レビュー:『MISTROGUE(ミストローグ)』のアーリーアクセスが本日開始! ローグライク&ハクスラで時間が溶ける超沼ゲー【電撃インディー#452】
- 文
- 染谷 広人
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電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、Polyscapeより4月24日から早期アクセスが開始したPC(Steam)用ソフト『MISTROGUE ミストと生けるダンジョン』を紹介します。
電撃オンラインでは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
リアルタイムでダンジョン構造が変化するローグライクアクション
本作は、トレジャーハンターのミストが“生けるダンジョン”へと挑む、探索型ローグライクアクション。
ゲームの流れは街で準備をしてダンジョンを探索するのが基本で、ダンジョンから街に戻るたびレベルがリセット。装備やアイテムは持ち帰ることができるので、それでプレイヤーを強化していきます。
ダンジョンの構造はランダム生成で、探索中にダンジョン内の地形や足場、モンスター、罠が変化。まさに“生けるダンジョン”です。
せり上がる床や抜け落ちる床のほか、特定の足場に移動すると出現する宝箱、部屋に入った瞬間に多数の敵が出現するモンスターハウスなど、リアルタイムでダンジョンの構造が変化していきます。
思いがけないピンチが訪れる場面が多いので、そこをどう切り抜けるかが重要。スキルやアイテムを駆使して敵を倒すだけでなく、時には自分から落下して窮地を脱するなど、機転を利かせた判断が求められます。
とくに、足場を生成したり除去したりすることができる“迷宮石”は本作ならではのアイテム。足場がつながっておらず、遠くに見える宝箱を入手するときはもちろん、敵が密集しているところの足場を除去することで、敵を一掃することも可能です。
ダンジョン内では宝箱や敵のドロップで装備やアイテムが入手可能。何度も探索して、レアな装備やアイテムを集めていくローグライクならではの楽しみが満載です。
ただし、ゲームオーバーになると一部の所持金やアイテムを失ってしまいます。低層階でも油断するとやられてしまうことがあるので、欲張りすぎにはご注意を!
ターン制バトルのような仕組みのハーフリアルタイムアクション
アクションは、大きく分けて移動、スキル(攻撃や回復)、回避の3種類。多数の敵が出てくることが多く、ハクスラのようなプレイ感覚です。
また、本作はターン制バトルのような側面があり、敵は攻撃を繰り出す前に攻撃範囲が表示。それを見て回避したあとに反撃を繰り出していくのが基本になります。
反射神経が求められるアクションというより、敵の行動に合わせて戦略的な動きが取れるかどうかが重要な、ハーフリアルタイムアクションになっています。
敵の行動がわかれば、1対1ならほぼ安定して戦えるようになります。しかし、本作は多数の敵が一気に出現することが多く、足場が狭いので自由に戦える場面は限られます。
狭い場所でスキルやアイテムを使って一気に倒すか、足場の広い場所へ敵を誘導するなど、自分が有利な状況で戦えるように心がけましょう。
ダンジョンの奥には強力なボスが待ち構えています。相手の攻撃方法がわからないうちは危険なので、まずはどのような行動を取るかを確認するのが大事です。
ボスを倒すとダンジョンクリアとなり、新たなダンジョンが解放。高難度のダンジョンでは、よりレアリティの高い装備品やアイテムが手に入ります。
多様なスキルビルドで自分好みの育成を楽しむ
本作のスキルは、装備品の武器、盾、腕輪で決定。それぞれ初期スキルのほかに、“技巧秘伝書”というアイテムを使うことで任意のスキルをセットできます。
スキルには、それぞれの効果を高めるシナジーが存在。そのため、シナジーの効果を得られるスキルを優先的にセットしていくのが基本です。
ただ、シナジーを意識しすぎると、とがったスキル構成になりやすい傾向があります。最低限回復スキルはセットしておくなど、汎用性の高さも意識しておくのがおすすめです。
そのほか、装備品には指輪が存在。こちらはステータスを上昇させる効果ですが、どのステータスが上昇するかはランダム要素があります。目当てのステータスが上昇する指輪集めも大事でした。
本作は『不思議のダンジョン 風来のシレン2 ~鬼襲来!シレン城!~』のローグライク要素、『Diablo』シリーズのハクスラやスキルビルド要素などの影響を強く受けている作品です。
両作品が好きなプレイヤーはもちろん、ローグライクアクションが好きなプレイヤーにおすすめできる作品です。正式版のリリースは約6カ月後予定ですが、ぜひとも早期アクセスのタイミングで『MISTROGUE』をプレイしてみてください!
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