20cmの距離で100インチの大画面を投影! 高性能プロジェクター『XGIMI AURA』があればTVが不要に【電撃ベストバイ2023】

Ak
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 壁から極々わずかな距離で使える高性能プロジェクター『XGIMI AURA XM03A』のレビュー記事をお届けします。

サイズは大きく基本的には動かさずに使うのが推奨

 今回レビューするプロジェクター『XGIMI AURA XM03A』。パッケージから大体予測はできましたが、サイズはかなり大きめ!

 横幅‎66.6x縦幅40.1x厚み13.95cmと、最近の主流ともいえるコンパクトなプロジェクターと比べるとガッシリしています。

 重量も11kgと重いので、箱から取り出すときは要注意。腕力に自信がない場合は助けを借りたほうがいいかもしれません。

 手軽に動かせるサイズと重量ではないので、基本的には置く場所は固定になると思います。

 また、箱から出した直後は本体の上面にフィルムが乗っています。端子の位置が印刷されているので確認しておくといいでしょう。

 HDMI端子とUSB端子は3つずつ、ヘッドホンコネクターやLAN端子など、互換性は良好。テレビのように複数のゲーム機や再生機器を接続して使うことができます。


壁の近くに設置して省スペースに活用できる!

 『XGIMI AURA XM03A』最大の特徴として、壁から極々近い位置に設置できるということ。一般的なプロジェクターのように間の障害物を気にする必要がないので、省スペースで設置できます。

 壁からわずか20cm離すだけで、100インチの大画面を投影可能。29.8cm話すと120インチに! 一般的なテレビが85インチくらいまでと考えると、かなりの大画面です。もちろん、そこまで大画面が必要ない場合は、さらに壁に接近した位置でも大丈夫。

 投影位置はあるていど調整できますが、壁の近くで使うのが基本になります。高さは簡単に調整できるのでテーブルの上でも床に置くでもアリ。テレビ台に乗せるのもシックリきますね。

 本体は大きいですが、その分のスペースさえあれば設置場所は好きにできます。コンセントや家具の配置に合わせて決めるといいでしょう。

 同梱されている電源ケーブルはそれほど長くないので、背面右側の近くにコンセントがない場合は延長ケーブルを用意するのがオススメ。

 上部へ投影するので、本体の上部にものを置かないようにだけ要注意。ちなみに、上部に何かがある場合は自動的に画面が暗くなります。

 部屋を暗くする必要はありますが、2400ANSIルーメンという圧倒的な明るさかつ高画質でクッキリとした映像が楽しめます。

 ただし壁にデコボコがある場合などは映像が途切れるのが気になるかもしれません。壁の材質や環境によっては、スクリーンを用意したほうがいいでしょう。

動画や音楽を本体のみで楽しめる! 特筆すべきは迫力ある音響

 プロジェクター本体にアプリが内蔵されているので、別に機器がなくても動画や音楽を楽しむことができます。

 Android TVやGoogleアシスタント、Chromecastを統合しているので、コンテンツへ簡単にアクセス可能。

 初期設定としてLAN接続やGoogleアカウントの設定が必須。本体を設置する前にあらかじめ用意しておくといいでしょう。

 スマホでの機能拡張はAndroidのほうが互換性が高いので、どちらかというとAndroidユーザーのほうが各機能を利用しやすい印象です。とはいえスマホなしでも不自由を感じるほどではありませんでした。


 画面が傾いている場合は8点補正、または4点補正で調整できます。画面サイズも調整できるので、ここで見やすいサイズに調整するといいでしょう。

 設定は手動で行う必要がありますが、簡単なので問題なし!


 ちなみにリモコンはこんな感じ。

 ボタンの数も少なく、直感的に使用できます。

 ホーム画面には初期から各種動画サイトが表示されており、購入後すぐに動画を楽しむことができます。流石にスマホアプリやPCよりは反応が遅いものの、操作感は通常のテレビと似たような感じで、リモコンでサクサク操作可能です。

 映像もきれいですが、何より特筆すべきは音響の迫力! ツイーターとウーファー(各15W)が二つずつ組み込まれており、立体感のある音が楽しめます。

 映像だけでなく、音楽を楽しむにも向いていますね。

 PCをつないで映像を表示することも可能ですが、少々遅延はあります。仕事で資料などを表示する分には違和感はないですが、PCでゲームなどをプレイするには少々気になるかもしれません。

 なお、明度などは画像モードで切り替え可能。明確な違いはそれほどないですが、オフィスモードにすると明らかに明度が下がるので、PC操作などで長時間使用する場合には最適です。

ゲームは遅延なしで楽しめる!

 Nintendo Switchなどのゲーム機をHDMIケーブルでつなげば、ゲームモニターとしても利用できます。

 画像モードをゲームモードに切り替えると遅延なしでプレイできるので快適! 高画質かつ大画面でゲームを楽しめます。何より音響の迫力がすごいです。モニターよりも画面位置を簡単に動かせるので、疲れにくい位置に調整しやすいのもうれしいポイント。

敷居は高いものの大画面テレビの代わりに使える高性能プロジェクター!

 手軽に持ち運べる大きさではないので、固定して使うのが前提となるプロジェクター『XGIMI AURA XM03A』。

 環境を整えたうえで、大画面テレビのように使うのがよさそうですね。できればスクリーンは用意したいところ。

 本体のみでも30万円前後するほか、スクリーンも用意するとなると正直価格的な敷居は高め。それでも、一般的なテレビやモニターと比べても圧倒的なサイズ感と音響の立体感が味わえるのは魅力的ですね。大画面テレビを探しているけど、置くためのスペースがない…という人は、とくに選択肢に入りそうな商品です。

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