映画『スーパーマリオブラザーズ』舞台挨拶イベントで語る宮野真守のマリオ愛!

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 公開から10日間で国内の興行収入が累計65億を突破、全世界でも累計1500億円を突破の大ヒット上映中のアニメ映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の舞台挨拶イベントが5月9日に開催されました。

 イベントレポートが届きましたので、以下、原文掲載します。

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』舞台挨拶イベントレポート

■日時:5月9日(火)
■会場:TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン2
■登壇ゲスト(敬称略)
 宮野真守(マリオ役)、畠中祐(ルイージ役)、志田有彩(ピーチ姫役)、三宅健太(クッパ役)、関智一(キノピオ役)、武田幸史(ドンキーコング役)、西野七瀬(アンバサダー)

 映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の世界的な大ヒットと日本での劇場公開を記念して舞台挨拶イベントが実施され、特別日本語版吹替声優でマリオ役を務めた宮野真守さん、ルイージ役の畠中祐さん、ピーチ役の志田有彩さん、クッパ役の三宅健太さん、キノピオ役の関智一さん、ドンキーコング役の武田幸史さんが登壇した。

 世界では1500億円、日本では僅か公開10日間で65億円を突破し大ヒットとなっている本作について宮野さんが「我々も大好きなマリオの映画が海外でヒットしていると耳にしていたので、日本での反応はどうなるかなと気になっていたのですが、日本の皆さんにもたくさん観ていただけているということで本当に嬉しく思っています。」と喜びを噛み締めた。

 さらに劇場公開後にMX4Dでも鑑賞したという宮野さんは「MX4Dはまた凄くて本作にぴったりだなと思いました。アトラクションのような展開が映画で起こるんですが、マリオが失敗してやられるたびに椅子から背中をどんどんと叩かれるんです。マリオになった気分で映画が見られるので是非おすすめです!」と太鼓判を押した。

 英語版の吹替台本と同時に日本語版の吹替版の制作が行われ、大きなこだわりを持って制作された”特別日本語版”について宮野さんは「日本の作家さんが脚本に入っているのは凄いことですよね。ワードセンスが今使われている言葉遣いを踏襲しているので日本の方が聞いてもリアルタイムで楽しめる掛け合いになっています! ネタバレになるので詳しくは言えないのですが、“それは翻訳ではなかなか出せない!”っていうセリフもあって、そういうところも楽しんでいただきたいなと思います。」と今作ならではの”特別日本語版”の魅力を熱弁した。

 吹替えのアフレコを全員で収録したことについて畠中は「劇場作品でなかなか声優陣が一緒に録れることはないのですが、今作ではマリオの後ろ姿を見ながら収録できたし、隣で掛け合いもできたし、全編通してみんなで録れたというのは凄く良かったです。」と手応えを明かした。「一体感があったので収録も楽しかったですね!」と畠中が笑顔で場を締めるなど、キャスト陣の仲の良さを伺わせる場面もあった。

 続けて畠中さんがルイージを演じたこだわりについて問われると「ルイージはお兄ちゃん(マリオ)にずっとヒーローであってほしいという気持ちを持っているんです。ルイージはマリオをずっと信じていて、それは本編で貫き通すべきと思ったので徹底しました。最後のシーンもありったけのお兄ちゃんありがとうの気持ちをこめて演じました。」とマリオとの兄弟の絆を役に込めて演じたことを語った。

 劇中でヒロインとして大活躍するピーチを演じた志田は、一番見て欲しいピーチのシーンについて問われると「ゲーム上ではクッパに攫われてマリオに助けられるイメージが強いと思うのですが、映画では一味違ったピーチが全編に渡って繰り広げられていて、お姫様らしいところや勇ましいところなどいろんなピーチが凝縮されています。あと、ピーチだけ劇中でいろんな衣装を着てくれるんです。そういうところも楽しみにピーチをみていただけると嬉しいです」と映画で新境地を見せるピーチの魅力をアピールした。

 悪役でありながら憎めないキャラクターのクッパの魅力について三宅は「誰もが知るラスボスじゃないですか。ただ、力一辺倒でいくわけにもいかないため苦労しました。収録のときの印象深いオーダーは“とにかくピーチだけを見ててくれ”ということ。頭の片隅や目の中心にもそえて、“ピーチ!”と。ただピーチへの愛が強すぎて大魔王を忘れて子供っぽくなってしまう場面もあり、相談しながら録り直して完成形になったので、かわいいクッパと怖いクッパを両方楽しんで欲しいと思います」と自信ありげに語った。

