有毒ガスに満ちた世界で生き残れ！『Oxygen』は襲いくる災害を乗り越えていくサバイバル系ストラテジー【電撃インディー】

　電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、Turquoise Revival GamesがSteamで配信中の『Oxygen』をご紹介します。

　なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます！

終末世界を舞台にしたサバイバル系ストラテジー『Oxygen』とは

　本作は、大災害が起きてしまったために人類が滅亡の危機に瀕している世界を舞台に、なんとか生き残りを目指すサバイバル系ストラテジー。

　いわゆる街づくりゲーム作品なのですが、本作で重要なポイントとなるのが“酸素の量”です。

　というのも、この世界で生き残ることができた数少ない人々は、みな火山地帯で生活をしており、ときどき地面にできた亀裂から有毒なガスが流れてくるからです。

　ガス中毒を防ぐために人々は防護服を身に着け、機械で作られる酸素のおかげでなんとか暮らしています。そこで大事になってくるのが酸素の量というわけです。これが無くなると生活ができないため、やがてはゲームオーバーになってしまいます。

　さらにポイントとなるのが、この世界の災害はまだ決して終わってはいないこと。街づくりの最中でも、容赦なく災害は襲ってきます。

　例えば、強い風が吹く災害があるのですが、これが厄介で、風に乗って有毒ガスがどんどん流れ込んでくるのです。ガスの量が多いと住人は体調を崩し、最悪の場合は亡くなってしまうため、そうなる前に充分な備えが必要です。

　単純に街を発展させるだけでなく、現在進行系で起こっている災害をどう乗り切っていくか、という判断も必要となってきます。

　そうした試行錯誤を重ねるのも楽しい作品となっていますので、ぜひ遊んでみてはいかがでしょうか。

　天災に見舞われ、人類は滅亡の危機に瀕してしまった。生き残った数少ない人々は、「大規模火成岩地帯」の近くに住んでいたから。

　この火山は爆発はしませんが、その代わりに地殻に大きな亀裂が入り、溶岩が噴出し始めて、風景ににじみ、大量の有毒ガスが放出されるのです。「大規模火成岩地帯」で最も危険なのは、何世紀にもわたって滲み出し続けることだ。

　これらのガスは風の効果で世界中に拡散し、大気組成を変化させた。この有毒なマグマガスのひとつが、空気中の酸素濃度を低下させたのだ。悲しいことに、世界にはわずかな酸素しか残っていないのです。

　人類滅亡の瀬戸際に、酸素センターが発明された。地下水の電気分解で酸素を発生させ、必要な電力は石炭で発電する。

　しかし、石炭から持続可能なエネルギー源へとゆっくりと移行していくべきです……。生き延びるためにこれしかない……

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