【ネタバレ注意】『劇場版アイドリッシュセブン』初披露曲も見どころバッチリ! ライブレポート後編

原常樹
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 どうもみなさんこんにちは。ライターの原常樹と申します。

 さて私、過去に自称“モンジェネおじさん”として、男性目線の視点から『アイドリッシュセブン』の魅力に迫る記事を連載形式で担当しておりました。連載自体は終了してしまったのですが、今回『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』の紹介のために再び帰ってきた次第です。

 前回の記事に引き続き、ここからは<DAY 1>の後半戦の模様をお届けいたします。

 なお、今回の記事は<DAY 1>に関する重大なネタバレがございます。こちら、どうかご留意ください。

 それでは後半戦についても語っていきましょう。

『ムビナナ』ライブ全曲レポート 後編

■M09. NiGHTFALL/IDOLiSH7

 4つのグループが出揃ったところで、ライブもいよいよ折り返し地点に差し掛かりました。

 ここで幕間を彩る映像が大型スクリーンに流れるのですが、電子の海を背景に揺蕩うアイドルたちのビジュアルがまたいいんですよ……。あえて、暗めのライティングにしつつ、近未来的なエフェクトを加えることで、16人の持つクールな側面を際立てていく。そして、後半戦のライブへの期待感を煽っていきます。今回のライブでスクリーン周りの映像を演出しているスタッフもアイドルたちの“魅力”をしっかりと理解しているのだと確信できるようですね。

 そして我々ファンの期待通り、アイドルたちはライブでは初めて披露することになる新曲の数々を引っ提げて後半戦のステージに降り立ちます。後半戦でもトップバッターを務めるのは、やっぱりIDOLiSH7。

 まず目を引くのは、会場のあちこちに登場したメンバーたち。急に客席の近くにスポットライトが当たったかと思いきや、ひとりずつポーズを決めてセンターステージにダッシュしていく……。定番の演出ではありますが、彼らのファンサービスが見られるのもうれしいところ。登場時の大和の手を掲げる仕草がやたらと堂々としていたり、壮五やナギの振る舞いがやたらと上品で高貴だったり、彼らのファンであればどこを見ていいのかわからないほどに見どころバッチリ。これだけでもうれしいものがあります。そして、濃紺の衣装も美しい。袖口や裾にはグラデーションのように白色の星がちりばめられ、まるで夜空をそのまま身につけたかのようなコズミックなビジュアルとなっています。

 「掴み取れば明日は何色にも変わる」という陸の歌声をキッカケに、後ろを向いていた6人が歩調を合わせて前を向き、一気に光が広がっていく……そんな演出に見惚れた方もきっと多いでしょう。楽曲の要所要所で入る陸のソロを主軸に、世界が広がっていくような演出はまさにこの「NiGHTFALL」のステージの醍醐味。ひとつの物語のようにメリハリがありつつ、コール&レスポンスなどライブ向きのギミックもしっかり盛り込まれていて(ハンドクラップを煽るときに全力の三月もなんだか彼らしくて微笑ましかったり)、今のIDOLiSH7というグループの持つエンタテインメント性を体現しているようです。

 “Fantastic!”で一織と陸が向かい合ったり、“MUSIC!”でMEZZO"が背中合わせになったり、三月のソロに左右から大和とナギが入ってきていっしょにポーズを決めたり……ファンにとっては馴染み深いメンバーの取り合わせが散りばめられているのも、彼らの軌跡を象徴しているかのようで、なんだかうれしくなってしまいます。

■M10. STRONGER & STRONGER/ŹOOĻ

 続いて登場したのはŹOOĻ。ライブの序盤に披露した2曲とはあまりに大きく異なるパフォーマンスにおじさんはビックリしました。表現が難しいのですが……端的に表現すると、このステージは“光属性”。実際、劇場で観るとよくわかるのですが、ほかのアイドルたちのステージにも見劣りしないぐらい舞台上には純白の光があふれ、眺めているだけで心が癒されていきます。光量や明度のみでいえば、この日のステージでとくに多かった曲のひとつかもしれません(実際、暗い劇場の中でもこの曲の最中はメモを取るのがラクでした)。

