木村拓哉主演『風間公親 教場0』5話感想。 遠野章宏(北村匠海)登場。2人の間にはどんな絆が生まれる!?

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 フジテレビにて、毎週月曜日よる9時より放送中のドラマ『風間公親 -教場0-』のレビューを掲載します。

 本作は木村拓哉さん主演で大人気となったドラマ『教場』シリーズを、2023年4月期の月9ドラマとして連ドラ化されたもの。

 SPドラマで描かれた主人公の風間公親が、県警本部捜査一課の刑事指導官だった頃の活躍を描きます。のちに警察学校で冷徹な教官となる彼の、謎めいた過去が明らかになります。

 そんな注目のドラマを、ドラマ大好きライターがレビューしていきます。なお、原作は未読です。

※この記事には、ドラマのネタばれが含まれる場合があります。

CASE05:妄信の果て

新たに登場するのは北村匠海さん

 さまざまな新米刑事が刑事指導官・風間公親(木村拓哉)の元で刑事のイロハを学んでいく姿が描かれる本作。

 5人の新人刑事が順に登場することになりますが、今回から登場するのは遠野章宏(北村匠海)。

 シリーズにおいて、風間公親が片目を失った事件に関係していた人物なので、2人のその交流には注目です。

 演じる北村匠海さんは、俳優としても活躍していますが、ロックバンド“DISH//(ディッシュ)”のリーダーとしても有名です。

 ドラマデビューは、『太陽と海の教室』での子役だったようです。なんだか、つい最近のような気がするのですが……。

 それはともかく、代表作としては『君の膵臓をたべたい』になるのでしょうが、個人的に印象に残ったのは、『十二人の死にたい子どもたち』でした。今思えばそうそうたるメンバーのなかで、しっかり存在感を残していたと思います。

犯人も被害者も毎回豪華

 今回の犯人は、大学生の戸守研策(水沢林太郎)。そして被害者は、大学教授の梨多真夫(野間口徹)。

 毎回の被害者、犯人役が豪華なのもこのドラマの特徴で、次は誰がするのだろうという楽しみもあります。

 水沢林太郎さんは若いながら、中学生の頃からさまざまなドラマに出演している新進気鋭ですし、野間口徹さんは、言わずと知れた日本のドラマに欠かせない名バイプレイヤー。正直、すぐ死ぬ役での出演はもったいないくらいです。

 個人的には『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』や『SP 警視庁警備部警護課第四係』での公安役がとくに印象深くて、すっかり公安警察のイメージ。日本ドラマにおける世界三大公安警察の1人に認定したい。

気になるのは遠野の過去

 すっかり脱線しましたが、ドラマは今回も事件から入ります。衝動的な殺人で、今回のポイントはアリバイ崩しなのですが、とくに凝ったトリックなどはなく、最初から風間と遠野も戸守を犯人と確信しています。

 やはり今回は事件よりも、遠野の過去や、風間と遠野との関係性などが重要になってくる感じなのでしょうか。

 その遠野については、やはり色々と背負っているものがありそう。「刑事を辞めるわけにはいかない」という言葉には、どこか悲壮な決意も感じられます。

 風間との剣道シーンも迫力ありましたね。一種のファンサービスでしょうか。イケメンの剣道着姿はカッコいいですから。

今回の事件には同情できない

 事件の方は、被害者宅に向かうときのタクシーでの戸守の言葉をとっかかりに、カンニングをすると、間違っているところも真似してしまうという法則を使い、矛盾点を突いて追い詰めていくことになります。

 教授がなぜ、殺害される原因となった“犯人の戸守の卒業論文を不可にした理由”は明かされましたが、それで結局、この教授が本当はいい人なのか、それともやはり性格が悪いのか、微妙に分からなかったですね。

 ともかく、教授の言い分は分かるけど人格的には嫌な感じだったし、犯人の動機も短絡的で、今回はどちらにも同情できない事件でした。

千枚通しの存在が不気味……

 事件よりも注目すべきは、犯人の戸守が遠野を襲ったときに使った千枚通し。どうやら風間の目を奪った事件のものとは違うようですが、この段階で登場するとは思いませんでした。

 この状況、何者かが風間の近くにいて、監視しているのではないかと勘ぐってしまいます。そうなると、かなり近い人物のような気もしますが……。

 また、最後のシーンでは、風間が「十崎」という人物を探していることも分かります。千枚通しと関係ある人物のようですが、こちらも気になりますね。

遠野が刑事にこだわる理由は?

 最後に犯人に襲撃され、かすり傷を追った遠野。このとき犯人に背を向けたということで、風間に刑事失格の烙印を押されます。

 しかし、遠野には、そう簡単に諦めるわけにはいかない理由があるようです。次回は首無し死体事件という、ちょっと猟奇的な雰囲気の事件。

 彼の過去、そして風間のこれからがどうなっていくのか、気になります!

※画像は公式Twitterより
(C) Fuji Television Network, Inc.

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