『ストリートファイター6』モダン操作の1回転投げはワンボタン。ザンギエフ&マノンのコマンド投げを解析
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- 栗田親方
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6月2日に発売予定の『ストリートファイター6』にて、全18キャラが使える最新テスト版を先行プレイ!
『スト6』で遊ぶ予定の投げキャラ勢(&アンチ投げキャラ勢)が最も気になっていたであろう、「モダン操作の1回転コマンド投げはワンボタンで出るのか?」という疑問に明確な答えが出ました!
なお、今回は下記2本の記事のほか、高レベルCPUによる「チームバトル」動画も公開しているので、あわせてチェックしてみてください。
⇒春麗の技を修得した巨漢でワールドツアーをプレイ。高LvCPUの倒し方も攻略
⇒サイコパワーで多彩な弾(中段・下段・投げ)を放つ老紳士、JP攻略ガイド
【結論】モダン操作はコマンド投げもワンボタンで出ます!
いきなり結論ですが、コマンド投げはモダン操作なら△ボタン(SPボタン)を押すだけで出すことが可能でした!
ザンギエフのコマンド投げに関する最重要ポイントを3行でまとめると、「①ワンコマンドで出る」「②ただし“強”版で固定」「③発生はすべて5フレーム」という感じですね。
詳細はこのあと補足していきます。
①ワンコマンドでスクリューが出せる強み
令和5年、ザンギエフの1回転コマンド投げ(※厳密には、一定時間内に上下左右の4方向をONにしてからパンチボタン)である“スクリューパイルドライバー”が、ついにワンコマンド(ワンボタン)で出せるようになりました!
レバーをグルグル回す必要がなくなったので、主に「絶対にミスをしない」「最速(1フレーム)で出せる」などの巨大なメリットがあると思われます。
特に、“立ちスクリュー(最後に上を入れると同時にパンチボタンを押すことで、ジャンプする前に技を出す)”という高等テクニックを使わなくても、誰でも簡単にスクリューパイルドライバーを狙えるため、ザンギエフを使うハードルが一気に下がりましたね。
当然ながら、相手に向かって歩いていき、投げ間合いに入った瞬間にワンボタンで“立ちスクリュー”が出せるというのは、『ストリートファイター』シリーズをある程度プレイしたことがあるプレイヤーにとっては“歴史が変わった”クラスの大事件かと思われます。
②ワンボタンで出るのは間合いの狭い“強”版
おそらく朗報といえる要素ですが、ワンコマンドで出せるのは、技強度が“強”のバージョンのみ(※モダン操作のワンボタン必殺技は弱・中・強の使い分けができない)。
ダメージは大きいものの、投げ間合いが最も狭い“強”のスクリューパイルドライバーなのです。
※写真はすべてクラシック操作になっています。
ワンボタンで最も出したい(対ザンギの場合、相手に出されると困る)のは、おそらく間合いの広い“弱”だったと思われます。あまりに使い勝手が良いとクラシック派が悲しむため、“強”に設定されていたのは朗報……というか英断だったのではないでしょうか。
とはいえ2ゲージ使ってOD(オーバードライブ)版を使えば、ワンボタンでかなり間合いの広いスクリューパイルドライバーが出せるわですが、そこはよしとしておきましょう(やられるとキツそうではありますがw)。
③発生は弱・中・強・ODすべて5フレーム
ややマニアックな話になってきますが、ぶっちゃけ5フレーム(通常投げと同じ)はかなり強いような気がします。
『スト6』では相手の技をガードしたあとに有利をとれることが多いため、ガード後に相手が投げ間合い内に入っていれば常にスクリューチャンスといっても過言ではありません。
【参考】スクリューパイルドライバーの基本データ
技強度 | 発生 | ダメージ | 投げ間合い |
---|---|---|---|
弱 | 5フレーム | 2500 | 広い |
中 | 5フレーム | 2900 | 普通 |
強 | 5フレーム | 3300 | 狭い |
OD | 5フレーム | 3400 | 広い |
本作では打撃技の最速フレームがおそらく4フレームであり、打撃技と投げ技が同時ヒットした場合は打撃が勝つため、「2フレーム有利」な状態であれば、最速の打撃技を出されてもスクリューパイルドライバーが勝つことになります。
ザンギエフが密着から攻めるチャンスがあれば、立ち小パンチをガードさせるのが強行動です。2フレーム有利な状態になるため、相手は通常の打撃技でスクリューに勝つことができなくなります。
もちろん無敵技やバックステップには負けますが、大幅に有利な状況であるのは間違いありません。
Dラッシュで接近しやすいシステムとも相まって、ザンギエフのコマンド投げの“圧”はこれまで以上に強大なものになる可能性がありますね……!