 しっとりとしたメロディを背に、それぞれ笑みを浮かべながら切々と想いを歌い継いでいく4人。声を張り上げるわけではないけれどもフレーズひとつずつに色気と想いをにじませる巳波、ストレートで力強いメッセージを打ち出す虎於、もはや風格すら感じるドッシリとした歌唱でメリハリをつけるトウマ、そしてほかのメンバーたちの想いをも背中に受けるように高らかに感情を爆発させて歌いあげる悠。このハーモニーは見事というほかありません。

 スクリーンを用いたバックの演出もエモーショナル。曲の冒頭では背景の大型スクリーンでは絶え間なく幾何学模様が蠢いているという作りですが、こちらも温かい手描き調で“かつてのŹOOĻ”を想起させるようなとげとげしさはありません。やがて、サビになるとバックは廃工場風の空間へシフト。赤く錆びた床や柱とは対照的に場内にはまばゆい光があふれ、メンバーたちが歩を進める先はただただ輝いている──そんなイメージです。

 “狂気と破壊のテトラルキア”というフレーズが生み出されるほどに攻撃的なパフォーマンスがŹOOĻの魅力ではありますが、もはや彼らの本質は表層的な強さのみにあらず。ファンに寄り添い、その魂を自然と揺さぶるような力を持ったアイドルに変質しているのではないかと感じてしまいます。

 それにしても「STRONGER & STRONGER」というフレーズの耳なじみの良さといったら……! サビの耳心地のいい譜割りと、聴く人の元気を心の奥底から引き出すようなポジティブな歌声が今でも頭の中で鳴りやみません。おじさん、まばゆい光に導かれたばかりに、すっかりŹOOĻの沼に浸かってしまったかも……。

■M11. Journey/Re:vale

 後半戦でもいい意味でデュオの持ち味をそのまま出してきたのがRe:vale。絶対王者としてシーンをリードし続けてきたふたりの楽曲は、百と千というふたりが紡ぐことでにじみ出る独特の色を持っています。この「Journey」もその例に漏れません。

 今回の広大なステージでどんな演出が待っているのかと思いきや、我々が目にしたのはありふれた都会の景色を楽しみ、ときには駅舎に向かって手を振ったり、水溜りをぴょんと飛び越えて進むふたりの日常の姿。前半戦で我々の目を釘づけにした「Re-raise」の絢爛豪華なステージと比べると一見素朴に感じますが、こうやって飾らずに等身大で微笑むふたりの姿もまたRe:valeの魅力なんですよね。どこにでもあるような風景も、このふたりがそれを楽しむ姿を見せることで、輝く絶景のように見えてくるというか……。いや、もしかしたら我々の過ごす“日常”とは見方次第でそう思えるかけがえのないものではないのか──そんな哲学さえ感じるほどです。

 もちろん、Re:valeはアイドルのステージとしての楽しみを提供することにも余念がありません。サビ前に“雨上がりに僕らは~”で声を重ねてから、客席に向けてワイパーを煽ることで一体感を供出。ふたりの日常の中に会場を丸ごと取り込んでいきます。跳ねるように軽やかな百の歌声と、優雅さをはらんだ千の歌声のバランスの良さは今さら言うまでもないでしょう。ふたりの歌声が重なるタイミングはあまり多くありませんが、だからこそ美しさが際立っているようにも感じました。

 気取らないステージ演出ですが、楽曲のスケールが小さいというわけでは決してありません。むしろ、「Journey」は大地に生きるひとつの命として、人生というの旅路の尊さを歌った壮大な楽曲。そんなテーマがあるからこそ“雨上がり”の景色に紐づけながら、それまで歩んできた道程を振り返るふたりの姿にはまばゆいオーラがにじんでいるのかもしれません……。間奏で客席の上に虹がかかる演出も美しい(会場と一体になった上で~というのも素晴らしい!)し、それを指差しながら百が叫んだ「きっといいことが待ってる!」という言葉にも強いパワーを感じてしまいます。

