『アリス・ギア・アイギス(アリスギア)』はキャラを深掘りするエピソードも満載。ギャグあり、恋あり、闇もあり!?【電撃春アニメ×ゲーム】

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 コロプラのiOS/Android/PC(DMM)用タイトル『アリス・ギア・アイギス(アリスギア)』。本作にはメインストーリーやイベントとは別途、各アクトレスに“キャラエピソード”と“絆エピソード”の2種類のエピソードが用意されています。

 どちらのエピソードも基本的にはアクトレスを深掘りする物語。いい話もあれば、闇を感じる話もあり、そしてエピソード内で語られるアクトレスの人となり以上に別の要素が気になるものもありと、バラエティに富んでいます。

 そのなかから、独断で15のエピソードをアクトレスとともに紹介します。

 なお、電撃オンラインでは2023年春おすすめしたいアニメに関連するゲームを特集する“春だ! アニメだ! ゲームも遊ぼう(電撃春アニメ×ゲーム)”を展開中。この記事もその企画の一環として、Twitterでのプレゼントキャンペーンを実施中ですので、ぜひご参加ください。

紺堂 地衛理

 地衛理は中高一貫の女子校・聖アマルテア女学院の生徒会長。あいさつが「ごきげんよう」であったり、伝統と格式を重んじていたりと聖アマルテア女学院は絵に描いたような“女の園”です。

 そんなお嬢様学校の生徒会長である地衛理は、切れ長の目から想像できるような上品で芯の強い少女。生徒の憧れであり、学院長からの信頼も厚いようです。
 
 ですが、生徒会副会長の州天頃 椎奈と非常に仲がよいようで、ふたりっきりで学校を抜け出したらこんな感じ。

 さらに、ふたりっきりで食事をしている際には指をなでるように触れ合わせたり、甘々な“あーん”をしていたとか。壁のシミになりたくなるエピソードが展開されます。

依城 えり

 津軽シャードという地域のマタギの祖父とイタコの祖母に育てられたえり。そのエピソードはとにかくセリフが方言まみれで展開されます。

 正直、下に書かれた翻訳がなければなにを言っているかわからないシーンもあるほど。(現実の)青森出身の開発スタッフが監修を行い、自然な津軽弁に仕上げたそうですが、えり自身はこの方言のために10社連続で面接に落ちています。

 そんなえりも無事、成子坂製作所に勤め……というお話ではあるのですが、エピソード中に登場するえりの祖父母の飼い犬と津軽シャードの熊がやたらと強そう!

 こちらの2匹は『銀牙』シリーズを手掛けた漫画家・高橋よしひろ氏による描きおろし。詳細は公式サイトにも掲載されています。

 本エピソードではマタギの生き方や自然への敬意などが語られるのですが、ヴァイス討伐よりマタギの方が過酷に見えますね。

小芦 睦海

 アクトレスにして生粋のゲーマー。その実力はプロとしての活躍も望めるほど。絆エピソードでは、あるゲームの世界大会に臨む彼女の姿が描かれます。

 登場するのは『アリスギア』の世界にだけ存在する架空の2D対戦格闘ですが、“差し込み”や“パナし”といった言葉が当り前のように登場し、バックステップの後半をキャンセルして突進技を繰り出すなど細かに描写されています。

 ある意味でついてこれる人だけついてこい! というエピソード。ですが、ある程度の対戦格闘の知識があるなら、どういった駆け引きを行ったかや心理描写、対戦の結果を覆す可能性のあった選択肢などもしっかり盛り込まれた“対戦格闘の小説”として魅力的なエピソードになっています。

四谷 ゆみ

 アニメでも2話、3話と登場し、場をひっかき回しているアクトレス。

 ゲームのエピソードでも、どこまで本気かはわからないものの自己紹介の場で隊長(プレイヤー)を大人のお店に誘うさまが見られます。決して素行のよいアクトレスとは言えないでしょう。

 ですが、ゆみはゲーム序盤にスポットが当たるアクトレスたちの先輩。事務作業も難なくこなせます。

 キャラエピソードや絆エピソードでは、アニメの役回りとはまた違った優れた人物としての一面も見られますよ。

蛙坂 来弥

 由緒正しい忍びの家系。とくに蛙を使役した諜報活動を得意としています。

 ただ、その一方で“アーバン流”なる通信教育で学べるうさんくさい忍術にも傾倒。アーバン流忍術がどのくらいうさんくさいといったら、分身の術にプロジェクターを使うといった具合です。

 アーバン流はもちろんのこと、先祖伝来の忍術を使うエピソードもドタバタ騒ぎばかり。頭空っぽで楽しめます!

