草彅剛主演『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』の制作が決定。今冬放送予定!

電撃オンライン
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 NHKにて、『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』のドラマ制作が決定したと発表されました。

 主演を務めるのは草彅剛さん。本作の主人公・荒井尚人はろう者の両親の間に生まれた耳が聴こえる子ども、コーダ(Children of Deaf Adultsの略)であり、自身の生き方や他者との関わり方について悩み、現在と過去の事件を追う中で自身が果たして何者なのか周囲の人から問われ自分自身にも問いかけることになる人物です。

 ドラマの中では手話を使って演じるシーンもあり、手話で会話する草彅さんに注目です。

 またドラマ化に際してオーディションを行い、20名近い“ろう者・難聴者”のほぼすべての役を実際にろう・難聴の俳優が演じるのが本作ならではの試み。原作ファンの方は、様々な思いを抱く登場人物たちを誰が演じることになるのか、これからの発表を楽しみに待ちましょう。

キャスト・スタッフからのコメント

草彅剛さん コメント(主人公・荒井尚人役)

 今回、ろう者の方たちとご一緒させていただき、毎日、楽しい現場を共有しています。手話の演技も初めてなので緊張しますが、ご覧になる皆さんが楽しめる作品になるよう、頑張ります!

原作/丸山正樹さん コメント

 この度、最高のスタッフ&キャストにより『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』が映像化されることが決まり、大変嬉(うれ)しく思っています。脚本を拝読し、素晴らしい作品になることを確信しています。

 主演の草彅剛さんはもちろんのこと、信頼するろう者及びコーダの方に手話監修・指導をお願いすることができ、さらに「ろう者役はろう者俳優で」という当事者たちの長年の夢を実現できたこと、関係者の皆さんに心より感謝いたします。

演出/渡辺一貴 コメント

 昨年春、ろう者劇団の所属メンバー、映画や演劇への参加経験者から、演技経験はないがお芝居に興味のある方まで、老若男女多くのろう者の方にお集まりいただき、このドラマのためのオーディションを行いました。

 驚きました。その表情の豊かさ、あたたかさ。表現の多彩さ、細やかさ。手話の「手」だけではなく、顔や全身を使った感情表現に圧倒されました。何よりも皆さんが「演じる」ことを心の底から楽しんでいる。こんなに楽しく、そして刺激的なオーディションは初めてでした。

 この思いをぜひ皆さんにもお届けしたい。いえ、お届けしなければいけない、と思っています。

制作統括/伊藤学プロデューサー コメント

 生き方や境遇が違うわたし達は、一体どれだけ分かりあえるだろう。聴者同士でもコミュニケーションが難しい世の中で、聴者とろう者の隔たりはどれほどだろう。

 その狭間で生まれ、もがく男の目線を通して、たくさんの気づきをお届けしたい。そんな思いを持って、草彅剛さんをはじめ、多くの素晴らしいろう者俳優の皆さん、心強いスタッフと共に、日々楽しく撮影を行なっています。

 このドラマを見て下さった方達の世界を見る目が、より豊かになればと願っています。

ドラマ『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』概要

放送予定
2023年冬<前・後編> (総合・BS4K)
原作
丸山正樹
脚本
高橋美幸
音楽
原摩利彦
手話・ろう者監修
木村晴美
手話指導
江副悟史、米内山陽子
ろう者俳優・手話通訳コーディネート
廣川麻子
主演
草彅剛
演出
渡辺一貴
制作統括
伊藤学(KADOKAWA)、坂部康二(NHKエンタープライズ)、勝田夏子(NHK)

※画像は公式Twitterのものです。
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