マノンのコマンド投げに関するシステムを解析
柔道とバレエを組み合わせた全く新しい格闘技で闘うマノンは、2種類のコマンド投げ(※片方は打撃投げ)を決めることで「メダルLv」が最大5まで上昇し、投げモーションが変わるとともにダメージもアップするという固有システムを持っています。
ちなみにマノンのコマンド投げは、1回転ではなく半回転コマンドでした。
メダルLvはラウンド間も継続するので、早めに上げておくと有利な試合展開に持ち込めるというのも面白い仕組みですね。
このあとは、(個人的な興味も多々ありつつ)ザンギエフとの比較も兼ねて、マノンのコマンド投げについて調べた結果をご報告します。
コマンド投げ“マネージュ・ドレ”は、技強度によって発生フレームが異なる
技強度(弱・中・強・OD)による主な違いは、投げ間合いと発生フレーム。弱は間合いが広いが発生は遅く(10フレーム)、強は間合いこそ狭いが発生は早い(5フレーム)という変化がついています。
ダメージはすべて共通で、メダルLvによって2000(Lv1)~3700(Lv5)まで変動。かなりのダメージ差が出ますね。
【参考】マネージュ・ドレの基本データ
技強度 | 発生 | ダメージ | 投げ間合い |
---|---|---|---|
弱 | 10フレーム | メダルLv参照 | 広い |
中 | 8フレーム | メダルLv参照 | 普通 |
強 | 5フレーム | メダルLv参照 | 狭い |
OD | 8フレーム | メダルLv参照 | 広い |
※投げ後は共通で19フレーム有利
打撃投げ“ランヴェルセ”は、投げ部分のみメダルLv依存
ランヴェルセは、打撃がヒットすると投げモーションに移行する“打撃投げ”。
打撃部分のダメージは技強度に依存し、その後の投げ部分のダメージはメダルLvに依存するという、独特な仕組みになっています。
マネージュ・ドレよりもダメージアップの割合は低いですが、メダルLvを上げるために活用するというのも攻略ポイントになりそうです。
【参考】ランヴェルセの基本データ
技強度 | 発生 | 打撃部分のダメージ | 投げ部分のダメージ |
---|---|---|---|
弱 | 22フレーム | 50 | メダルLv参照 |
中 | 25フレーム | 100 | メダルLv参照 |
強 | 29フレーム | 200 | メダルLv参照 |
OD | 25フレーム | NODATA | メダルLv参照 |
※投げ後はおそらく共通で15フレーム有利(OD版は未調査)
メダルLvによるダメージアップと攻撃モーションの変化
メダルLvが上がると、下表のようにダメージがどんどん上がっていきます。特にマネージュ・ドレは顕著で、なんとLv5のダメージはLv1の1.85倍!
攻撃モーションは、どちらの技も「Lv1~2、Lv3~4、Lv5」の3種類。どんどん派手になっていきますが、決めた後の状況は特に変わらないようです。
【参考】メダルLvと投げダメージの関係
メダルLv | マネージュ・ドレのダメージ | ランヴェルセの投げ部分のダメージ |
---|---|---|
1 | 2000 | 1300 |
2 | 2300 | 1450 |
3 | 2700 | 1600 |
4 | 3000 | 1750 |
5 | 3700 | 1900 |
【参考】メダルLvによるマネージュ・ドレのモーション変化
【参考】メダルLvによるランヴェルセのモーション変化
商品情報
■商品名:ストリートファイター6
■ジャンル:対戦格闘
■CEROレーティング:C
■プラットフォーム:PlayStation5、PlayStation4、Xbox Series X|S、Steam
■プレイ人数:
1~2人(オフラインの場合)
2~16人(オンラインの場合)
■発売日:2023年6月2日(金)
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