 最後はふたりで向かい合った状態から手を客席へと伸ばしてから深くお辞儀。客席に、そして人生に敬意を払いながら“愛”を歌ったふたりのステージが魂に焼きついたというファンは多いのではないでしょうか。

■M12. BEAUTIFUL PRAYER/TRIGGER

 TRIGGERが後半戦で披露したのは、スリリングなシティポップ「BEAUTIFUL PRAYER」。おびただしい数の光の柱に照らされたステージと、夜の香りを漂わせる3人の衣装のマッチングがこれまた斬新で。90年代にディスコ・サウンドが流行ったとき(おじさんもまだ10代だったのですが)に憧れたようなバブリーな華やかさを感じてしまいました。緩急が目まぐるしく変化するサウンドなだけにパフォーマンスをするのはかなり難しい楽曲というイメージもありましたが、それを難なくこなしてしまうのはさすがTRIGGERといったところでしょうか。

 まず褒めなければならないのが、彼らの魅力を十二分に引き出している衣裳。前半戦に引き続き、3人とも脚のシルエットがわかりやすく浮き上がるっているので、俯瞰したときの3人の美しい足捌きを堪能することができます。3人はステップを踏みながら、立ち位置を目まぐるしく変えつつも豊富な運動量でパフォーマンスをし続けます。“動”で観客を楽しませることを基本に置いているからこそ、立ち止まって“Beautiful prayer!”というフレーズを歌い上げたときに“静”の動きが映えるんでしょう。

 ちなみに、この曲ではカメラにアップで抜かれるシーンも多いため、脚のみならず、指先の美しい所作にもぜひとも注目してほしいところです(とくに楽の艶やかな指の動きは必見!)。

 間奏で入ったラップもハイクオリティ。まずは楽が流麗なフロウで切り込み、バトンを託された龍之介が“龍の様に昇れ!”という彼ならではのリリックで締めていきます。そこから歌い上げるポイントを担当するのは天。光が集束した瞬間に“...Ready?”と艶やかに呼びかけて、的確に観客のハートを撃ち抜くというのも彼だからこそできる離れ業かなと。個人的には“FLASH 君と会うために~”と自分のパートを歌い上げたあとにチラリと流し目でカメラにサービスをするところも最高でした……。

 TRIGGERのさらなる新境地を開拓した一曲だったのではないかと思います。

■M13. Incomplete Ruler/七瀬陸、九条天

 そして、ついにこの曲がライブという形で歌われる日が来てしまいました……。「Incomplete Ruler」は、とてつもない訴求力を持った伝説のアイドル“ゼロ”が作詞して、天才的な作曲家“桜春樹”が曲をつけ、そしてミュージカル“ゼロ”の劇中歌として歌われることになった珠玉のナンバーです。おそらく、会場にいるファンの多くがこの曲がライブで歌われる日を心待ちにしていたはず。

 歌詞の細かい解釈などについては控えたいのですが、アイドルの在り様に切り込むこの楽曲をグループの垣根を越えて、ふたりの高い訴求力を持つアイドルが歌ったことが大きな意味を持つことを疑う余地はありません。それこそ、このステージを歴史的な転換と言いきってもいいほどに。

 ステージ上でふたりは視線を交えることなく、それでも歌声をときにはハモらせて、そしてときにはひとつに重ねて、美しく紡いでいきます。“目は口程に物を言う”とも言いますが、視線を交えることはなくても、ソロのときに歌っていない側がどのような目をしているのかで想いを推し量れるというのもこの曲のすごいところ。楽曲というよりも、ふたりが紡ぎ出す空間そのものをライブに昇華しているという感覚さえあります。

