話題の北欧神話MMORPG『オーディン:ヴァルハラ・ライジング』を触った感想は? メディア向け発表会での先行体験レビュー

電撃オンライン
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 カカオゲームズが2023年6月に日本でのサービス開始を予定しているクロスプラットフォーム(iOS/Android/PC)向けMMORPG『オーディン:ヴァルハラ・ライジング』。本作のメディア向け発表会が実施され、ひと足早くゲームをプレイできましたので、発表会の模様とレビュー(プレイレポート)をお届けします。

海外で人気を博したMMORPGがついに日本上陸

 本作は北欧神話を題材にしたMMORPGです。題材として北欧神話を選んだのは、多くのタイトルにある“中世ヨーロッパ風の世界観”とは一線を画すため。神々の戦争に挑む人々の物語をフル3Dグラフィックで体験できる作品となっています。

『オーディン:ヴァルハラ・ライジング』公式トレーラー

 今回の発表会では、MCにゲームキャスターのOooDaさんがMCを担当。本作のキーマンとなる6人からカカオゲームズの概要が語られました。

 まずは、カカオゲームズ代表のチョ・ケヒョン氏とライオンハートスタジオ代表のキム・ジェヨン氏が登壇。2人から『オーディン:ヴァルハラ・ライジング』の作品全般に関する説明が行われました。

  • ▲キム・ジェヨン氏(写真左)とチョ・ケヒョン氏(写真右)

 本作がすでにリリースされている韓国では、3カ月以上にわたってApp StoreおよびGoogle Playでセールスランキング1位を記録し、韓国ゲーム大賞を受賞。台湾・香港でもリリース当日にApp Storeにてセールスランキング1位を記録、Google Playゲームアプリ優秀賞を受賞するなど、人気はお墨付き。満を持しての日本上陸となります。チョ氏は、「本作をきっかけに(カカオゲームズを)日本でも親しまれるゲーム会社にしていきたい」とコメントしていました。

 続いてライオンハートスタジオでゲームプロデューサーと開発統括を担当したイ・ハンスン氏と、アートディレクターを担当したキム・ボム氏からゲームデザインに関する説明が行われました。

  • ▲イ・ハンスン氏(写真左)と担当したキム・ボム氏(写真右)。

 本作の特徴のひとつとして挙げられる美しい3Dグラフィック。開発には、3Dスキャンとモーションキャプチャーを取り入れて、従来のスマホRPGのクオリティを上回るグラフィックを実現しているとのことです。

 その美しいフィールドはオープンワールドとなっており、シームレスな体験を他のプレイヤーたちと一緒に楽しめます。“広いフィールドを冒険・探索をしていく”という、MMORPGの醍醐味のひとつをしっかりと抑えた作品です。


 北欧神話をモチーフにしたことについては、北欧神話の持つ独特な“ダークさ”が決め手になったようです。プレイヤーの想像力を刺激する世界観、悲劇的なストーリーなどを取り込みんだことで、ユニークなダークファンタジーになっているとのことです。

 ゲーム内容に目を向けてみても、従来のMMORPGに劣らないコンテンツの数々が用意されており、パーティープレイ、ギルド単位の戦いなど、仲間たちとさまざまな体験が可能です。

 続いては、カカオゲームズジャパンの岩崎慎吾氏、石民帝氏が日本でのサービスについて説明を行いました。

  • ▲岩崎慎吾氏(写真左)と石民帝氏(写真右)。

 日本でのサービスについては、すでに複数回テストとアンケートを行っており、日本のプレイヤーに向けた調整を行っているとのこと。本作をどうやって遊ぶのかわからないという人のために、プレイの手順を紹介する部分については映像を使い“わかりやすさ”に重点を置いているとのことでした。

 さらに参加声優陣も発表。キャラクターを演じる陣には大塚芳忠さん、井上麻里奈さん、木村昴さんをはじめとした声優陣を起用していることが発表されました。


本日参加が発表された声優陣

オーディン……CV:大塚芳忠さん
ロキ……CV:古川慎さん
トール……CV:楠大典さん
ローグ……CV:真堂圭さん
ソーサレス……CV:井上麻里奈さん
ウォリアー……CV:木村昴さん
プリースト……CV:阿澄佳奈さん

 日本サービスならではの特典としては、忍者をモチーフにしたスキンが登場。こちらは事前登録の報酬として配布されるそうです。

 そして、この発表会で事前登録が4月27日から開始されたことが発表。さらに、今年6月中に正式リリースが行われることが発表されました。5月中旬には、プレイヤー名の先取り、サーバー先取りもできるようになるとのことです。

 他にも、オダギリジョーさん出演のTVCMも放送される予定。リリースに向けてさまざまなプロモーションが実施される予定です。

 会場にはキャラクターに扮したコスプレイヤーも登場し、展示物としてトールの武器であるミョルニルも飾られ、参加者は実際に持って撮影することも可能となっていました。



移動の自由度抜群で快適な旅になること間違いなし!

