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アプリ『モンスターファーム』先行レビュー。CDがいらない新モンスター再生方法や操作方法を紹介

イナヤ マギ
公開日時

 コーエーテクモゲームスから、Nintendo Switch用ダウンロードタイトル/iOS/Android用育成シミュレーションゲーム『モンスターファーム』が配信されます。

 本作は、1997年にテクモ(現コーエーテクモゲームス)から発売されたPS用ソフト『モンスターファーム』を移植したもの。新要素としてCDを介さない新しいモンスターの再生システムやNintendo Switch版ではおすそわけ機能を用いた対戦などが加わっています。

 今回は11月28日に配信予定のアプリ版をプレイしたので、システム紹介を含め、ゲーム内容をレポートしていきます。なお、Nintendo Switch版は12月19日に配信されます。

新たなモンスター再生機能でモンスターを再生しよう

 『モンスターファーム』シリーズの醍醐味と言えば、“円盤石を使ったモンスター再生”。原作ではPSにCDを直接読み込んでさまざまなモンスターを再生したのですが、それが楽しくてハマった人も多いはず。筆者もその1人で、家中のCDをチェックして、どんなモンスターが生まれるのかをメモ書きしてケースにはるレベルでハマっていました。

 本作では、そのシステムが一変! データベースにアクセスしてCDのタイトル名やアーティスト名を検索することで、モンスターを再生できるようになったので、好きなCDでいつでもモンスター再生できるようになり、かなり便利になっています。



 データベースからは、最新の人気曲も再生可能。新規ユーザーにとっては馴染みのある曲でモンスター再生できますし、原作をプレイしたユーザーからすると、当時は絶対に再生できない未来のアーティストのCDで再生できている状況に、なんだかワクワクしてしまいますね!

 ただ1つだけ残念なところは、原作と同じCDをモンスター再生しても、違うモンスターが出てくる可能性があるところですね。

モンスターを育てて大会で優勝

 モンスターを再生できたら、次は育成です。エサをあげるなどのお世話をしながら、さまざまな仕事をしてパラメータをアップさせたり、修行に行って新たな技を覚えたりしてモンスターを育てていきましょう。


 モンスターには寿命があり、一定年数を超えると死んでしまいます。限られた時間の中で、どうやって育成してバトルするのか、しっかり計画を立てて育成していくことが大事になってきます。

 モンスターにはEからSまでランクがあり、各ランクの大会で優勝することでランクをアップさせることができます。ある程度育成できてきたら、定期的に開催されている大会に参加させましょう。


 大会でのバトルは、自分でモンスターに指示を出すか、まかせるかを選ぶことができます。忠誠心が高くないと、指示してもきいてくれないので注意しましょう。

 バトルでは技を使って相手を攻撃していきます。技はモンスターの下に表示されていますが、距離によって使える技が異なります。今どの技が使えるのかをチェックし、タイミングよく画面左下側にある“技発動”ボタンをタップして攻撃します。


 相手が近づきすぎていたり、遠距離の攻撃を使ったりしたい時は、画面左下側の“ふきとばし”ボタンをタップ。相手を吹き飛ばして、相手との距離を離すことができます。

 相手のHPを0にするか、制限時間終了時にHPのほうが多く残っていると、勝利となります。大会に参加したモンスターの中で1番勝利数が多いモンスターが優勝となります。


 逆に自分のモンスターのHPが0になってKOされると、大会の試合はすべてリタイアとなり、最悪の場合死んでしまいます。ピンチの時は棄権するのがいいかと。


 育成やバトルのシステムに大きな変化はなく、グラフィックも含めて原作のテイストのまま遊べるので、昔プレイしたユーザーは懐かしい気持ちで遊べると思います。育成、バトルともシンプルなので、初めてプレイしたユーザーもすぐに慣れると思います。

操作で気になる点もあるが手軽で遊びやすい

 新再生機能などは便利で魅力的だったのですが、プレイして気になったのが操作性です。今回さわったのはスマートフォン版ですが、何かを選択する際は、選択肢を1度タップしてカーソルを合わせてから、もう1度タップして決定するといったコンシューマと同じような操作が必要で、タッチパネル操作に慣れている人にとっては少々面倒。ストレスを感じる可能性があります。

 また、画面内の選択肢や技切り替えなどのボタン、曲リストなどタップして選択する箇所が小さくてタップしにくいと感じました。移植に近い作品なので難しい部分ではあると思いますが、もう少しスマートフォンに合わせた変更があってもよかったのではないかと個人的には思います。

 ただ、原作よりも圧倒的に手軽で遊びやすくなったのは確かです。電車での移動や昼休みなどちょっとした時間にモンスターを再生し、育成し、バトルできるのは、『モンスターファーム』ファンとしては単純に嬉しい! この手軽さからシリーズを遊んだことがないという方でも、格段に遊びやすくなっていると思います。

 今回は体験できませんでしたが、配信後は全国のモンスターブリーダーとバトルできる“対戦モード”も遊べるようになり、『モンスターファーム』の楽しさが広がると思います。ぜひ無数にあるCDのなかから強いモンスターを探し出して育成し、最強のブリーダーを目指しましょう。

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※本商品はダウンロード版のみの販売となります。
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モンスターファーム

  • メーカー:コーエーテクモゲームス
  • 対応機種:Switch
  • ジャンル:SLG
  • 配信日:2019年12月19日
  • 価格:1,960円(税込)

モンスターファーム

  • メーカー:コーエーテクモゲームス
  • 対応端末:iOS
  • ジャンル:SLG
  • 配信日:2019年11月28日
  • 価格:1,960円(税込)

モンスターファーム

  • メーカー:コーエーテクモゲームス
  • 対応端末:Android
  • ジャンル:SLG
  • 配信日:2019年11月28日
  • 価格:1,960円(税込)

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