大関 小結

 アクトレスにして、管理栄養士も務めるダイエットのプロ。

 どのくらいダイエットのプロかというと、下のスクリーンショットとは別に太っている姿の3Dモデルが別途用意されているほどです。

 そんな彼女のエピソードでは、アクトレスたちの食事事情に切り込むことに。アクトレスたちにもっとご飯を食べてほしいとアドバイスをするのはよいのですが「肝臓が~」「尿酸値が~」となかなかに生々しい内容。

 笑って楽しむエピソードではあるものの、人によっては身につまされるかもしれませんね。

藤野 やよい

 アクトレスにしてラッパーでもある、独特なノリの少女。

 キャラエピソードや絆エピソードのみならず、登場シーンではほぼ常時韻を踏んでダンスとともに会話をしています。

 そんな動きのうるささがやよいの魅力ではありますが、文学少女としての一面も。

 出版社に持ち込みをするほどの熱心な書き手ではあるのですが、そこで徹底的にダメ出しをされて落ち込んでいたところにラップに出会ったわけです。

 きつい言い方をすれば、やよいにとってある意味ラップは逃げ場所。絆エピソードでは、そんなラップを通して逃げてしまった悩みと向き合います。

 ただ、やはりほぼ全編に渡ってやよいはリズムを刻みっぱなし。まじめなエピソードとラップの温度差に風邪をひきそうになるのですが、それがいい!

金潟 すぐみ

 美術系の大学に通いつつ、企業からフィギュアの原型などを依頼されるプロのモデラー。

 絆エピソードは、その仕事っぷりがテレビ番組の取材として描かれます。もちろんTV番組ですから、スポンサーもバッチリ。

 プロフェッショナルにスポットを当てた本番組では、ナレーションである地の文とインタビューを中心にすぐみがある大ヒット玩具を完成させるまでが描かれます。

 そんな絆エピソードのタイトルは“熱情大地”。どこかで聞き覚えがあるのですが、きっと気のせいですよね!

日向 リン

 食欲旺盛でフィジカルオバケ。その代わりに少し……いえ、だいぶ天然ボケなアクトレス。

 世界中のおいしいものを集めたらしい“ウマー図鑑”に載っていたツチノコを食べるために奔走します。誤解を防ぐために補足しますが『アリスギア』世界のツチノコの扱いは現実と変わりません。

 アクトレス仲間である吾妻 楓や小鳥遊 怜とともにツチノコを探したり、捕まえるための訓練をしたり。果たして無事ツチノコを捕まえることができるのでしょうか。そして、そもそもなぜツチノコが食材として紹介されているのでしょうか。

 ちなみにウマー図鑑とはこちらです。

 ……そういうことです。

伊戸倉 音緒

 口数が少なく、ややダウナー系の雰囲気を感じさせるミュージシャン兼業アクトレス。

 

 その印象どおり、ほとんどの人に対して淡泊な対応を取っており、隊長(プレイヤー)に対しても口数が少ないのですがなにかがおかしい。急に言葉に詰まったり、視線を逸らすシーンが増えたりと不審な行動をとります。

 ここまでのエピソードであまり隊長について触れなかったとおり、『アリスギア』のエピソードは隊長がその場にいるかいないかわからずいわゆる“神の視点”になっているものが多くあります。