 キノコ王国に初めて足を踏み入れたマリオを導くキノピオを演じた関さんは役作りについて問われると「僕がこだわったというよりは制作のスタッフの皆さんがとにかくマリオを愛していて、とてもあたたかいスタッフの方々で“僕たちの思っているキノピオを関さんにわかってもらって具現化したいんです”ということだったので、あーでもないこーでもないといいながら時間をかけて作り上げていきました。かわいくなりすぎないようにも意識して作っていきました。」とスタッフとのマリオ愛溢れるエピソードも明かした。

 パワフルな戦士でマリオとの共闘シーンも描かれるドンキーコングを演じた武田さんは演じたこだわりについて「ドンキーコングはとてもパワフルだけど、性格はどこかしら子供っぽくて短気。そのキャラクターをそのまま受け取ってセリフにしてしまうと、怖いキャラにみえてしまうかもしれないということもあって、どこかしら愛嬌があるような、今まで愛されてきた、そしてこれからも愛されるドンキーコングをイメージして演じました」と強い思いで役を向き合ったことを語った。

 続いて本作のアンバサダーの西野七瀬が、映画の大ヒットを祝してイベントに登壇。日本と世界での空前の大ヒットについて問われると「凄まじいですよね。そんな映画に携わらせていただいて嬉しいですし、映画を観たときに感じた“マリオってこうだったな”とか、“ゲームしていたからわかるな”って思ったポイントを皆さんと共有できて嬉しい気持ちになりました」と笑顔でコメント。豪華声優陣によって命が吹き込まれたキャラクターたちについて「イベントに登場されたときの皆さんのご挨拶と声を聞いて、ブワ~っとなりました。なかなかお会いできる方ではないので光栄です」と感動しきりの様子だった。

 マリオがキノコを食べてパワーアップすることができることにちなんで、“これがあればパワーアップする”というものは?という質問が登壇者全員に投げかけられると、畠中さんは「プロテインです。最初は筋肉をつけるためにやっていたんですが味が好きです。バナナ味が好き。」、三宅さんは「今日は武田くんですね。なんか…自分が二人いるような気がして…」と自分と見た目が似ている武田さんをピックアップ。

 それを聞いた武田さんは「じゃあ僕は(三宅)健太さんです。収録中のときも、僕ら二人だけ出番がなくてスタジオ抜け出して、二人でずっと話していたんですよね」と仲良しエピソードを覗かせ、関さんは「キノピオ役だからキノコも好きですけど、ウニが好きなんです。高級だし、いただくとテンションが上がって元気になるんですけど、ちょうど50歳になりまして、最近はウニ食べるとパワーダウンするようになってきました…」と悲しさを漂わせ、志田さんは「集中したいときや頑張りたいときはプリンを食べます。」とはにかみながら答え、西野さんは「音楽を聞くのが好きで毎日必ず聞きます。それこそ『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のサントラが好きで歌っています」とゲームの音楽のイメージを取り入れ制作された劇場版のサウンドトラックを大絶賛。

 最後に宮野さんが「Nintendo Switchでマリオのレトロのゲームをやるのに改めてハマってしまって! 童心に帰るというか、パワーアップするというか…。その気持ちでマリオカートをやったら八人中八位。でもノコノコ使ったら一位! マリオ役なのにノコノコ使いでした(笑)映画を観ると、懐かしかったころのマリオの動きとか音楽とかパワーアップの仕方とか出てくるんですよ。童心に帰ってまたゲームをすると、また何倍も映画の世界を楽しめるのではと思います!」とマリオ愛溢れるコメントを寄せた。

 最後に西野が「初めて観る方はファーストインパクトからすごく引き込まれて楽しめると思いますし、リピーターの方は一回目を踏まえてもう少し細かいところを観たかったなと私自身思ったので、そのように楽しんでいただけるといいなと思います。」と語り、宮野が「この映画はイルミネーション作品として作られて世界で大ヒット、我々もプレッシャーを感じながらアフレコに望みました。今日は日本語版用に台本が用意されていたという話も出ましたが、演出もそうでアクションのマリオの声はチャールズさんのお声を聞きながら演じたのですが、会話や立ち向かっていく部分は自分たちの思う感情でしっかりアフレコしていくつもりで音響チームが作ってくれました。“特別日本語版”として楽しんでいただけるように作りましたので、我々のマリオも是非応援してください!」と呼びかけた。

 マスコミ向けのフォトセッションでは、「『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』!大ヒット!」の掛け声でくす玉を割り、登壇者と観客一体となって映画の大ヒットを祝福。世界中、そして日本を『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が大席巻するなか集結した登壇者たちによって終始大賑わいのイベントは盛況のうちに幕を閉じた。


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