エアリアルは負けません! 『SDガンダム バトルアライアンス』で『機動戦士ガンダム 水星の魔女』パックを遊んでみた感想【レビュー】

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 バンダイナムコエンターテインメントから発売中のNintendo Switch/PS5/PS4/Xbox series X|S/Xbox One/PC(Windows/Steam)用アクションRPG『SDガンダム バトルアライアンス』。新たに有料DLC“『機動戦士ガンダム 水星の魔女』パック”が配信。このDLCで使用できるガンダム・エアリアルの使用感などをレビューしていきたいと思います。

 本作は、等身をデフォルメした『SDガンダム』を題材にしたアクションRPG。プレイヤーは仲間2人とチームを組み、ステージを攻略して敵モビルスーツ(MS)やモビルアーマー(MA)を倒していき、オンラインマルチプレイが実装されているので、友だちや仲間と一緒に遊べることも特徴です。

 さまざまなDLCが販売されている本作で、5月11日に“ガンダム・エアリアル”が登場する“『機動戦士ガンダム 水星の魔女』パック”が配信されました。

 なお、本DLCは“シーズンパス”には含まれず、単品での購入が必要となる点は注意。

 本記事では、DLCを実際に遊んだ感想を交えながら、内容を紹介していきます。

ガンダム・エアリアル参戦! 気になる内容は?

 DLCの内容は、“ガンダム・エアリアル”とそのパイロット“スレッタ・マーキュリー”の実装、そしておまけのアイテム、キャピタルチケット、BGMセットが付属します。

【内容】
追加プレイアブルユニット:ガンダム・エアリアル
追加キャラクター:スレッタ・マーキュリー
追加拡張パーツ3種
拡張パーツ“ホルダーの証”(インファイター用/オールラウンダー用/シューター用)
・効果:エリアルダメージ+8%/ステップ無敵時間+0.02s/(メイン射撃・サブ兵装)リロード+5%
拡張パーツ“ミオリネのトマト”
・効果(インファイター用):格闘+150/(ビーム属性)格闘攻撃+20%/(全攻撃)よろけ効果+20%
・効果(オールラウンダー用):格闘+100/射撃+100/(全攻撃)よろけ効果+20%
・効果(シューター用):射撃+150/(ビーム属性)射撃攻撃+20%/(全攻撃)よろけ効果+20%
拡張パーツ“株式会社ガンダムのPV”(インファイター用/オールラウンダー用/シューター用)
・効果:取得CAPITAL+2500/リペアキット全体化+15%/ヘイト+100%
追加キャピタルチケット:100,000CAPITALチケット×3
追加限界突破素材:
・1段階目限界突破素材(インファイター用/オールラウンダー用/シューター用)×各3個
・2段階目限界突破素材(インファイター用/オールラウンダー用/シューター用)×各4個
ジム(ギャザーロード隊仕様)コラボ記念ガンダムゲームBGM:
・CALM『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2」
・EMERGENCY『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2」
・戦闘IV『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』
・新たなる出会いI『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』

 まずおまけのアイテムについて。キャピタルや限界突破素材は、通常で入手できるものと同じもの。珍しいものと言えば、3種の追加拡張パーツ“ホルダーの証”、“ミオリネのトマト”、“株式会社ガンダムのPV”でしょう。

 “ホルダーの証”は、インファイター用/オールラウンダー用/シューター用と各ロールで用意された汎用性の高い装備。エリアルダメージやステップ無敵時間の増加、メイン射撃・サブ兵装のリロード時間の減少などが見込めます。

 その他にも注目したいのは、“株式会社ガンダムのPV”。取得CAPITALがプラスされるという、珍しい性能のもの。装備しながら周回すれば、CAPITAL稼ぎに最適です。

 また、ヘイト+100%という追加効果がありますが、これをどういかすかはプレイヤー次第。攻撃がこちらに向かいやすくなるということは、タイミングも合わせやすいということで、ジャストガードやジャスト回避を狙いやすくなると言えるでしょう。

  • ▲パイロットはスレッタ・マーキュリー。

 アイテム以外にも、本作仕様のジム(ギャザーロード隊仕様)のコラボ記念として、『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』や『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』のBGMがセットで付属することも忘れてはなりません。

 文字では伝えることができませんが、原作をプレイしているのであれば、本作をプレイしながら別なゲームの記憶がふつふつと湧き出てくる、少し不思議な気持ちでゲームを楽しめるでしょう。

