテムとシーンカードは、冒険者に追加ステータスを付与してくれるもの。これらを全て組みあわせて1つのユニットとしてカウントし、クエストにはそれらを合計3人まで連れていけます。
控えのユニットにはキャラクターアイコンをタッチすれば交代可能。キャラクターにはロールの概念があり、防御が得意な“ディフェンス”など、それぞれ得意とする戦法が異なるので、状況に合わせてユニットを交代していくのが重要になります。
さらに、ユニット交代の際にそのユニットの必殺技ボタンをタップすると、交代時に必殺技を放ちながら登場してくれます。
最初のユニットで攻撃と必殺技を撃ち、交代でさらに必殺技を撃てば、お手軽かつ強力でカッコいいコンボのできあがり。うまく控えのユニットを活用して戦闘を有利に進めましょう。
8人で戦うリアルタイムバトルロイヤル“魔石争奪戦”
魔石争奪戦は、8人で競い合うリアルタイムバトルロイヤル形式のコンテンツです。こちらは8人でモンスターを倒して魔石を集め、それをさらにプレイヤー同士で奪い合うというルール。プレイヤーは倒されても時間内であれば一定時間でリスポーンします。
バトルロイヤルなので、とにかく戦って魔石を集めるも良し、他のプレイヤーが戦っているところに割って入るも良しと、さまざまな戦略が楽しめます。
他にも、魔石を持っているプレイヤーは他の7人から狙われる対象となるので、最初はあえて魔石を多く持たずに、後半に一気に逆転を狙うような戦略も有効です。
各所にこだわりと作品愛を感じる『ダンまち』らしい作品
本作をプレイしてまず感じたのは『ダンまち』の再現レベルと、制作陣の作品愛です。作品の柱とも言えるキャラクターについては、3Dモデルのクオリティや登場数などを見ても、かなり気合いが入っているという印象です。
ストーリーもボリュームが増えるにも関わらず、アニメのシナリオをほぼ抜粋せずに、しっかりと全体を追体験できるようになってるのは非常に好感が持てるポイント。しかもフルボイス。
キャラクターとストーリーの描き方にここまで妥協が無いのは、まさしく“ダンまち愛”と言えるのではないでしょうか。
CBTが終了してすぐの4月6日には公式生放送が実施。ここでは、ベル・クラネル役の松岡禎丞さん、シル・フローヴァ役の石上静香さんらを招いて実際にゲームをプレイしつつ、早くもCBTで寄せられたアンケートや意見のフィードバックを受けての制作陣からのコメントが発表されました。
今回CBTで使用できたプレイアブルキャラクターは10名程度でしたが、リリース時にはさらに多くのキャラクターを操作できるように準備を進めているとのこと。
キャラクターごとに攻撃モーションが全く異なるので、ぜひいろいろなキャラクターが戦っている姿を見てみたいですね。
他にも、ボスの必殺技を止めるためのガードブレイクのバランス調整、全体的な操作性の改善、魔石争奪戦のわかりやすさ、ストーリーに合わせての新マップの追加なども行っていくとのことでした。
また、CBTでは限定イベントの“英雄譚の始まり”が実装されており、こちらは特別仕様の超高難易度で用意されていたとのこと。公式生放送ではわずか105人しかクリアできていないと発表されていました。
魔石争奪戦なども含めて、早くもトップファミリアを目指すプレイヤー同士の競争は始まっているということですね……。
正式リリースまではもう少しありますが、今後も続々と発表される情報を見逃さず、他の冒険者に遅れを取らないようにしなければいけませんね!
キャラクターやストーリーなど『ダンまち』の世界にどっぷりと浸かれる『ダンクロ』。CBTに参加できなかった方々も、ぜひ正式リリースのタイミングではプレイしてみてくださいね! クオリティや細かい部分のこだわりに驚かされること間違いなしです。
© 大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち4製作委員会
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