 それまで交わらなかった視線は、楽曲のクライマックスでついに互いへと向けられることに。鏡合わせのような状況になりながら、相手に問いかけるように切々と歌い上げるふたりの姿は決して忘れられません。たとえ、この1曲だけのステージだったとしても観た価値があったはずだと断言できるほどに濃密で満足感のあるパフォーマンスでした。

■M14. TOMORROW EViDENCE/IDOLiSH7 & TRIGGER & Re:vale & ŹOOĻ

 「Incomplete Ruler」のあと、暗転するステージにひとり残された陸。ですが、楽曲が流れると“ひとりではいさせない”とばかりにステージ上にはIDOLiSH7のほかのメンバーが集ってきます。前の楽曲の胸を締めつけられるような演出のあとだからこそ、ポジティブで眩しいアイドルたちの歌声が胸にスッと入ってくるというか。

 個人的には、“跳ねるTシャツ 心臓も踊ってた”と楽しそうに歌う環と、それを笑顔で受けて“大事にしまっている First scene”と歌うナギの姿が非常に尊くて……。“胸を満たした感動は思い出になってんだ”と歌う壮五に背中合わせで寄り添いながら、“消えてかない日焼け痕”と元気な歌声を響かせる三月もエモーショナル。なんだか彼らの軌跡を追体験しているかのような気持ちになってしまいます。7人という大所帯だからこそ、ステージ上でのフォーメーションが多彩なのもIDOLiSH7の持ち味ではありますが、この曲でも彼らの関係性や絆のようなものを随所に交えているからこそ美しい。そして、その一瞬を切り取るカメラスタッフの辣腕にも舌を巻いてしまいます。

 そして、1番の歌唱が終わったタイミングでほかのアイドルが入ってくる演出もズルい! ステージ上に並んでいたミラーボールがくす玉のように割れて紙吹雪が舞い散る中、キラキラと明日への想いを歌うアイドルたちはどこまでも輝いていました。16人が横並びになって前のアイドルの肩に手を置く場面なんかはもう泣くかと思いましたよ、本当に……。最後の決めポーズも各グループの個性があふれていて、とくにRe:valeの百と千の距離感がほかのグループよりも近いところには微笑ましくなってしまいました。

■M15. Pieces of The World/IDOLiSH7 & TRIGGER & Re:vale & ŹOOĻ

 改めて最後のMCで観客たちと想いを確認しあったアイドルたちは、16人横並びとなって大詰めの楽曲を迎えます。それが壮大なスケールの人間讃歌「Pieces of The World」。筆者はもとよりアンセム系のミュージックが大好物なので、16人の歌声が清らかに交じり合うだけでも最高という感じだったのですが、そこに至高のフォーメーション&ダンスが加わったことで興奮を隠しきれなくなってしまいました。

 16人はときにはグループとしての歌唱を活かすような立ち回りをし、ときにはグループの立ち位置を忘れるかのように縦横無尽に動き回り、すべてのメンバーが揃わなければ見られなかった新しい可能性を見せてくれます。トウマに向けて軽く微笑んでからデュエットする陸、背中合わせになって客席を見つめる巳波とナギ、カメラにアップで抜かれる虎於と壮五、息の合った動きを見せる大和と千など……見どころをあげていくとキリがありません。サビ前でピラミッド状にフォーメーションを整えてから、一糸乱れぬ動きを見せたあとにハイタッチするシーンとか、見せられたこちらが誰かとハイタッチしたくなるほど。

 そして、美しさが極まったのが、陸と天がほかのアイドルが作った花道を進んで前に出てくるシーン。原稿を書いている今、表現の参考になるメモを探しているのですが、あまりのエモさに完全にメモを取る手が止まっていたようで何も見つかりません。とにかくそれだけとてつもないものを見せられたということでどうかひとつ……。紙吹雪が舞う中、ファンにサービスをしながらも美しい景色を完成させてくれたアイドルたちに今はただただ拍手を送りたい気分です。

