『ポケモン赤・緑』しかプレイしてないアラサーが新作『ポケモンSV』を遊んで驚いたポイントは!?

キジカク
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 1996年に発売された『ポケットモンスター』シリーズの初代である『ポケットモンスター 赤・緑』。確か筆者は当時小学2年生くらいで、『ポケモン 赤』を購入してから時間を忘れるほどプレイに没頭していました。

 割と教育に厳しい両親だったので、『ポケモン 赤・緑』以降は『ポケットモンスター』シリーズのゲームを買ってもらえず、気づけばどのシリーズにも触れることなくアラサーに…。

 そんな『ポケモン 赤・緑』しかやっていないという時代に取り残された筆者が、ついに『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(以下、ポケモンSV)』の『ポケモン スカーレット』を購入しました!

 ゲームボーイからNintendo Switchに飛び級したため、プレイするたびに驚きの連続。今回は『ポケモン 赤・緑』しかプレイしていないアラサーが『ポケモンSV』を遊んで驚いたことをご紹介しましょう。

『ポケモン 赤・緑』しかプレイしていないアラサーが『ポケモンSV』に度肝を抜かれたこと

1度のバトルで経験値がすべてのモンスターに行き渡るだと…

 同ゲームをプレイし始めてからは映像美やポケモンの種類、バトルの臨場感に圧倒されていた筆者。またバトルを繰り返していくうちに気づいたのですが、バトルで得た経験値は手持ちのポケモンすべてに行き渡っています。

 『ポケモン赤・緑』のみの知識だと、あまりにもプレイヤーに優しい設定で驚きが隠せませんでした。

 『ポケモン赤・緑』を知らない人のために説明すると、当時のポケモンはバトル時に出したポケモンしか経験値を得られません。

 その設定によって特に苦戦したのが、弱いポケモンのレベル上げ。例えばケーシィやコイキングは最初の段階で、“テレポート”や“はねる”しか使えず、まともにバトルができません。

 そこで実践していた作戦が最初に弱いポケモンを登場させ、すぐに違うポケモンと交代させるというもの。

 こうすれば得られる経験値をフィールドに出たポケモンと分割することができて、少しずつではあるものの弱いポケモンにも経験値を与えられます。弱いポケモンが攻撃系の技を覚えるまでの辛抱になりますが、当時はかなり苦労した記憶が……。

 どのシリーズから採用されたかわかりませんが、『ポケモンSV』ではすべての手持ちポケモンに経験値が与えられるため、あの“面倒なレベル上げ”をせずに済むとわかって歓喜しました。

 もし『ポケモン 赤・緑』をプレイする機会があれば、ぜひ“途中で交代させて経験値を得る”という煩わしさを経験して欲しいものです。

ポケモンセンターにボックスがない!?

 ポケモンの体力を回復させる場所といえば“ポケモンセンター”。『ポケモンSV』でも当時から変わらずに同システムを採用しています。

 ただ『ポケモン スカーレット』のプレイ当初は、ポケモンセンターのどこを見渡してもポケモンを預けるボックスがなくて焦った筆者。すぐにボックスのありかを調べてみたところ、なんとメニュー画面から“ボックス”を選択できることが判明します。

 経験値といい、すぐにボックスにつながれるシステムといい、『ポケモン 赤・緑』しか知らない筆者としてはまさに青天の霹靂……。「昔はこうだった」みたいな自分語りで恐縮ですが、『ポケモン 赤・緑』の場合はポケモンセンターにいかなくてはボックスがありませんでした。

 しかも1つのボックスには保管できる数の上限があり、満タンになったら“ボックスをかえる”という手続きが必要に。当時は面倒なことが多かったですが、今の“その場でボックスの中からポケモンを行き来できる”というシステムは非常に便利ですね。

目が合ってもバトルに発展しないトレーナーに驚き…

 ここまで紹介した“驚いたこと”、“感動したこと”の他に、驚きとともに恥ずかしさも感じた“『ポケモン 赤・緑』との違い”があります。それは“トレーナーと目が合ってもバトルに発展しない”ことです。

 『ポケモン 赤・緑』ではフィールド上や建物の中にいるトレーナーの横を通ると、トレーナーが「!」と反応してプレイヤーに気づき、そのままバトルに発展。場所によっては必ず気づかれる箇所があり、戦いたくなくてもバトルが必須になることも少なくありません。

 その認識のまま『ポケモン スカーレット』を進めていましたが、近くを通ってもなかなかトレーナーとのバトルにならず、ずっと違和感を抱えたまま進行。そのまま最初のジム戦直前まで進み、そこでようやく“吹き出しが出ているトレーナーに話しかければバトルになる”ということに気づきました。『ポケモンSV』のトレーナーたちは、礼儀正しい人ばかりですね……。

 確かに冷静に考えれば、いきなり向こうから話しかけてきて、問答無用で「バトルしろ!」と要求してくるのは、かなり強引な印象。

 なかには開口一番に「ポケモントレーナーなら勝負は断れないぜ」「ありがねおいてけ!」と言ってくる、相手の事情をまったく考慮しないトレーナーもいた記憶が。『ポケモンSV』ではゲーム性の向上だけでなく、トレーナーのモラルも良くなったのかもしれません。

 他にはライチュウやカイリュー、ヤドランといった最終進化系のポケモンと野生で遭遇したり、忘れた技を簡単に思い出させることができたり、『ポケモン 赤・緑』では考えられない出来事が続出。

 遊びやすさが格段に上がっており、『ポケモン 赤・緑』の経験しかない筆者でも、大きな苦戦をすることなく同ゲームに沼っています。ちなみに今は世界中のユーザーと勝負できる“ランクマッチ”にどハマり中です……。

 筆者ほどのポケモン初心者は少ないかもしれませんが、しばらくポケモンのゲームに触れていない人はこの機会に『ポケモンSV』にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

『ポケットモンスター スカーレット』

『ポケットモンスター バイオレット』

『ポケモンセンター スカーレット・バイオレット』ダブルパック

※プレイ画面は編集部が用意したもの。
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