【レビュー】大作ゲームらしい群像劇と戦争描写。『アルケランド』CBTを遊んで感じた世界観・キャラの魅力

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 Zlongameから2023年配信予定のiOS/Android用RPG『アルケランド』

 本作は、『ラングリッサーモバイル』の開発陣による新作シミュレーションRPGとなっており、正式サービス開始に先立って、ゲーム内容の調整などを目的としたクローズドβテストが開催中です。

 本記事では、クローズドβテストのプレイレポート前編として、世界観やキャラクターに迫ります。

滅びの運命を回避する術は?

 本作では、東西の対立を深めるアルケラ大陸を舞台に、記憶を失った主人公が仲間たちと共に世界を守るべく運命に抗う姿が描かれます。

 物語は、東の帝国の侵攻により、アヴィアと呼ばれる少女が追い詰められたところからスタート。

 そんな彼女の危機に現れたのが主人公。協力して当座の危機をしのぎます。いかにもな登場をした主人公ですが、自身のことを何も覚えていません。

 記憶はないものの、主人公の中で語り掛けるラグエルという存在から、何かの使命を託されていることはわかります。

 序盤なだけにまだまだ謎が多いですが、現在の状況などをしっかり説明してくれるので、ストーリーがわかりにくいということは感じられませんでした。

 ボイス付きの会話が繰り広げられるストーリーパートもいいですが、ところどころで流れるムービーも迫力があり身ごたえ抜群。頻度が多いのもうれしいですね。

 序盤からストーリーで大きな展開がいくつも待っているので、どんどん先に進めたくなってしまいます。

 また、東西の勢力による戦いが描かれているということで、さまざまなキャラクターが登場し、ストーリーを盛り上げます。

 登場するキャラクターが多いことはいいのですが、個人的によくあるのが、連続で新キャラクターが登場すると覚えられないということ。

 でも本作ではその心配はなさそう。というのも、ストーリーパートから会話しているキャラクターの簡単な紹介が見られ、どのような特徴があるのかを把握できるんです。

 紹介を見返すのも簡単で、どんなキャラクターなのか忘た場合も思い出すのに役立つのでありがたい限り。

  • ▲人への当たりが強いのは兄の気を引きたいからとかツンデレかよ。

3Dで描かれる魅力的なキャラクターたち

 あくまで把握しきれないのは個人的なことで置いておいて。本作には魅力あふれるキャラクターが多数登場します。

 まずは、主人公。プレイヤーの分身という立ち位置で、当然、ストーリーの中心人物として大きく関わっていきます。

 主人公がプレイヤーの分身という場合、会話の中心になることは少ないイメージがありましたが、本作ではがっつりとさまざまなキャラクターと会話。ストーリーもがんがん引っ張っていってくれる存在になっています。

 ほかのキャラクターと同じようにボイス付きでもあるので、プレイヤーの分身という立ち位置ですが、ストーリーに登場するメインキャラクターのうちの1人と考えた方がしっくりきますね。

 主人公と最初に出会うアヴィアは、ファロスという城の城主。故郷を誰よりも愛し、世界を守りたいと願っています。

 彼女は皮膚が竜の鱗で覆われる竜鱗病を患っており、生きるために白竜と契約したという過去がありました。この契約の代償か、世界滅亡の悪夢にうなされていますが、世界を守りたいという気持ちもあって旅をしています。

  • ▲かわいらしい見た目と裏腹に、いろいろなことを抱えているアヴィア。竜鱗病は彼女にどれほどの苦難をもたらしているのでしょう。

 主人公とアヴィアが出会ったのちに、彼女の護衛として登場するベレットという少女もメインキャラクターの1人です。

 護衛という立場ながら、アヴィアに対して友だちのような距離感で接している場面も多く見られます。

 裏表がなかったり、気まぐれで行動したりするいわゆるムードメーカーといったキャラクターで、すこし重めなストーリーですが、彼女がいることで重くなりすぎないようになっているように思えたので、無くてはならない存在ですね。

 もちろん、ほかにもさまざまなキャラクターが登場します。彼ら、彼女らがストーリーのなかでどのように関わっていくかも非常に気になります。

 レビュー後編ではシステムについてお届けする予定です。お楽しみに!

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