【Encore】

■M16. Welcome, Future World!!!/IDOLiSH7 & TRIGGER & Re:vale & ŹOOĻ

 一度はステージを去った16人のアイドルですが、盛大なアンコールの声に迎えられて、ラフなTシャツ&パンツスタイルで戻ってきました。歌うのは大団円にふさわしい「Welcome, Future World!!!」。各アイドルが歌い継ぎ、そこに観客からレスポンスが入る。こんな理想的なフィナーレはなかなか見られません。自然と笑顔になってしまいます。

 おじさんは最後まで全力で飛び跳ねていた三月の姿についつい笑顔になってしまいましたし、“ひとりじゃない”と歌い終えたあとのトウマのウインクを目のあたりにしたときは笑顔を通り越して悶えるかと思いました。なんなんだ、こんな風にしれっとサービスされたらおじさんだってキュンとしちゃうだろ……! ラストにナチュラルに肩を組む一織と陸も最高ですね……。

 会場一帯となってのワイパーには、まさに別れを感じて切なくなりますが、終わりがあるからこそ始まりがあるというもの。今回、アイドルたちは劇場ライブという新たな可能性を見せてくれましたが、そこに至るまで歩み続けてきてくれたことに筆者はひとりのファンとして感謝の意を示したいと思います。そして、これからも続いていくであろう彼らの物語が華やかであることを祈りつつ、今回の記事を締めくくろうかと。

 今回、久々に“モンジェネおじさん”として私的な感想全開でどっぷりとアイドルたちに浸かった記事を書かせていただきましたが、やっぱりいいものですね……。またどこかで記事を書けたらうれしい限りです。またどこかでお会いしましょう。

 いや、しかし、これだけのボリュームになったのにまだまだ愛を語り足りない感じさえするのはすごいというか……。みなさんもぜひ劇場でこの輝きを何度も堪能して、そして周りのファンと感想を共有してみてください。きっと素晴らしい体験になると思います。

 そして、今回レポートした<DAY 1>のほかに、<DAY 2>の公演も開催中なので、そちらもぜひチェックしてみてください!




『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』作品概要

【公開日】
2023年5月20日(土)<DAY 1>
2023年5月21日(日)<DAY 2>
2023年5月22日(月)~<DAY 1>&<DAY 2>
※5月22日以降は<DAY 1>公演・<DAY 2>公演、お好きな方を選んでご覧頂けます。
各公演の上映スケジュールについては、後日各上映劇場サイト等にてご確認ください。

【メインスタッフ】
原作:バンダイナムコオンライン・都志見文太
監督:錦織 博・山本健介
脚本:都志見文太
キャラクター原案:種村有菜
CGチーフディレクター:井野元英二
キャラクターデザイン:宮崎 瞳
美術ボード:大久保錦一
色彩設計:三笠 修
総撮影監督・ルック開発:若林 優
編集:瀧川三智・須藤 瞳・仙土真希・山岸歩奈実
編集スーパーバイザー:西山 茂
音楽制作:ランティス
音響監督:濱野高年
制作:オレンジ
製作:劇場版アイナナ製作委員会
配給:バンダイナムコフィルムワークス・バンダイナムコオンライン・東映

【メインキャスト】
<IDOLiSH7>
七瀬 陸:小野賢章
和泉一織:増田俊樹
二階堂大和:白井悠介
和泉三月:代永 翼
四葉 環:KENN
逢坂壮五:阿部 敦
六弥ナギ:江口拓也
<TRIGGER>
八乙女 楽:羽多野 渉
九条 天:斉藤壮馬
十 龍之介:佐藤拓也
<Re:vale>
百:保志総一朗
千:立花慎之介
<ŹOOĻ>
亥清 悠:広瀬裕也
狗丸トウマ:木村 昴
棗 巳波:西山宏太朗
御堂虎於:近藤 隆


©BNOI/劇場版アイナナ製作委員会

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