 この発表会では実際にゲームプレイを体験できましたので、ここからはそのレビューをお届けします。

 今回はスマートフォンでの体験となりました。左親指でキャラクターの操作、右親指で視点の調整(カメラワーク)や攻撃、スキル、会話などのコミュニケーションを行うというスタイル。操作に関しては、これまでにスマホMMORPGに触れたことがある人であれば違和感なく馴染める操作方法だと思います。

 カメラワークについては、ピンチインやピンチアウトによってキャラクターを大きく映すか、周囲を広く見るかなどを切り替えることが可能。美しいフィールドグラフィックを見たい時、街の中を探索する時、戦闘時など、シチュエーションや好みにあわせて変更できるようになっています。

 操作について特徴的と感じたのは、高所にクライミングが可能など、移動の自由度がかなり高く設定されている点。プレイヤーは高所もヒョイヒョイ登れるので移動はかなりスムーズでした。実際に建物を登ってみましたが、「道なりに進むのが面倒……」という、MMORPGで感じがちなストレス要素が排除されていました。

 移動に関してはオート移動やファストトラベルも可能でした。また、あらかじめ設定しておくことでクエストの目的地に移動、その後周辺のザコ敵に自動で戦闘をするなど、手を離していても簡単な操作であればゲームが自動で進めてくれます。

 騎乗用の生き物の種類も豊富で、どんな生き物に乗って移動するかだけでも自分の個性をアピールできそうでした。飛行系の生き物はドラゴンのような巨大なものも存在していました。

 キャラクターのスキンはジョブに応じて数種類用意されており、自由に設定が可能。スキンごとにステータスに影響が出ますが、気に入ったスキンがあれば見た目はそのままに、ステータスは他の強力なモノに設定することもできそうです。なお、本作は基本プレイ無料(一部アイテム課金制)となっており、強力なアバターや騎乗用の生き物は、課金して入手する形になると思われます。

 今回はマルチプレイも体験してきました。体験したのは、最大60人が同時に戦う“ヴァルハラ大戦”。こちらは全プレイヤーのステータスが均一化され、立ち回りやスキルの使い方、連携力など、プレイヤー自身のテクニックが問われる集団戦となっています。

 今回筆者が体験できたジョブは前線で戦うウォーリアー。スキルには周辺の味方に無敵を付与したり、敵を気絶させたり、前線で仲間のために身体を張るキャラクターでした。

 他にも、ステルス状態になったり、毒によるデバフを与えたりと、さまざまな種類のスキルを持つジョブがあるようです。前線で戦うので早く倒されてしまうこともありましたが、身体を張って戦ったことが項を成したのかチームでの勝利も体験できました。

 この“ヴァルハラ大戦”はポイント制での評価となっているようで、キル数だけでなく味方をどれだけサポートしたのかもポイントの査定対象となる模様。

 「前線でガツガツ戦いたい!」という人だけでなく「後ろでコツコツサポートをするのが楽しい」というスタイルの方にも焦点を置いた、全プレイヤーが楽しめるマルチプレイコンテンツとなっていました。

 また、別途用意されていたPC版のプレイもしましたが、やはりPC版ではグラフィックの美しさがさらに際立ちます。スマホでも操作にまったく問題はありませんでした。外で遊ぶ時にはスマホ、より美しいグラフィック、より快適な操作を求める時にはPCでプレイするなど、何を優先するかによってハードを切り替えることも可能です。

 数多くのコンテンツが用意されており、今回の発表会の時間ではすべてを体験しきれなかった……! というのが正直な感想。少し触っただけでもフィールドの広大さを感じ取ることができたので、もし次にプレイする機会があったら、まだ見ぬフィールドにも足を運んでみたいです。

 正式リリースは6月中とのことなので、リリースを楽しみにしているみなさんはもう少しの辛抱です! リリースされた暁には、ぜひみなさんとこの神秘的な世界で出会えることを楽しみにしていますね。

アプリ概要

タイトル:オーディン:ヴァルハラ・ライジング(ODIN: Valhala Rising)
ジャンル:北欧神話オープンワールドRPG
プラットフォーム:クロスプラットフォーム(iOS/Android/PC)
対応端末:
iOS 12.0以上、Android 11.0以上
PC Intel i5 3.0Ghz以上 / 8GB RAM / GeForce GTX 10XX以上
配信時期:2023年上半期 予定
価格:基本プレイ無料(一部アイテム課金制)

(C) Kakao Games Corp. & LIONHEART STUDIO. All Rights Reserved.

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