 そんななかで、明らかに隊長を意識している音緒のエピソードは隠しきれない、でも真正面からぶつかれない。そんな乙女心ににやにやできます。

 ちなみに、絆エピソードEp.4までのタイトルがこちら。後半に意味のわからない内容が並ぶ横書きの文章といったら、縦に読むのが定番ですよね。

的場 アオイ

 アニメのCパートに登場するバー“BAR Blue Moon”のオーナー。アニメでは毎話誰かがお店を訪れていますが、実際には経営がうまくいっていないようです。

 ただ、このバーは元々アオイの祖父が経営していたものであり、アオイにとっても思い出の場所。なんとか“おじいちゃんの店”を守ろうと資金繰りに悩むなか祖父がバーに訪れたことをきっかけに自分の本当の問題に気づきます。

 バーが舞台だけあって、お酒の知識もほんのり深まるエピソードでもあります。

 

東雲 チヱ

 数十年前の成子坂製作所が創業された当時に活躍した東雲 チヱの遠縁にあたるアクトレス。

 初代チヱの性格や知識を受け継いでおり“2代目チヱ”としてデビューしたため本名は非公開。しかも、“演じる”と豪語して初代チヱをのことをまるで自分のことのように話すと謎の多い少女です。

 ストーリーなどで少しでも彼女のことを知ると、上記のプロフィールへの違和感は明白。『アリスギア』が遥か未来を舞台にしたSFである点を考えると、数十年前の人物とあまりに似すぎた少女が現代にいる理由はいくつか思い当たるものがありますが……。

 ことの真実は自分の目で確かめてみてください。

御茶ノ水 美里江

 御茶ノ水 美里江は、ロボット工学の権威・御茶ノ水 寅二博士によって作られたアンドロイド。

 絆エピソードでは、美里江を心を持つアンドロイドにしたいと考えた博士の考えのもと、ほかのアクトレスと美里江が交流していくさまが描かれます。

 不完全であるヒトを装うため任務中にわざと失敗して仲間を危険にさらしたことに悩み、創造主であるはずの博士の命令にも口答えして、と計画は順調。博士の研究は実を結ぼうとしていきます。

 美里江をベースにアンドロイドを量産すれば、誰も危険にさらすことなくヴァイス討伐も可能。美里江こと開発番号Alc003は、人類の未来に間違いなく貢献することでしょう!

 ……というエピソードが展開されますが、実は大きなウソが混じっています。“心を持つロボット”というSF王道のテーマの裏側にある本当の物語を読むと美里江に幸せになってほしいと思えますよ。

春日丘 もえ

 はさみメンテナンスという、シャードメンテナンス事業を行う会社所属の会社員。出向のような形で成子坂製作所のアクトレスとして活動しています。

 彼女の父・春日丘 大樹は元社長。かつては大きな屋敷に住んでいたようですが、今はアパート暮らし。父親は再就職のため頑張っている借金生活です。そんな経済的には恵まれていない状況ながら、両親ともにポジティブ。笑いの絶えない家庭です。

 ただ、そのポジティブさが度を超えているせいで妙な気味の悪さがあるんですよ。気軽に再就職の面接を取りやめたり、社長時代の金銭感覚が抜けていないような描写もあり、本人たちが幸せといっているのに傍から見ると幸せには見せません。

 もえの両親を例えるなら、甘やかされた子どもがこの世のいいところだけにしか目を向けず、悪い意味で無邪気なまま家庭を持ってしまったかのよう。現実でもどこかにありそうな家庭事情が描かれています。

御蔵座 梓希

 成子坂製作所にオバケが出る。そんなウワサから始まるのが御蔵座 梓希の絆エピソード。

 梓希は曾祖母と同じ場所、同じ年齢でアクトレスデビューを果たそうと10歳で成子坂製作所を訪れたのですが、法整備により現在は10歳ではアクトレス業務を行うことはできず。アクトレス見習いとして成子坂製作所で頑張る姿が描かれます。

 上で紹介した先代東雲 チヱと梓希の曾祖母がかつてタッグを組んでいたり、小学生を特例でアクトレスにすることに大きな組織のからんだ思惑もあるのですが、そういった話は『アリスギア』の深みにハマってから知ればよいことでしょう。

 最後に彼女を紹介した理由はたったひとつ。御蔵座 梓希が自分の推しアクトレスだからです。

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