アニメ『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』2話感想。激闘の日本ダービー、この結末を観て泣かないトレーナーはいない?

タダツグ
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 『ウマ娘 プリティーダービー』のアニメシリーズ第3期となる『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』、いよいよ第2話が更新されましたので、視聴しての感想をお届けします。

【注意】この記事では、『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』第1~2話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

アニメ『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』第2話 「栄光の舞台」

 今回描かれるのはトゥインクル・シリーズのクラシック戦線の第2戦となる日本ダービー! 世代最強を決めるとの呼び声も高いこのレースに、ナリタトップロード、アドマイヤベガ、テイエムオペラオーたちが挑みます。

※まずは本編をご覧になってから感想記事を読むことをオススメします。

抱えた過去が重すぎる……アドマイヤベガにグッと感情移入!

 オペラオーの逆転劇で幕を閉じた皐月賞を終え、戦いの舞台は日本ダービーへ。オープニング前のアバンでは、孤独に練習するアヤベさんの姿が描写され、思わず見入ってしまいました。悲壮なまでの表情と走り込みに、想いの強さがほとばしりまくり。アヤベさんはここまでずっと厳しい表情を崩さないのですが、願わくば勝利したときに満開の笑顔を見せてほしいものです……。

 トレーナーと二人三脚で仕上げていくトプロ。トレーナーがしっかりと彼女を支えているのを見て好感触です。トプロはクラスメイトや後輩たちからも慕われ、応援されていて、見ていてとても眩しい。「トレーナーさんをダービートレーナーにしてみせます」というセリフにもグッときました。なんていい子だろう……。

 常に誰かに囲まれているトプロ。皐月賞を制したオペラオーにも、メイショウドトウというよき理解者がいつも傍にいてくれます。対して、孤高の存在として1人でひたすら練習に打ち込むアヤベさん……ここらへんの対比演出が非常にうまく、心に響きます。

 唯一、ルームメイトであるカレンチャンがアヤベさんを見守ってくれていますが、カレンチャンをしてなお入り込めない壁のようなものを感じるんですよね。これはアヤベさんの生い立ちと、妹の想いも背負って走るという彼女の決意がゆえ。この決意こそがアヤベさんの強さの源ともいえますが……見ていて切なさがあふれます。

 新月の夜、一人でキャンプしながら星を眺めるアヤベさんの姿には心底グッときました。生まれてくることがなかった双子の妹を想う気持ちが明かされて、とてもエモい。エモすぎる!

 トプロやオペラオーへの想いまで明かされて、アヤベさんがとてもいい子だとわかります。僕はこのエピソードを見て、彼女のことが大好きになりましたよ。こんなの応援しないわけないし、この原稿を書き終えたらすぐにゲーム版をプレイしてアヤベさんを育てたくなる……そんな内容。まだ2話を未見の方も、ご覧になればきっと感情移入してしまうと思います。

激闘の日本ダービー! クビ差を制して勝利したのは……?

 日本ダービーの直前、夕方の練習場にて3人で最高の戦いをしようと誓いあうトプロとオペラオー。どこまでも真っすぐな彼女たちを前に、アヤベさんだけがその流れに乗っていけません……これも背負ったものの重さゆえか。「私は1人でいい」と口にするアヤベさんに対し「君は1人じゃないんだよ」って、多くのトレーナーが思ったはず。

 そしていよいよ始まる日本ダービー。ゲートイン前に己を、そしてすべてのウマ娘を鼓舞するオペラオーは覇王の風格がありました。

 レース展開は激熱の内容。終盤の抜きつ抜かれつのドッグファイトは、力の入った作画とBGMのかっこよさ、そして声優陣の迫真の演技も手伝って超・絶・燃えました! クビ差を制して勝利したあのウマ娘の、何かから解放されたかのような祈りの仕草には感極まるものがありましたよ。

 そして、激戦に敗れたあのウマ娘の最後の大号泣……これにはただでさえ緩んでいた涙腺がガチで崩壊。完全にもらい泣きです。この激戦を見て心が震えないトレーナーなんているのか? いや、いないハズ!(反語) 

 3話以降に描かれるであろう、クラシック三冠最後のレース・菊花賞がどういう展開になるものか……今から楽しみで仕方ないです!

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