ガンビットのかっこよさにしびれる! コンボも楽しい新たな機体

 本項では“ガンダム・エアリアル”の性能について解説していきます。なお、ロールはシューターとなっています。

  • ▲ゲーム内では、各ビットを機体各所に装着した“ビットオンフォーム”の状態で登場します。

 まず、メイン射撃。高威力のビームライフル系の武装で、直線的に飛んでいく武装です。

 次に、サブ兵装1。次世代群体遠隔操作兵器システム“ガンビット”による攻撃を行います。エスカッシャン(シールド)の展開後、再度同じキーを入力することで、ガンビットを攻撃に使用できます。

 エスカッシャンの展開中は正面からのダメージを防げるので、防御からの攻撃と、両立が可能な便利な兵装となっています。射撃の機動が直線にしか飛ばないので、俊敏に動く敵には当たりません。よろけなどで足を止めているか、シールドそのものを当ててよろけさせ、ガンビットを飛ばしましょう。

 ちなみに、エスカッシャンの展開時には劇中でビームをはじいた時に使用されている効果音が。ガードした時ではなく展開時のみではありますが、あの音を聞けるのはうれしい!

 サブ兵装2は、ロングバレルのビームライフルを使っての精密射撃。超高速かつ高威力の射撃を2発撃ち込むものです。敵をしっかりロックしてくれるうえに、一射目で敵を倒した場合、近くの敵に二射目を放ってくれるため、敵の倒しきりにも重宝します。

 格闘は、ビームサーベルを用いての標準的な3段格闘。スタイリッシュな攻撃が非常にかっこいい! 回転攻撃は、ガンビットを周囲に展開して回転させ、多段攻撃を行う、こちらもスタイリッシュな格闘となっています。

  • ▲1段目

  • ▲2段目

  • ▲3段目

  • ▲回転攻撃

 特殊格闘は、ガンビットからビームを射出し、ライフルからビーム刀身を伸ばして目標に突進攻撃を行うもの。突進として使うもよし、コンボの継続のために使うもよしと、汎用性が高めです。ちなみに、ジャンプキャンセルも可能です。


 本作では、武装をキャンセルして、別の武装を使用できる“クイックキャンセル”と呼ばれるシステムが存在。格闘から回転攻撃、回転攻撃からサブ兵装1といったようにコンボをつなぎ、連続攻撃できるシステムです。

 “ガンダム・エアリアル”は、サブ兵装1から特殊格闘、サブ兵装2から打下攻撃など、さまざまなキャンセルルートを楽しめます。回転攻撃からサブ兵装につなぐこともでき、コンボの締めにはサブ兵装2から打下攻撃を使っていきましょう。

 簡単なコンボを紹介すると、通常攻撃→打上攻撃→通常攻撃→回転攻撃→サブ兵装2→打下攻撃といった具合。コンボにサブ兵装1を使用すると、敵との距離が離れてしまうのが難しいところ。サブ兵装2の弾が切れている場合は、最後のパーツをサブ兵装1→特殊格闘にすれば、コンボを締めることができます。

 最後に、SPAについて。ガンビットを展開させ、ファンネル系武装のように敵をロックし、集中砲火。最後に本体がビームを撃って終了となります。全弾命中させると、コンボ数がすごいことに……!

 アニメさながらのかっこよさを体感できる、スタイリッシュなアクションの数々になっているので、ぜひプレイして、“ガンダム・エアリアル”にハマっていきましょう。

スレッタと『ガンダム』キャラクターたちの掛け合いにも注目

 本作では、さまざまな『ガンダム』シリーズのキャラクターが掛け合いをし、意外な一面を見ることがあります。DLCである“スレッタ・マーキュリー”も例外ではありません。

 筆者が特にお気に入りなのは、“シロー・アマダ”との掛け合い。シローの「バディ」という単語に反応して、「わ、私には その、ミオリネさんが、いますので……」と作中を思わせる掛け合いが見られました。

 ちなみにこの原稿を書いているのは、プロスペラがまさか……な一面を見せてくれた第18話“空っぽな私たち”の後。第19話ではどんな物語が展開されるのか……記事が掲載される頃にはわかっているのでしょうか? 気になって仕方がありません。

 話をゲームに戻しまして、当然これ以外にも多数の掛け合いが存在します。購入した際は、戦闘だけでなく、セリフの掛け合いのパターンを探ってみるのも楽しみの1つですね! ちなみにですが、カミーユやヨナはなんかその直感の鋭さっぷりが見えたりもしました。他にもたくさんの掛け合いが楽しめるので、ぜひいろいろな組み合わせで試してみてくださいね。

 絶賛アニメ放送中(2023年5月現在)の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』からの参戦ということで、遊ぶなら今がオススメです。現時点でアクションゲームとしてガンダム・エアリアルを操作できるのはこの作品だけですし。アニメと合わせて、“ガンダム・エアリアル”と“スレッタ・マーキュリー”の活躍をゲームでも楽しみましょう!

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