冷静に、しかも微妙に値切ってんじゃないわよおおおっ！！！（ジュディス）【軌跡シリーズ名言集】

　日本ファルコムの名作ストーリーRPG『軌跡』シリーズの名言集をお届けします。

　本記事で紹介するのは、『黎の軌跡』メインキャラクターの1人、ジュディス・ランスターのセリフ。2つの顔でヴァンたちと関わっていくことになる彼女の名言を紹介していきましょう。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

冷静に、しかも微妙に値切ってんじゃないわよおおおっ！！！（ジュディス）

●間章_龍來温泉郷奇譚（英雄伝説 黎の軌跡）

　ジュディスはカルバード共和国のメジャーな娯楽《導力映画》で活躍するトップ女優の1人。高いプロ意識に裏打ちされた圧巻の演技力と抜群のプロポーションで、多くのファンを魅了しています。

　いっぽう、彼女は家系的に代々続く“裏”の仕事《怪盗グリムキャッツ》としても活躍。都市伝説とウワサされる天下の女怪盗の“三代目”として、義賊のような活動を行なっているといいます。

　そんな彼女ですが、本人の甘さや身のこなしの特徴から、ヴァン一行には正体がバレバレです。とはいえ本人はあくまでも秘密にしたいらしく「何のことかしら？」ととぼけることもしばしば。

　間章、ヴァン一行が慰安旅行として共和国の東部にある温泉郷“龍來（ロンライ）”を訪れた際、地元の案内人の少年から「お忍びの女性が危険な場所に行ったから連れ戻してほしい」という依頼を受けます。

　その言動から、ヴァンたちはなかば“お忍びの女性”が誰だか察しつつ救助へ向かうことに。すると奥にはド迫力の龍來瀑布が広がっており、目当ての女性はその下で滝行に励んでいました。

　カルバード百景の1つ龍來瀑布（ロンライばくふ）。高所からたくさんの滝が流れ落ち、普段なら人気の観光スポットとしてツアーも組まれているといいます。

　最近スランプ気味で親と祖母の期待に応えられず、自身を戒めるために滝行へ来た様子のジュディス。白装束まで用意して作法に則った修業をしている辺り、根がすごくマジメなんだなぁと感じますね。

　と、そんな彼女を見つけたので声を掛けようとしたら、幻獣が上から急襲！

　しかし直撃を喰らう直前に変身し、防御力を上げてガードに成功したジュディスは「舐めんじゃないわよおおおッ！！！」と叫びながら幻獣を蹴り上げます。

　ヴァンたちと協力して“妖幻なる怪異 ヤコウノヌエ”を討伐したジュディスは、ノリよく世間話を始めるも途中で気がついて誤魔化し始めます。

　もう全部自分で言っちゃってます。マジメな性格だけに、嘘をつくのは苦手な模様。

　いよいよ勢いで誤魔化そうと「証拠もないのに決めつけないで！」と言いかけたところ、ヴァンが肩を掴んでその勢いをとどめます。

　ヴァンさん口説いてます？ ジュディスもまんざらでもなさそう。

　そして肩を掴まれたまま、変身のタイムアップで元の姿に戻ってしまうジュディス。これは言い逃れのできない“証拠”ですね。

　とりあえず風邪を引きそうだし、服をちゃんと着たらどうだ？　と優しい言葉をかけるヴァン。しかし次の瞬間、ジュディスの白装束の帯がほどけてしまい……！

　紳士的に目を背けるヴァン、ワンテンポ遅れて事態に気付くジュディス、歓声を上げるアーロンと、カトルそれぞれの表情をお楽しみください。

　位置的に唯一、間近で見てしまったであろうヴァンは「事故で不可抗力だが役得なのは間違いない」と言い、素直に左頬を引っぱたきやすいよう差し出しました。

　そしてここで出たジュディス魂の叫びこそが、今回の名言となります。

「冷静に、しかも微妙に値切ってんじゃないわよおおおっ！！！」

　隠れた修行を見つけられたバツの悪さ、幻獣に邪魔された怒り、幻獣との戦いで助けられた感謝、正体が確定的にバレた動揺、優しい言葉をかけられたトキメキなど、もうこの時のジュディスは感情がメチャクチャだったと思われます。

　そしてトドメに裸を見られた羞恥と、裸を見ておきながら依頼料をチャラにするのではなくマケる（値切る）という冷静な対応をしようとするヴァンへの激情。それらすべてを込めた平手打ちは、さぞかし勢いがあったでしょうねぇ。

　アークライド解決事務所のメンバーではお色気＆ポンコツ担当のジュディスですが、ここのセリフがやはり一番印象深かったです。なんというか、過去に上げたアンゼリカの名言「我が人生に一片の悔いナシ！」に通じるインパクトがあったと思います。

　はい、というわけで今回はジュディスの名言をお送りしました。感情表現が豊かなところが彼女の最大の魅力だと思うので、この先もどうか“サービス”多めでお願いしたいところですね。お色気というより、感情の乱高下を見るのがとても楽しいキャラクターです（笑）。

　シリアスなものからコメディ的なものまで、軌跡シリーズにはほかにも数々の名言が存在します。今後もそれらを不定期にピックアップしてお届けしていく予定なので、お楽しみに！